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トップページ 知事記者会見 2014年11月14日知事記者会見

2014年11月14日知事記者会見

会見写真

平成27年度予算編成方針について

 みなさんおはようございます。私からは3項目お話しをさせていただきます。
 まず、平成27年度予算編成方針についてでございます。本日、平成27年度予算編成方針を通達することとしており、その概要についてご説明させていただきます。
 お手元資料「平成27年度予算編成方針の骨子」をご覧ください。まず、予算編成に当たっての基本方針でありますが、平成27年度は、「晴れの国おかやま生き活きプラン」に基づき、教育再生や産業振興をはじめとする各種施策に全力で取り組み、プランの目標について目に見える形で結果を出すとともに、県民にその成果を実感してもらえることを目指して予算編成することとしております。
 次に、要求基準でありますが、基本方針を踏まえ、プランに掲げた3つの重点戦略などに基づき重点的に推進する施策・事業、特に人口減少問題など喫緊の課題を克服するためのものについては、重点的に財源を配分することとしております。具体的には、一般行政経費について、別紙「平成27年度重点的に推進すべき施策に関する方針」を踏まえた事業については、所要額の要求を認めることとしており、その財源確保のため、産業労働部、教育委員会は一般財源ベースで平成26年度当初予算額の同額、その他の部局については98%を要求上限とするなどの要求基準を設けております。
 また、この予算編成方針の別紙は、プランに掲げた3つの重点戦略ごとに、来年度に重点的に推進すべき施策の方向性を示しており、特に、喫緊の課題である人口減少問題については、その克服のため、プロジェクトチームにおける検討を踏まえつつ、少子化対策はもとより、人口流出に歯止めをかける取組である企業誘致の推進や雇用の確保などの施策を強力に推進することとしております。
 来年度予算編成に当たっては、「生き活き岡山」の実現に向け、プランに掲げた目標について、更に取組を加速し、本県に好循環をもたらし、将来の発展につながる事業などにしっかりと取り組んでまいりたいと存じます。なお、企業誘致に関しては、大学卒業者の受け皿をさらに拡大するためにも、これまでの事業・製造部門に加え、本社機能が県内に集積していくことが重要であります。これについては、既に岡山市も取り組まれているので、今後、県と市が連携して取り組むよう、申し上げたいと考えております。

三栄源エフ・エフ・アイ(株)岡山工場の拠点工場化について

 次に、三栄源エフ・エフ・アイ株式会社岡山工場の拠点工場化についてでございます。
 真庭市で食品添加物の天然色素などを製造する三栄源エフ・エフ・アイ株式会社が、これまで大阪府豊中市の本社工場で製造していた食品香料などについて、主力となる製造施設や検査及び研究開発施設を岡山工場の敷地内に新設いたします。これは、大阪府にある本社工場の一部機能を岡山工場に移転するものであり、この移転によって岡山工場は同社の拠点工場となるものでございます。既に立地いただいている企業が、国内に複数ある生産拠点を岡山県へ集約したり、岡山工場のマザー工場化を進める取組を支援するための補助金を本年度から創設しましたが、本件が初の適用となります。
 岡山工場の拠点化を決意いただいた決め手は、本県が地震や台風などの自然災害が少ないこと、原料や製品の輸送に有利な高速道路網があったこと、さらには、企業の拠点工場化を後押しする支援制度があったことなどを、総合的に評価いただいた結果ではないかと考えており、「岡山工場に投資をしてよかった」と思っていただけるよう、県と真庭市で連携しながらしっかりとバックアップしてまいりたいと存じます。

農業普及指導センター組織の見直し案について

 最後に、農業普及指導センター組織の見直し案についてでございます。
 市町村、農業団体、農業者の方々の御意見や県議会での御議論を踏まえ、この度、農業普及指導センター組織の見直し案を取りまとめました。
 まず、お手元の資料の1ページをご覧ください。今回の見直しは、農業を取り巻く環境変化などを踏まえ、専門的機能の強化や地域に密着した現場指導機能の維持などを通じて、儲かる産業としての農業を強力に推進する、専門性と対応力を備えた組織の実現を目指すものでございます。
 資料の3ページをご覧ください。見直しによる新たな体制は、現在の9カ所の体制を維持しつつ、主として地域に密着した農業者指導などを担当する5カ所の農業普及指導センターと、広域的に対応する業務などを集約し、専門的機能を強化した4カ所の広域農業普及指導センターに再編するとともに、農林水産総合センター普及連携部の体制強化も図り、各センターが相互に連携しながら、普及指導活動を推進することとしております。
 資料の7ページをご覧ください。見直し後の具体的な組織体制ですが、県民局など既存機関の所管区域などを踏まえ、4つの広域エリアを設定し、各エリアごとに広域農業普及指導センターを創設するとともに、これまでの場所に5つの農業普及指導センターを設置することとしております。
 以上、こうした見直し内容について、今後関係者の方々へ御説明し、県議会でも御議論いただいた上で、平成27年4月から実施してまいりたいと存じます。
 私からは、以上でございます。

質疑応答

記者)
 知事の予算編成方針とも内容が重なる部分があると思うんですけども、御就任から任期折り返しを過ぎられて、改めて今後の2年間で知事としてはどういうようなことに取り組まれていくかということをお聞かせください。

知事)
 就任してから2年が経ちました。予算がなくてもできることはあるだろうと工夫をしてもらうように言い続けてきました。今、ひとり1改善ということで、これまでで約1,200件の改善が上がってきまして、そのうちの何割かは、既に実行されているわけですけれども、予算が無くてもできることはいっぱいあるということに加えて、今年の4月からは、私が1年間言い続けてきたことを踏まえた新しい予算が動き始めまして、当然ながら予算が無い状態でやるよりも、お金がついた新しい事業ということになるといろいろなものが動き出したということを実感をしております。まだ、私の思いが入った予算が動き始めてから半年強しか経っておりませんので、是非これをしっかり進めていきたい。
 当然、今進んでいる事業を1年を待たずして細かい見直しを入れている事業は、私が知っているものだけでも幾つかありますけれども、1年終わった時点で、27年度予算というのはPDCAサイクルを回す非常に大事な機会でありますので、1回回してみた、当然予算を立てるのは1年経ってから立てるわけですが、半年強回した時点での知見を踏まえてきちんと改善した形で予算を立てる、執行していく。何とか改善を積み上げていきたい、県民の皆さんから変化を実感してもらえるようにしたい。
 それに当たって、とにかく好循環のもとになるものを意識して頑張ってもらいたい。全てのことの好循環のもとは、私は産業と教育だということをとなえて選挙を戦ったわけであります。福祉、医療ということを考えても、やはり税収、雇用がなければ絵に描いた餅になるということなんです。例えば、病院が足りない、病気になったときにすぐ行けないということがあっても、そもそも病気にしないというほうが大事で、両方大事なんですけれども、そのためにも予防できる病気、例えば生活習慣病にさせないための取組というのは、本当に大事なことであります。できるだけ大もとに遡って、問題を起こさせない。例えば、刑法犯の認知件数を減らしていくということでも、そういうことをしそうな人を育てないというところが大事でありまして、やはり教育に戻ってくるわけなんですけれども、いろいろ困ることが起きないような、根っこのところにいかに取り組んでいくか。そこから好循環を起こしていくか、そういったことにきちんと取り組んで、結果の見える2年間にしていきたいと思っています。

記者)
 根っこの部分というのは、やはり喫緊の課題である少子化であったり、人口減少であったりするわけですね。

知事)
 これを解決することがいろいろな分野に波及をしていく、もしくは将来に非常に大きな影響を与える、もしくは好循環のもとになる、そういうところにできるだけ働きかけていきたいと思います。

記者)
 農業普及指導センターの見直しのことで教えてください。狙いは儲かる産業として農業を進めるということでしたけども、知事がいつも言われている行政経費の削減、行政改革という意味はないんですか、そこら辺のことを教えてください。

知事)
 私は、常に見直しというものは全ての分野で必要であろう、これは不断の活動だと思っていますけれども、今回の農業普及指導センターの見直しというのは、コスト削減というよりも、儲かる産業としての農業の強化ということに主題が置かれています。
 今の農業に限らず、私自身うまくいっているものをあえて壊すというのはよくないと思っていまして、私がいろいろなものに手をつけているように思っている方もいらっしゃいますけど、そうではありません。半分以上のものはうまくいっているので、そのままにしているわけですけれども、農業ということに関しては、私はうまくいっていると思っていません。もし、農業がうまくいっているのであれば、農業従事者の平均年齢が70歳になったりしませんし、耕作放棄地が農地の2割に近いところまでなったりしませんし、担い手、新しい若い人たちが入ってこないということも起きないと思っています。農業には改善の余地がまだまだいっぱいあると思っています。これからの農業を考えるに当たって、指導センターも変わっていかなければいけない、そういう問題意識から起きています。

記者)
 さっき人口減少問題のことをおっしゃいましたけど、2回目の会議、プロジェクトチームが開かれましたけれども、それは頭撮りだけで全体の議論は取材できないという状況に置かれてるんですけれども、そもそもはプロセスが漏れると余りよくないということをおっしゃるんですけれども、人口減少問題自体が県民であるとか国民全体で議論しないといけないもので、ああでもない、こうでもないも見せてもいいと思うんですけども、結果として今そういうふうな状況でプロジェクトチームは進んでいて、取材する側からしたら、それじゃ大したことやんないなというふうになると思うんですけども、いろんな思考過程が見えて、その上でいろんな議論が出てくるといいと思うんですけども、今そういうふうなプロジェクトチームの会議の開催方法としていることは、知事は御存じであったり、それでいいというふうな御認識でしょうか。

知事)
 知っています。私自身、物事をオープンにするということは、基本的にいいことだと思っていますけれども、ただ、議論の過程でできるだけフランクに思ったことを自由に発言するというのは、すばらしいことだと思っています。
 ブレーンストーミングでもよく言われるのが、どんなばかげているように思えることでも否定をしないということや、あいつこんなばかなこと言ったんだよみたいなことを外に漏らさないということがすごく大事だと。一見、そんな素人臭いこと言ってということが、後になってすごくいいアイデアに結びついたっていうのはよくある話ですけれども、ちょっとそれに似ていて、本当にばかげたようなことも含めて、もしくは根本的なそもそもどうなんだろうかなとか、もしくは自分の所管しているところの思いからすると別なんだけど、個人とすればこういうのはどうかなみたいな、立場を離れた発言も私としては期待をしています。そこでいろんなアイデアが出てきて、でも実際に動くのは責任ある主体として動いていくんだから、いろいろアイデアを出した後で自分たちの立場とか現実を踏まえて、より現実的な動かせるアイデアに絞っていくというのが、本当にアイデアを出して実行する秘訣ということからすると、これは人に見られてる、ちょっとこれは止めておこうということはよくあることです。私は会社で会議をしてるときでも、絶対外に出さないから、ばかな話もしてみてよというふうに奨励したことも多々ありましたし、記者の皆さんが入ることは究極にオープンですから、そうなるとついついおとなしい大人の議論というか、普段言ってることしか出てこないというのは、大きな問題で何とか現場の知恵、それぞれのいろんな人の知見を持ち寄って、これまで考えてなかったことも含めてアイデアを出そうということからすれば、私は別にクローズであっても構わないと思います。実際にやろうとすることについては、当然オープンにしていくべきだと思います。

記者)
 拠点工場化、マザー工場の件で、補助金も知事が強い思いを持って述べられたかと思うんですけれども適用第1号ということで、ご所感をいただけますでしょうか。

知事)
 私自身、工場が岡山に来てくれる、その中でも機能の高いもの、よりほかの工場、海外の工場も含めて指導的な立場になる高い技術を持っている、もしくは研究開発の機能を持っている、そういった工場に来ていただける、そのような工場にしてもらえるということは、岡山の将来にとってすごく大事だと思っています。今日申し上げた本社機能の集積についても、より安定性があってより高度な職業を提供してくれる主体に来てもらいたいという思いで、マザー工場化の支援を始めたところであります。
 実際に、その第1号が今回できたということで非常にうれしいですし、これを契機にできるだけ早く第2号、第3号も続けていきたいと思っています。ただ製造をするだけということになると、場合によっては海外の工場のほうがコストが安いという場面もあるかと思いますけれども、海外の工場も含めた指導をする工場というのは、多くの企業が、大企業も含めて国内に残したい。そこでいろんな試行錯誤、研究開発をした結果を海外の工場にも伝えていくというマザー工場というのは、国内にしっかりしたものを残したい会社がほとんどでありますので、岡山はそういった機能を狙っていきたいと思っています。

記者)
 予算編成の話なんですけども、あえて2番として大きく取り上げる人口減少問題のことについてなんですけども、具体的に知事が持たれているイメージみたいなものと、それと方向性として、例えば新規事業がバンバン出てくるようになるのか、それとも今のものに改めて付け足すのか、その辺をもうちょっとわかりやすく言っていただければありがたいのですが。

知事)
 人口減少問題について、私は、実は選挙をする前から強く危機感を持っておりまして、民間人としていろんな勉強会に出ているときに、人口問題と財政問題というのは日本にとってものすごく大きなリスクだということは、いろんな人と議論をしていたことであります。今回、日本創成会議、増田元総務大臣のプレゼンテーションをきっかけに非常に大きな問題になっているというのは、それがあったから我々が追いかけているというよりも、大きな問題なんだけれども、これは生活習慣病みたいなもので、今年そんなすごいことにはならないっていうことで、少しずつ毎年事態が悪化していって、気づいたときには対策が20年遅れになるようなタイプのものであるだけに、どうやって皆さんに本当の重要性をお伝えして、きちんと動かせていくのかということにむしろ頭を悩ませてきましたので、子育て同盟を若手の知事でつくって、もっともっと広げていこう、PRしていこうということを努力していたわけですけれども、我々の努力の数倍、数十倍のインパクトで、増田元総務大臣、元知事が日本全国にこの問題の大事さを伝えてくれた、本当にうれしく思っています。是非この機会を捉えて、本当に大きな問題ですから、しっかりと取り組んでいきたいと思っています。
 人口減少問題と少子化問題は、非常に密接に関係していますけれども一緒ではありません。少子化が人口減少の大もとになったわけですけれども、少子化が積み上がって人口減少問題になっていますので、もし魔法が起きて、明日から日本全体の合計特殊出生率が2.0を回復したとしても、これからずっと長い間、日本は人口が減り続けます。10年、20年減り続けます。そういうことですから、少子化対策、つまり、より少ない人口で地域を回していく、福祉を回していく、医療を回していくということは、子どもを増やしていく対策が成功するしないに関わらず、考えていかなければならない現実的な問題です。子どもを増やす取組というのは、30年後、50年後、もっと先の日本を考えたときに非常に大事な問題ですので、1つの問題のようでいて実は時間軸の違う2つの問題に取り組んでいるということですので、きちんと意識をして取り組まなければいけないと思っています。
 新規施策が出てくるかどうかということなんですけれど、先ほどのPTの話とも絡むんですけれども、是非これまで考えていなかったことも含めていろいろな案を出していただきたい。非常に有効な手があるのであれば、新規の施策もたくさん出てくるでしょうし、大きなものも出てくるでしょうし、中々そういうものが出てこないというのであれば、これまでやっているものを組み合わせたり、多少強化したりして、取り敢えず回していくことになるかもしれません。この大事な問題に有効に取り組むような施策案を、これまでの考え方にとらわれずに出していただきたいと思っています。

記者)
 これは2として、産業と教育とは全く別個として、大枠でつくられているということは、予算編成もそういう考えで、基本的には最優先でこれに配分していくというか、これを中心にやっていくというお考えでよろしいでしょうか。

知事)
 生き活きプランにもともとある2本の柱と県民生活の3本目の柱、この構造が変わるわけではありません。しかしながら、インフラとして人口減少問題というのは非常に大事ですので、これまでも例えば治安というものは、1本の柱にはなかったんですけれども、それを大きく支える非常に大事なインフラだというふうに捉えておりますけれども、私の中のイメージで言えばそれに近いものがあります。人口が維持できて初めていろいろなものがきちんと回っていくということですので、特出しはしているのですが、産業、教育に並ぶ柱をつくるというわけではありません。

記者)
 予算編成の関係で、冒頭、基本方針でプランの目標について目に見える形で結果を出すというように言われていました。今回、知事は27年度で3回目の予算編成ということで、この記述は初めて見るんですが、より結果を出すことにこだわる予算にしたいという思いからでしょうか。

知事)
 一番最初のときには知事に就任したてで、ほぼでき上がったものを踏襲した形になりました。この4月からの26年度予算が、初めて私の意思が入った予算ということであるんですけれども、意思の入った2年目の予算、これはしっかり結果を出していかなければいけないと思っています。

記者)
 今、国政のほうで衆議院の解散、総選挙が取り沙汰されています。報道ベースが中心ですが、今それによると19日の解散で12月14日の選挙ということですが、このタイミングでの解散、これについて知事はどのようにお考えですか。

知事)
 解散については、私の権限ではありません。総理の専権事項ですので、私が申し上げることはほとんどありませんけれども、このタイミングでは政府の予算編成は多分遅れることになると思います。そのタイミングで解散、総選挙が行われるとするならば。県の予算を立てるに当たっても当然影響を受けるわけでありますけれども、ちょうど2年前も大体このようなタイミングであったというわけでありまして、その時の経験も踏まえながら、県民生活にできるだけ影響が及ばないようにきちんと我々対処していきたいと思います。

司会)
 それでは、以上をもちまして知事定例記者会見を終了いたします。

知事)
 ありがとうございました。

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