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トップページ 知事記者会見 2015年3月19日知事記者会見

2015年3月19日知事記者会見

会見写真

今議会を終えて

 私からは3項目、お話しをさせていただきます。
 まず、先程、閉会いたしました2月定例会についてでございます。今議会では、地方創生・人口減少対策をはじめ、県政各般にわたり貴重なご意見をいただきました。こうしたご意見は、今後の県政に十分反映させてまいりたいと存じます。 
 晴れの国おかやま生き活きプランの中間年に当たる来年度は、県民の皆様に、目に見える形で成果をお示しし、変化を実感していただくことができるよう、平成26年度補正予算と平成27年度予算を一体的に執行し、教育の再生や地域経済の活性化、おかやま創生に向けて、切れ目なく取り組んでまいります。
 また、おかやま創生総合戦略(仮称)の策定に当たっては、市町村や大学、NPOなど様々な主体と意見交換を行いながら、今後目指すべき方向など人口の将来展望を提示し、広く県民と認識の共有を図ることで、より実効性のあるものとしてまいりたいと考えております。今後とも、誰もが前向きに挑戦でき、将来に希望が持てる岡山、すなわち、全ての県民が明るい笑顔で暮らす「生き活き岡山」の実現を目指して、全力で取り組んでまいります。

東和薬品株式会社岡山工場及びJFEスチール株式会社西日本製鉄所倉敷地区の拠点工場化投資について

 東和薬品株式会社岡山工場及びJFEスチール株式会社西日本製鉄所倉敷地区の拠点工場化投資についてでございます。お手元の配布資料のとおり、後発医薬品を製造する東和薬品株式会社が、勝田郡勝央町にある岡山工場に130億円を超える投資を行い、約220名の新規雇用が創出されることとなりました。今回の投資は、岡山工場の製造能力を倍増するとともに、主要品目の製造を大阪工場や山形工場から集約するものであり、これにより岡山工場が同社の拠点工場となるものであります。
 また、お手元の配付資料のとおり、JFEスチール株式会社が、原料運搬船から石炭を荷揚げする、国内最大級の荷役能力を持つ連続式アンローダーを西日本製鉄所倉敷地区へ新設することとなりました。倉敷地区では、製鉄原料の荷役能力がボトルネックとなっており、今回の設備投資は、荷役能力を向上させてさらなる拠点強化を図るものであります。同地区では、アンローダーの導入に加え、今後も、大規模な設備投資が計画されており、同地区全体の競争力強化・生産能力の増大につながるものと大いに期待しているところでございます。
 今回の二つの投資案件は、県北地域の活性化や水島コンビナートの競争力強化に大きく貢献するものであり、県経済の拡大発展に寄与するとともに、本県のプレゼンスを高めてくれるものと考えており、本年度創設した「拠点工場化等投資促進補助金」の認定を行うことといたします。今回の投資を含めると、本年度は680億円以上の投資を呼び込むことができ、900人を超える雇用を見込めることとなりました。投資については、統計のある過去15年間で最大でありまして、また、雇用創出数についても、今回の投資により過去15年間で最大となりました。なお、統計のない過去の投資状況についても調べてみましたが、投資額では、高度成長期の水島コンビナートへの大型立地以降屈指の規模であり、極めて大きな成果のあった一年間だったと考えております。
 企業誘致については、企業から多くの引き合いをいただいていることに加え、積極的な誘致活動や補助制度の充実、また、規制緩和などの取り組みが順調な成果となって現れたものと考えております。

玉島ハーバーアイランドへの企業誘致促進策について

 最後に、玉島ハーバーアイランドへの企業誘致促進策についてでございます。
 玉島ハーバーアイランドにつきましては、これまで大規模工場の誘致を念頭に面積要件を設けておりましたが、最近の景気の改善や、食料コンビナート構築を目指す企業の立地を契機に、関連企業などを中心にさらなる立地が期待できることから、この度、面積要件を緩和することといたします。具体的には、お手元の配布資料にありますとおり、区画によって、4ha以上や10ha以上といった面積要件がありましたが、基本的に面積要件を2ha以上とし、現下の企業ニーズに対応するため、一部には1ha以上とするエリアを設けることといたします。
 玉島ハーバーアイランドのある水島港は、国際拠点港湾として高い物流機能を有しておりますが、さらなる機能強化も着々と進められており、これまで以上に優れた操業環境が整えられつつあります。今回の面積要件の緩和により、チャンスを逃さず、1件でも多くの企業誘致を実現してまいりたいと存じます。
 私からは以上でございます。

質疑応答

記者)
 今日の議会で竹井教育長を新教育長とされましたけれども、新制度に移行するに当たって教育長をかえるということで、教育改革をより進めるような選択肢も十分あったかと思うんですけども、その中で竹井さんをあえて再任という言い方はふさわしくないかもしれませんが、任命されたということについてはどのような狙いがあったのでしょうか。

知事)
 そうですね。当然私には選択肢があったわけでありますけれども、竹井教育長、私2年4カ月一緒に仕事をさせていただいたわけでありますけれども、まず非常に現場のことをよく知っている。かつまた、もう知っているからということでやめにするのではなくて、定期的に現場に足を運ぶ、かなり忙しいはずなんですけれども、その努力をしている。それぞれのレベル、私ですとか、教育委員の皆さんですとか、それぞれの市町村の教育関係の皆さん、当然教育長が大事なわけですけれども、そういった方とのコミュニケーションについて非常に努力をされている。あともう一つ、非常に肝が据わっている。この教育にかける熱意、本当に命をかけているなということがひしひしと伝わってくる。私はその熱意にかけたわけであります。
 今回、教育委員長と教育長を兼ねる新教育長ということでありますけれども、竹井さんがこれまで頑張ってきた、予算が十分でなかったり、人員が十分でなかったり、いろいろな制約があったりしてまだ成果が十分出ていないわけですけれども、是非私は竹井新教育長と一緒になって岡山の教育、必ず復活させたいと考えております。

記者)
 先日発表があった少年の非行率の件なんですが、全国ワーストという結果になったんですが、まずはこの結果について知事はどうお考えですか。

知事)
 一言で言えば残念であります。岡山県の非行率の数字は毎年改善をしているわけであります。10.7から9.4、今回8.8ということでありますけれども、他の県の改善が非常に良かったということで、相対的にワーストが3年連続になってしまった。これがいいわけはありませんので、とにかくできる施策を総動員をして、この数字を減らしていきたいと思っています。学校警察連絡室とか、他県ではないような思い切った試みもしています。すぐに成果が出ていないかもしれませんけれども、実際に警察官が回っている学校の中には問題が激減した学校も出ておりまして、是非このうまくいった取り組みを広げていきたい。本当に恥ずかしい数字ですから、できるだけ早く下げていきたいと思います。

記者)
 今回のこの結果を受けて、今後さらに力を入れたりだとか、新しい取組をするようなお考えというのはありますか。

知事)
 実際、数字自体は下がっていますので、我々がやっている取組の方向性は間違っていないと考えています。防犯カメラの設置に関しましても100台を200台に倍増させていただいたり、今の予算制約の中では最大限やっていると思っております。これからも次に何が必要なのか考えてまいりたいと思っておりますが、基本、今やっている方向で着実に仕事をしたいと考えています。

記者)
 東京のアンテナショップで開店から半年を迎えると思うんですけれども、これまでの半年の成果についてどう受けとめていますか。

知事)
 そうですね。無事オープンしまして、売り上げ、入客数のほうですが、大ざっぱに言えば順調だと思っております。細かく言いますと、客数のほうが非常に好調で、売り上げについては入場客数と比べると少し低いなということを聞いております。私とすれば、これは逆よりいいなと思っておりまして、運営している稲田屋さんからすると売り上げはすごく大事ですが、我々からすると売り上げも大事なんですけれども、たくさんの方が来て、見ていただく、体験をしていただくということが大事です。売り上げだけ上げようとすれば、実はいろいろ策がありまして、売れているものばかり並べる。新しいものはできるだけ並べないというのが売上向上、売上安定には一番いい。これは私が以前流通業者をやっていたんでよくわかるんですけれども、我々とすれば今関東で、もしくは全国、県外で知られていないものについて是非知っていただきたい。だからこそ県費を使ってあそこにアンテナショップをつくったということですので、新しいものをどんどん紹介してもらうようにお願いをしておりまして、それは売り上げを最大限上げるっていうこととは方向は違うんですけれども、これだけ反響を呼んでいて、お客様からの評判もいい、また出店者の方もすごくいろんな反応があった、もしくは教えてもらったというお話を随分いただいていますので、非常に順調に半年間来たんではないかな、自己採点がちょっと甘いかもしれませんけれども。改善すべきところはしっかり改善していきたいと思っています。

記者)
 今、その改善すべきところというのは何か具体的にお考えですか。

知事)
 どういう周期で新しい商品に回していくのかということについては、これからいろいろ工夫を、今じゃだめで短くするべきだ、長くするべきだということを私が知っているということではなくて、それぞれメリット、デメリットがありますので、どういう頻度でどれぐらいの幅で商品を入れ替えていくのかということについては、ベストのタイミングをこれから試行錯誤で見つけてもらいたいということと、新しくチャレンジをした商品、会社が適切なフィードバックを受けるということが大事ですので、どうやってお店に来られた方の率直な思い、もうちょっと小さかったらいいのにな、味が濃かったなとか、いやこれはおいしいな、びっくりしたとかっていうことが、できるだけ業者もしくは会社は違っても同じタイプの商品を扱っている皆さんにフィードバックされるか工夫をしてもらいたいと思います。

記者)
 改めて、今後どういう役割を果たしてほしいですか。

知事)
 アンテナショップは情報の発信拠点であり、受信拠点でもあります。皆さんも御案内のとおり、岡山県は知名度、認知度が低いわけですから、低いからこそ、このアンテナショップの意義というのは他県と比べて2割増し、3割増しであると思っています。しかも、これまでなかったわけですので、本当に存分に活用をして岡山の産業、農業、観光のためにしっかり働いてもらいたいと思います。

記者)
 先般、中山間地域の小規模高齢化集落の調査結果が出たわけですけれども、知事はこの結果についてどのように受けとめていらっしゃいますか。

知事)
 中山間地域の小規模高齢化集落が増えている、率も上がっているということについては、率直に大変な数字だという思いをしました。あと居住地域に愛着がある方の率、それから住み続けたいと言われている方の率が非常に高いということについては安堵をいたしました。それぞれの方にとっては非常に大事な場所なんだな、行けばそういう方が多いのは体感していますけれども、ただそういう方が出てお話をされているのかもしれませんし、自分としてよく分かっていなかったりする。こういう形でアンケートを通じて、本当に住んでいる方にとっても大事な場所なんだということを思ったわけであります。
 あともう一つ、要望ということでいろいろあるわけですけれども、鳥獣害被害というものについて本当に関心が高いということ。あと移住、もっと若い人たちが来やすいように、来れるようにしてほしい、また来てくれない一つの理由は雇用がないということなので、雇用をしっかりつくってほしいというふうに言われる。それが3大要望ということに率からするとなっていたわけなんですけれども、そうだろうなというふうに思いましたし、我々やれることがある。私はとにかく産業振興、それも水島だけでなく、それぞれの地域でそれぞれの分野の産業を振興することで、私は岡山県もっともっと元気になると信じておりますし、それを自分なりに強力にやっているわけです。これは本当に必要なことだと思っている次第であります。

記者)
 その関連で、地方版の総合戦略を今年度、岡山県は秋を目途ということなんですけれども、その中で中山間地域を活性化するための施策や事業について、現時点でどのような考えをお持ちでしょうか。

知事)
 今回素案を発表させていただき、これはデータをもとにした非常にフラット、ニュートラルなものでありまして、これから市町村、地域の方々、NPOの方々、大学関係者、いろんな方の御意見、思いを盛り込んで政策をつくることにいたしております。それは地域別の戦略ということではなくて、岡山県として戦略をつくりますので、それぞれの地域ということであれば市町村がつくる戦略と完全な整合性、例えば人口推計の数字の整合性まではとらないわけですけれども、方向性としてできるだけ同じ方向を向いてという整合性をとる中で議論になっていくのではないかと思っております。これからいろんなものを盛り込んでいきますので、これは盛り込む、これは盛り込むつもりはないということを私がここでお話しするつもりはありませんけれども、いろんな方からの御意見が盛り込まれることになろうかと思います。

記者)
 予算の中では集落のあり方の調査研究がありまして、そこでは集落の集約も含めた検討というような文言があるんですけれど、それについてはいかがでしょうか。

知事)
 中山間地域の集落について、今回の調査も含め、それぞれの市町村で定義も違いますし、そもそも状況も随分違うということを聞いております。それぞれ違う集落、現状ですとか深刻さが違うわけですから、1つのやり方でみんなよくなるとはとても思いません。それぞれの方の意向ということもあるでしょうし。私自身が考えなければいけないのが、これまでの5年前から10年前からしっかり頑張ってきた。でも、厳しい集落の数が増えている、人口が高齢化し減少している、これは事実であります。これまでのやり方、これまでの努力は当然続けるわけですけれども、これまでのやり方で顕著な改善が見えないということであれば、それ以外のことについて考えておく、研究しておくというのは非常に大事な考え方だと私は思っていますし、それをしないというのはむしろ無責任なやり方というふうに思っています。当然いろいろなやり方についてその集落にいらっしゃる方々の思いですとか、同意がなければどういうやり方であっても動くわけがないわけでありまして、実際にどうするかというよりも、我々いろんなことをあらかじめ研究しておくということでございます。

記者)
 玉島ハーバーの要件緩和の件ですが、例えば、今要件がネックになってストップしているような案件が、今回緩和されることによってまた前に進み出していくような、手応えみたいなものがありますでしょうか。

知事)
 実際、今でもあるそうでありますし、残念なのは過去に随分あったという話を聞いております。例えば1.5ヘクタールなんだけどどうかということで、ごめんなさいとお断りをして、他県でつくられた事例も担当部局がいくつか把握しているようでありまして、確かに何かぽつりぽつりと無秩序に工場ができると、その後大きい工場をつくるときに困ってしまうわけですけれども、きちんと区画を工夫をして分譲すれば、比較的小さい工場が来たからといって、将来大工場の話が来たときに困るということにはならないという今回の判断でございます。これまでちょっと残念なことはあったんですけど、これからはきちんと取りこぼしなく、玉島ハーバーアイランドにお越しいただけるようにしたいと思っています。

記者)
 観光行政についてお伺いしたいことが幾つかあります。まず、1点目なんですけれども、日銀の金融経済リポートに隣県と比べて岡山県の観光客数の入り込みなどが負けている状態の指摘がありました。先ほどお話にもありましたが、岡山県の認知度というものが全国的には低い状態にあります。この現状についての御感想とこれまで行われてきた観光客の誘致ですとかPR活動についての評価というものをお伺いします。

知事)
 観光につきましては、岡山県も頑張っているつもり、私の就任前も就任後も頑張っているつもりだと思うんですけれども、実際に他県と比べて数字を拾ってみますと、他県でこの周辺地域、伸びているところが多いにもかかわらず岡山県だけ下がっている。私もレポートを読ませていただきました。あのてのグラフはどこを出発点にするかで随分印象が違ったりするんですけれども、ちょっと調べてみまして、どこを出発点にしてもやはり岡山県は落ちているんです。一貫して落ちていますから、これは印象操作で岡山県がひどい目に遭ったというよりも、やはり岡山県は他と競り負けているというのが客観的な分析であろうと思っております。これについては、これまでずっと一生懸命やってきたんだと思うんですけれども、結果については謙虚に反省をしなければいけないと思っています。
 私の見える範囲で申し上げますと、私が就任直後の25年度で観光課の予算が1億5,000万円で、観光課以外でも観光関連予算を全部足しても3億5,000万円程度ということで、絶対額としても近隣県に随分見劣りをしていますし、岡山県の観光消費額1,300億円と比べても随分小さい割合ですし、岡山県のどれを比べてもやはりこれは本当にもったいない。私自身の認識では観光予算というのは、岡山県にとって非常に大切な産業である観光産業のための宣伝広告費、販促費だと思っておりまして、販促費が足りないがゆえにポテンシャルを生かし切れていないということについて、非常に残念に思って、まず予算を倍増をさせていただきました。今回、提案して、先ほど議決をいただきました予算では、国からの特別な措置もありまして、一応そこからまた3倍の22億円ということになっております。次の年にそのレベルの維持は多分難しいと思いますけれども、少なくともこれまでよりも随分レベルの違う投資をしまして、観光客の誘致を図っていきたいと思っております。来年はデスティネーションキャンペーンも予定をされていまして、是非県外の方に岡山の魅力を久しぶりに発見をしていただきたいと思っております。
 あともう一つは、せっかく我々は呼びたい呼びたいというふうに言っているにもかかわらず、外の方から見ると呼びたいと本当に思っているのというようなことも多々あります。これは誰が悪いというわけではないんですけれども、例えば、皆さん御存じのとおり後楽園と岡山城、観光客からするとセットですし、歴史的にも全くセットのものなのに、たまたまの経緯で後楽園は県が、岡山城は市が所有、管理をしているということで入場券が違うだとか、夜間のライトアップをするときの日程も違う、時刻も違うというのは、これはほとんど観光客からすると嫌がらせのようなことに見えるんじゃないかと、もともと客商売をしていた人間からすると見えるわけでございます。幸い大森市長からの御提案、御協力によりまして、そういった外から見て明らかにもったいないだろうというものについては少しずつ解消が進んでいると考えています。まだまだやれることはいっぱいありますので、せっかくの岡山のポテンシャルを生かしていきたいと思っています。

記者)
 よろしいですか。関連してなんですが、今ちょっとお話にも出たんですけど、22億円、今回観光関連にかけられたものが多いと思うんですが、国庫を含めてなんですが、デスティネーションキャンペーンとかの話もあったんですけれど、今回そうやって予算を割いていろいろ行政を進めていく中で最も課題といいますか、ここを直さなければ観光行政がより良い方向に進まないというふうなところがあればお聞かせください。

知事)
 県庁のほうでやらなければいけないところについては、我々の権限で進めることができるので、目についているところは手をつけることができる。あと、我々が見えていない、理解できていないこともあるはずです。それについては、いろいろ外から教えていただいたりして動いているわけなんですけども、ただ観光に関して言えば、もともと客商売であった私からすると、いい場所、いい観光資源をお持ちの地区ほどその現状にあぐらをかくことが多いのかなと思ってみたりもします。例えば、温泉。岡山でいい温泉が幾つもありまして、行くときにはできるだけ泊まって、そこの皆さんとお話をするように努めているつもりなんですけれども、あるとき県北ですけれども美作三湯のうちの一つで泊まって話をしたときに、それぞれの旅館は素晴らしいけれども囲い込みがちょっと強過ぎるんじゃないかということは申し上げました。ここに泊まったらお風呂もここに入って、お土産もここで買って、夜御飯もここで食べてっていうことで、結構なお客さんがその温泉に行くのに、夜誰もそこを歩いていない。これは外から来た人からするとちょっと残念なことで、その逆で言えば、例えば、京都の鴨川の横の先斗町のあたりなんていったら狭い路地みたいなところにわっとお店があって、そこをみんなそぞろ歩きしているなんていったら、本当にすてきな光景なんですけれども、それを全部建物の中に囲い込んじゃったら、そぞろ歩きの絵が見えない。本当にがらんとして、建物の中には何百人も人がいたとしても、それはそれぞれのホテルの利害を考えるとわかるんだけれども、その地域の魅力を考えると、本当にもったいないことですよねっていうお話をしました。何か例えばここに泊まるんだったら、他の外のお風呂1カ所タダで入れますよといって、お互い別のお風呂をお試し合いすることができるようにするだけで、随分浴衣姿の人がそのあたりをうろうろするんじゃないですかみたいな話もしたんですけれども、これは商店街とイオンモールみたいなモールの違いもある、似たようなことだと思うんですけれども、今調子の悪い商店街っていうのは全体の雰囲気がどうであるかは別として、自分はここにゲームセンターを置きたいそれが一番儲かるというのと、全体でやっていると、いやいやそんなところにいきなりパチンコ屋とかゲームセンターを置かれると全体の商店街の雰囲気が違ってくるよねっていうことで、全体最適の調整ができる。そういうところをどういうふうにして、来られた方がほっとするような、また来たくなるような感じにそれぞれ少しずつ調整をするか。九州のあたりの非常に評判がいい温泉街っていうのは、そういうところがうまくいっているっていう話も聞くんですけれども、なかなか簡単ではないんですけれども、是非来られた方に喜んでいただくためにちょっとずつ工夫をする、我慢をするっていうことも考えてもいいんじゃないかと思っています。

記者)
 最後なんですが、3点目なんですけど、観光業務にかかわっていらっしゃる各民間の方々の努力ももちろんですが、なかなか当事者同士でうまくいかないところもあると思うんですね。そういう意味で、行政としてそのあたりのうまく橋渡しといいますか、そういったところでの役割とか、できることっていうのは何か考えていらっしゃいますか。

知事)
 例えば県の観光課の人数は、大変少ない人数です。十数人のレベルですので、なかなか手足としていろんな人たちのところに行って相談に乗ったり、橋渡しをするということにはなっていません。それぞれの観光協会とかの役割が大きいんだろうと思うんですけれども、地域によっては観光協会のトップに非常に若くて元気な人が就任をして、いろんな改善を矢継ぎ早にしている例というものが、例えば高梁市は若い観光協会の会長さんが天空の城備中松山城をもっともっと行きやすくするためにいろんな工夫をされていますけれども、我々も当然努力をするんですけれども、いろんな人を巻き込んで変化が起きてくればいいなと考えています。

記者)
 知事もされている「もんげーバッジ」がもんげー売れているというということですが、これについてのお気持ちを。それと、4月以降にまた売り出される予定があったりするのか、そういった展開についてもちょっとお伺いします。

知事)
 売れているっていうお話で大変ありがたく思います。とにかく何がうまくいくのか分からないけれども、とりあえずいろいろやってみようということで、妖怪ウォッチがこんなに流行っているんだからということで、「もんげー」ということを使わせていただいています。もっと何かいろんなやり方もあるのかもしれませんし、こんな程度のことがどの程度いいのかわからないんですけれども、認知度が低いだとか、愛着度が低いだとか、これは鶏と卵みたいなところがあって、どこから打開するかっていうときにこんなちっちゃなことでも何かバッジをつけて、何か盛り上げようとしているんだということを伝えられる、仲間だねみたいな。どこからでも私は改善はできると思ってまして、ありがたく思ってます。次、どうなるのか、この「もんげーバッジ」についても、追加でするのかどうか今のところは聞いてないんですけれども、売り切れたらそれまでに買った人はすごくラッキーっていうことになると思います。

記者)
 あと、「もんげーボーイズ」の感想を聞かせてください。

知事)
 千鳥のお二人の温情のおかげで、ひどいことにならずに第1回を終えたわけですけれども、私はいつでも受けて立つみたいなことなんですが、私より千鳥さんがお忙しいとのことですので、また機会があれば「もんげーボーイズ」としての活動も私とすれば続けたいと思っています。

司会)
 それでは、以上をもちまして知事定例記者会見を終了いたします。

知事)
 ありがとうございました。

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