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2014年4月25日知事記者会見

会見写真

瀬戸内海国立公園指定80周年関連事業について

瀬戸内海国立公園が指定されて80周年を迎え、これを契機に瀬戸内海の美しい景観や伝統を多くの皆さんに改めて実感してもらうため、関係市町村・記念事業実行委員会などと連携してイベントを行い、80周年を盛り上げてまいります。
 県では、県内外の観光客に自然体験などを通じて地域の魅力を伝えるエコツアーを予定しており、現在、ツアーを実施する旅行会社を選定するため、企画を公募しているところでございます。
 また、お手元にパンフレットを配布しておりますが、香川県、JRと連携して「岡山・香川めぐって瀬戸内」に取り組んでおります。岡山と四国の記念イベントを紹介するとともに、4月19日から9月30日まで開催する、周遊スタンプラリーに参加していただくと、岡山・香川のご当地グッズが抽選で当たるものです。ゴールデンウィークや夏休みを利用して、多くの方に瀬戸内の魅力を体感していただきたいと思います。
 私からは以上でございます。

質疑応答

記者)
 頑張る学校応援事業なんですが、市長と教育長、あと校長に簡単な事業の説明をされたかと思うんですが、おおむね意見としては、そのスキームについては異論が出ているのかなということが1つあるんですが、それについては何点か質問あるんですが、まずはそれについてはどう受け止められていますか。

知事)
 私自身、その会議に出席しているわけではないんですけれども、その報告を聞きますと、確かに異論が出ている。ただ、実際、肯定的な意見も参加者の中には多くて、異論のある方が一部発言をされている。また、その異論がほとんど報道されているということで、報道では何か反論ばかりということなんですけれども、実際には数で言えば理解してくださっている、応援してくださっている方もたくさんいらっしゃるという報告を受けています。
 あと、そもそもこれについて、私も全く反論がないと予想したわけではないんですけれども、それぞれの地域、現場で起きている、もうみんな忙しくて大変なんですけれども、その中で非常に工夫をして頑張っている、しかも成果が出始めている、そういう取組を紹介し広げていくっていうことは大切なことですので、まだ御理解が十分いただけていない場合もあるかもしれませんけれども、引き続き理解をしていただくように努めてまいりたいと存じます。

記者)
 そうした中、この前の実施要綱だと一部教育委員会にも交付できるということだったと思うんですが、教育としては、原則学校交付というのはやっぱり変えないということなんですが、その辺について異論の中では相当多かったかと思うんですが、その辺の変更等々は、このまま基本的原則学校ということを堅持していくのか、それとも場合によってはそれを変えるという考え、柔軟に変えていくという考えをお持ちなのか、その辺をお伺いします。

知事)
 実際にルールを決めて実行していくのは教育委員会ですので、私がどうこうっていうよりも教育長がどう考えているかということなんですけれども、私としてはさっき申し上げましたとおり、とにかく今のこの状況を地域によっても学校によっても違うわけですから、これをやればいいんだというものを、県下に1つの解をドンと示すわけではなくて、それぞれこんなことがありますよということを取り上げてもらいたい、広めてもらいたい、考える材料を皆さんに提示したい、そういう思いが強くございます。具体的にどういうふうにするのかということは、県の教育委員会の仕事ですし、県の教育委員会に任せていますので、是非その思いができるだけ実施できるように、かつ、また皆さんに御理解をいただけるように工夫していただければと。

記者)
 あくまで知事の私見で構わないんですが、学校に直接交付というのに関しては、その趣旨さえうまくいけばこだわらないということですか。

知事)
 はい。私にとって一番大事なことは、それぞれの工夫事例が紹介をされて共用されるということであります。実は、このことは昨年度もやっているんです。いろいろ、倉敷だとか玉野だとか赤磐だとか、小・中学校が紹介をされているんですけれども、実は学校関係者も含めてほとんど知られていないと。私も知りませんでした。今回、これまでと違うのは、そういう良い学校を見つけてこういう取組をやっていますよといって紹介するだけではなく、100万円のある意味御褒美を与えることで、こんなに皆さんの関心を集めることになりましたので、この配分の仕方がどうなるか、これは分かりませんけれども、結果的に今回選ばれる学校には大変注目が集まると思いますので、私の観点で言えば、もうかなりその目的を達しているなというふうに感じています。とにかくその事例をみんなに知ってもらいたいと思っています。

記者)
 ということは、特別、学校に直接交付ということに、そこまでこだわることでもないということですか。

知事)
 その実施を具体的にどうするかは、県教委にお任せをしています。

記者)
 もう一点だけ。取材していて結構問題だなと思うのが選定基準なんですけど、各市長とか教育長とか、市長なんか特にこれから具体的な選定基準が決まると思っていると思うんですよ。まだ、全然具体的な基準は。でも県教委に話をすると、今出ているのぐらいなのかなと。だから、その辺の思いの差が実はすごいあるのかなと。だから、県的にはこれ以上出てこないときに、えっどうなっているのと、どういう基準で決められるのと。じゃあ最後の選定委員のブラックボックスの中で決まっちゃうんじゃないかっていうこともあるかと思うんですが、その辺、知事が言えることじゃないのかもしれないんですけど、選定基準についての今後の決め方というのは、どのように考えていますか。

知事)
 そうですね。選定基準が全くない場合は、恣意的に決めているんじゃないかっていうことになりますし、ガチガチにしてしまうと確かに基準ではこっちなんだけれども、誰がどう見ても本当はこっちじゃなくてあっちだよなみたいなことが通ることになりますので、ある程度の柔軟性を持った基準というのは、これは一般論として大事なんだろうなと思います。ただ、私自身そこまで決めるのが私の仕事ではありませんので、是非これに関してパーフェクトなものはそもそもありませんし、考えてもいません。この30校がちょうどきれいに線が引けて、この上の30校は頑張っているというものでもありませんし、31校目から頑張っていないわけじゃ全然ないんです。とにかくこれはいいなっていうものを見つけて紹介したい。実際にはそれが10校かもしれないし、40校かもしれないんだけれど、とりあえず線を引いてみようということで30校ということですので、そこの厳密さというよりも、とにかく頑張っている人たちの取組を紹介していくということ、それがそもそもの私の思いでもありますし、その目的が達成できるようにしていきたいと思っています。

記者)
 教育委員会の選定基準というか、選定をある程度明確、透明化する必要はやっぱりこれだけ注目を浴びているからあると思うんですけど、その辺についての注文じゃないですけど、何か県教委には努力してほしいなというのがありますか。

知事)
 そうですね。この基準がどうのこうのとかいうこともさることながら、結局のところこれは結果的に納得感があるかっていうところなんだと思うんですよ。基準がはっきりしているのっていうのは納得感を高める一つの要素だと思います。あそこ余り頑張ってるような気がしないなというところばかり選ばれると、ちょっとモチベーションが上がるかどうかっていうところで疑問ですし、そうだよな、あの先生、あの学校頑張ってるよなっていって周りの人たちも前々から思ってたという人たちが選ばれれば、基準をどれだけ厳密にするべきなのかっていう問題は、後になってみれば大したことではなかったなということになるのではないかと思っています。

記者)
 続けてこの話題です。実際に現場へ行って取材した身としての印象は、随分と異論が多いなというのが思いです。知事、先ほど思いっていうのを伺ったところなんですが、その思いを実現するための手法として、インセンティブを設けるのはいかがかっていう声は教育現場からも上がっています。そちらについてどのようなお考えでしょうか。

知事)
 はい。そこはそうだと思います。私自身、教育現場に関しては、非常に横並びの意識が強いなということは感じています。今回のインセンティブの100万円というのは、実際の校長先生にとってみればそんなに大きな額ではありません。実際、例えば岡山市ですとか倉敷市のそこそこ大きな学校になりますと、中学校では生徒数が1,000人ぐらいの学校っていうのはよくありますし、そういうところになると先生も100人ぐらいいたりします。先生が100人いると、年収100万円ということはあまりないと思うんですけれども、それでも1億円じゃないですか。実際には、それが400万円、500万円であったら4億円、5億円の人件費がかかっていると。それ以外にも光熱費ですとか運営費っていうのは、もう10億円近くかかってくると。これはもう本当に中小企業のレベルですね。1つの町工場ぐらいの規模があるんです。その町工場にとって100万円というのは、本当に1週間ですぐ使い切ってしまうようなレベルの金額なんです。ですから、具体的に何かその100万円がすごいことになるっていうよりも、ここの学校の取組に注目してちょうだいねっていう、そういうことの100万円っていうことに事実上はなっています。
 その選ばれたところがものすごい有利になるかっていうと、全体の予算からいえば本当に小さい額なんですけれども、ただそれは、これまでの教育現場の基本全部みんな一緒というこれまでの考え方からすると、非常に違和感があることなのかなというふうに考えています。私自身、県政のいろんな問題について、今うまくいっていることにはあえて手を突っ込まないようにしている訳なんですけれども、今の岡山の教育の現状について、満足している県民の方がむしろ少ないと思っていまして、今回いろいろ話題になっている、物議を醸しているわけですけれども、これは十分一石を投じたことになっているのではないか、このように考えています。

記者)
 そうすると、知事はその思いを実現する手法として100万円でどうかっていう、そこが今問題の中心となっているようです。今後、ご自身の思いを実現するためにどうされていきますか。

知事)
 そうですね。是非このアイデア、私、今でも悪いアイデアだと思っていないものですから、もうきちんと実行していただくように、できるだけ広く御理解を得て実行できるように県教委に工夫をしてもらいたいですし、私、常にトライアル・アンド・エラーということを考えていますので、今回いろいろ終わってみれば教訓もあると思いますので、次からどういうふうにしていくのか、とにかくうまくいっていないということであればいろいろなことを少しずつ試してみて、その試したことがちょっと問題があれば、また少し工夫を加えて別のことを試していく。いろんなことを試していく中で、少しずつこうした方がいいんだなっていうことが見えてくると思います。最初から100%の正解を提示できるほど我々賢いとは思っていません。

記者)
 この施策に強い思いを持たれているということなんですけれども、今の教育現場、先ほど横並びの意識が強いと言われました。どういう認識を持たれて、この施策に取り組まれているんでしょうか。

知事)
 そうですね。先ほど申し上げたとおりなんですけれども、この教育、特に公立学校での教育はいかに公平にするか、平等にするかっていうことはすごく大事だと思っています。私立学校の場合は、建学の精神に基づいてある程度独自性を持って教育をすることになるわけですけれども、できるだけ同じような状態で教育をする、これはナショナルミニマムを確保するっていう点で非常に大事なことではあるんですけれども、ただ状況が違う場合に同じようなやり方をすると、それが必ずしも最適のことにはならないと私は思っています。地区地区によって、もしくは時代によって状況が変わっているのであれば対応もそれぞれ違うべきだろうと。
 私は、校長先生っていうのは、その組織のマネジメント、マネジャーとして、今置かれている状態に合わせて与えられている必ずしも十分ではない資源をどう振り向けていくか、予算であったり、人であったり、時間であったり、そういうことが問われていると思っています。私が、これまで数は少ないですけれどもお会いした校長先生、非常に立派な方が多くて、自分たちの学校の課題はこうだからここから優先的にやるんだ、これがこの程度までいったら次はこれをやるんだっていう非常に確固たる信念で、着実に仕事をされて、教育現場を改善されている例が多かったということに意を強くしておりまして、是非そういう先生方のこのノウハウを、もっともっと広げていきたい。立派な校長先生いるんです。立派な先生いるんです。ただ、校長先生になる年齢が、引退というか定年の5、6年前になるので、3年ずつ2校いったらそのノウハウを蓄積した、まだまだ体力・気力ともに十分な先生が定年で退職をされる。それで、その貴重なノウハウが現場ではもう生かされなくなってしまうということを非常に残念に思っていまして、是非そういった教育者としてもそうなんですけども、マネジャーとしても優れている人のノウハウは、もっともっと広めていきたいと思っています。

記者)
 関連しますが、新しい事業ですけど、先生方から話を聞くと、お金をもらって実際に何かやるっていうのは、すごくそれはありがたい部分もあるという肯定的な意見もあるんですけど、子もどたちにとって、ある意味拝金主義みたいなことがあると。自分たちは頑張っているのに、何でうちの学校はもらえないのかみたいな。学校を元気にするような学校現場に拝金主義を持ち込むみたいなそういう部分で反発もあるんですけど、その点はいかがでしょうか。

知事)
 そうですね。これは非常に悩ましいところでありまして、そういうふうに感じられる方もいらっしゃると思います。我々が例えば会社だとして、私が会社の社長だとして、もしくは部長だとして頑張っている人のボーナスの査定を上げてあげるということは喜ばれる訳ですけれども、頑張っている人に、はい10万円って札束をあげるとすごく違和感があるみたいなもので、実際にしていることがほとんど一緒だとしても、やり方で反感を買うことっていうのは多々あると思います。これは私自身も教育委員会の方も多分悩んだと思うんですけども、例えば、その頑張っているところに教材費を何かしてあげようとか、もしくは頑張っているところは施設費の上積みを認めてあげようとか、そういうことにすると先ほど言われたような拝金主義だっていう印象は薄らぐと思うんですけれども、これまで、むしろそういうやり方をしていたケースもあるというふうに私説明を受けたんですけども、そういう形だと今度は使途を制約してしまうことになります。
 使途を制約しない、私自身が聞いた話だと、例えば先週トイレを壊されたと。こういうものは長く放っておくとよくないんだと。これはニューヨークのジュリアーニ市長がブロークンウインドー、破れ窓理論で言われたとおり、その荒れた状態を長く生徒に見せるっていうのは、これはよくないんだと。すぐ直したいけれども、全て使途の決まったものは、ともかく新たに発生したものに関しては、申請をして承認されてっていうことになるとなかなか機動的に動けないんだっていうお話を聞いて、使途の制約のない予算があると随分違うんだがというお話を、私、複数回聞いたものですから、本来、これは予算のやり方の中で工夫すべきことなんですけれども、今回そういう施策を考えるときに、この使い道を我々の方で決めるのは、あまり歓迎されないのかと思うこともありました。おっしゃられるとおり、悩ましい問題であることは確かです。

記者)
 子どもの感情という意味では。

知事)
 そこについてはもう幅広いことがありまして、お小遣いを上げることがどうなのかとかいろいろありますので、私自身は是非そういうことを気にせずにいていただきたいなと思っています。自分自身、お金で子供を釣るようなことはやりたくありませんので。

記者)
 ちょっと話は変わります。大阪で、学校内で校長先生じゃない人事という問題が出て、大阪市長が非常にビクついているみたいです。岡山県内の知事が聞いている範囲の状況と、それから知事の考えというのを聞かせていただけますか。

知事)
 そうですね、はい。実は私、選挙で1年間県内を回っていろんな方にお話を聞きましたけれども、私自身そういうことが岡山県内で行われているということは、学校の先生、県教委からも報告を受けていないので、大変意外な思いがしました。それをもって、岡山県内ではそういうことは起きていませんということを言い切るには、もう甚だ証拠不十分でございまして、今、文部科学省が全国調査を実施するということを聞いております。その基準に則って岡山県教委も調査をするっていうことを聞いておりましたので、その調査の結果を待ちたいと思っています。
 ここから先は仮定の話ですけれども、そういうことがもし岡山県でも行われているとするならば、それは全く不適切だと思っています。

記者)
 もし、それが判明したら、それなりの対応をするということですか。

知事)
 はい、しなければいけません。

記者)
 先程聞けばよかったのですが、そもそも論に戻るんですけど、今、県教委のほうで多少改正した選定基準とか実施要綱が出ましたよね。その中で先ほど知事は、広く理解してもらうためにさらなる工夫を県教委に求めていくとおっしゃったかと思うんですが。

知事)
 はい。さらなる工夫というか、一般的に工夫をしてもらいたいと。

記者)
 ですので、今の実施要綱というものについて異論がいろいろある中で、どのように評価しているかということと、もう一度、改めて今後それの変化を県教委に求めることもあるのかどうか。

知事)
 はい。今回そういうふうに少し幅を広げたことも私が先ほど申し上げた工夫の一つだと思っておりまして、それが十分なのかどうなのかっていうのは、私は現場で生の情報に接していませんのでちょっと判断できません。もう、私の思いは先ほど申し上げましたとおりでありまして、とにかく我々が打ち出した施策がどれだけきれいに実施されるどうのこうのっていうことよりも、現場の生の知恵がどれだけ掘り起こされて共有されるか、それが私にとって一番やりたいことですので、これだけ話題になったことで、私はかなりこれから拾い上げられることについては、注目を浴びるであろうと思っていますので、それがどれだけ受け入れられたり、実施されるかということの方に私はむしろ関心を抱いています。

記者)
 ということは、やっぱり広く受け入れられるために、もし今のままでは受け入れられないのであれば、多少の改善というのは知事のほうも求めていくのですか。知事の肝いりだと思うので。

知事)
 はい。それもお任せをしています。もう私自身は、私の手は半分離れたようなことですので、是非しっかり頑張ってもらいたいと思っています。

記者)
 関連するんですが、端的に頑張る学校応援事業のこれまでの議論を踏まえて一番の課題は何であって、さらにそれを理解して実施してもらうためにこういったことをしたいという具体的な方策というか、現段階でイメージされているものはありますか。

知事)
 そうですね。今、これだけこの話題を呼んでいる一番の理由は、学校が評価をされるということが、これまでほとんどなかったところにこの評価をする。しかも、評価をして、先ほど申し上げましたように、そこそこの規模の中学校を運営しようと思ったら10億円近いお金が毎年要るわけですけれども、それからすると本当にこの0.1%にしかならないぐらいのことでもあげるということが、教育関係者にとってみればこれまでなかったこと、非常に違和感のあることなんだろうなと思います。これについては私自身、過度の競争をあおる必要を感じているわけではないんですけれども、やっぱり生徒のために良いやり方を競ってもらうということはしてもらいたいと思っていますので、最初の打ち出し方がどういうやり方であっても、やはり何らかの今のようなことにはなっていたのではないかなと思います。

記者)
 いかに理解してやってもらうためにこういったことが必要だろうと、今、御認識として考えられていることがありますか。

知事)
 そうですね。これはもう底流にはかなり認識というか考え方の違いがあるので、これは時間をかけて少しずつ理解してもらう人を増やす必要があるんじゃないかなと考えています。

記者)
 説明を尽くすということですか。

知事)
 説明もそうですし、それを例えば保護者の皆さんがそうだよねというふうに思われるのか、もしくは一般県民の皆さんもそれぐらい当たり前だっていうふうに思われるのか、ちょっとやり過ぎだっていうふうに思われるかでこれから少しずつ軌道修正することになろうかと思います。

記者)
 同じく頑張る学校応援事業について伺いますけども、先ほど知事はこの事業に関して理解を求めることですとか、横並び意識を変えたいというふうにおっしゃいましたけれども、一方で現場、市町村の教育委員会からは、例えば全体の事業に使うために市町村教委にお金がほしいですとか、学校からはまずは人が足りないので人件費に充ててほしい、そういった意見が多くありますけれども、先ほどおっしゃった理解を求める、横並び意識を変えるために、どういったことをその市町村教委ですとか学校に伝えていきたいとお考えですか。

知事)
 そうですね。私自身が選挙を通じて、もしくは知事になってからも強く感じているのは、県民の皆さんが、ちょっと今の教育は自分たちの子どもや孫を通わせることについて、やっぱり不満があるよという思いです。これは地区によって当然違うわけですけど、うちの地区は大丈夫よっていうところも当然多々あるわけですけれども、現状を変えなければいけないわけです。皆さん御案内のとおり、今、問題になっているのは小学校と中学校です。小学校と中学校の義務教育については、私の権限がほとんどないことは言うまでもなく、県教委にも権限はあまりありません。実際にそこの責任者は市町村の教育委員会でありまして、もしくはそれぞれの学校の先生、校長先生方ですので。とにかくそういった先生方に、もしくは市町村の教育委員会に当事者意識を持って、首長にしてもいろんなことが関わってきます。河川や道路のことも大事ですし、福祉も当然大事ですし、いろんなことがある中で教育っていうのは非常に大事なんだということを、是非これまで以上に意識してもらいたいということです。
 今回3,000万円の予算で、随分、市町村教育委員会にも光が当たりましたし、それぞれの首長の方にも教育について考える時間が多分増えたんだと思っています。ここから、そのそれぞれの市町村の現状に合わせて、その市町村の首長や教育委員会の皆さん、教育長がどういうふうに自分たちの市町村をどう良くしていくのかというふうに考えていただくことが大変大事だと思っていまして、その前向きな努力は是非応援したいですし、いろいろな相談、悩み事があれば、これが県教委なのか私なのかものによって違うと思うんですけれども、相談に乗っていきたいと思っています。

記者)
 その横並び意識を変えるために、まずは何が必要だとお考えでしょうか。

知事)
 今回の施策は、まさにそこに一石を投じた形にもなりましたし、それぞれの横並びについては先ほど申しましたけれども、その状況が本当に均一であれば横並びっていうのはかなり正しい賢いやり方でありまして、私はそれぞれの市町村や学校で状況は結構違うなっていうふうに思っているからこそ、状況が違うのであれば対応は違ってしかるべしというふうに思ってるわけであります。是非、それぞれの範囲を任されている人にはそれぞれの状況に合わせた、人が足りない、時間が足りない、予算も足りない、これはもう全ての分野で大体そうだと思うんですけれども、そういった中で何をするのか、この5年後、10年後のこの地域の教育にとっていいのかということを考えていただきたいと思います。

記者)
 ちょっとお話変わるんですけども、倉敷駅の立体交差で先日事業規模並びにコスト圧縮できるというような案を示されましたけれども、まずこの御所感を。

知事)
 そうですね。実際は、このあらゆる方策について、今、多角的に検討している最中でありまして、今回の試算結果はそのうちのほんの一部ですので、まず結果は出たと。それ以上について、申し上げる段階ではありません。

記者)
 これだけの大型事業ですので、非常に慎重になっておられるかと思うんですけども、一方で相当の年月も経っておりまして、スピード感ということも言われていると思います。今後の検討の進み方についてのスケジュール感は。

知事)
 まず、この規模の縮小ですとか工夫について考えられるのは、山陽本線、伯備線、それから水島臨海鉄道ということなんですけれども、今回は山陽本線と伯備線について研究をしたと。水島臨海鉄道についてはJR、先ほどの2つの線がどういう可能性があるのかということで検討内容が随分変わってまいりますので、まずJRのほうを優先したということになります。こちらのほうが一応結果が出ましたので、これから水島臨海鉄道について考えていくということになります。これについて倉敷市との協議を行いながらするわけですけれども、おっしゃられるとおり早目に委託をすることになります。

記者)
 具体的な時期はまだ出てない。

知事)
 はい。具体的な日にちは決まっておりませんけれども、これはできるだけ早くしたいと思っています。

記者)
 今の倉敷の事業の調査について、去年の12月にJRに1,200万円で調査委託をしたと。それが事業としては3月の終わりまでなんですけども、1,200万円ものお金を使いながら、本体の核心部分である工法についての検討は全くなされずに、高架の部分を短くするっていうことだけを示す結果で、この前、議会に報告されてたんですけども、そもそも1,200万円の調査っていうのは何なんだっていう素朴な疑問と、わずか3カ月足らずで1,200万円、単純に割り算すれば月400万円使っているんですよね。それであの結果しか出てこないっていうのは、聞いている側、見ている側からするとすごく違和感があるし、失礼ですけどそこの辺、知事はどのようにお考えになっているのですか。

知事)
 私自身も1,200万円、これ個人の感覚でいえば1,200万円っていったらすごいお金ですから、車でいえばものすごい車が買える金額ですので、もっと安くいろんな調査してくれればありがたいなという思いがございます。それとは別に私自身会社の社長時代に何かの訴訟案件でちゃんとした弁護士事務所にお願いをすると、すぐ1,000万円、2,000万円の請求書が来ておりました。もっと安いところに頼めばいいんだろうというふうに思うんですけれども、それが非常に大きな問題を抱えている場合、何人かのチームでいろいろ検討をするとなるとやっぱりそうなってしまう。今回の場合も、1人の技師の人がこれでいいんじゃないですか、多分、大体合っていますよっていう答えを出すのとかなり重みの違うことですので、本当にこの1つのことをお願いするのに1,000万円とか1,200万円っていうのは、個人の感覚でいえば高いなっていうふうに思うんですけれども、実際、プロフェッショナル・ファームに頼んだ場合はそんなものかなと。もっと言えば、私が以前外資系のコンサルティング会社に勤務していましたときに、本当に中ぐらいのこと、私を含めた4、5人でチームに入ったらすぐ5,000万円ぐらいの請求書を出していましたので、やっぱり専門家に頼むっていうのは高いんだなということを改めて思いました。

記者)
 あと、加えて工法の見直しをするっていうには、まず調査が必要だということにおそらくなるかと思いますし、工期だけ見ても少なくても15年かかる事業だと。ここ最近いろんな報道でも人口減少時代に差しかかっていることをものすごく言われるようになってきていて、果たして今着手して、用意ドンで15年後にそれが必要なのかっていうのを考えると、できるだけ早い判断が求められるとは思うんですけども、ここはバチッと担当部局なんかに、いついつまでに答えを出しなさいっていうところまで言えないものでしょうか。

知事)
 はい。私自身、先ほどもお話が出ましたようにスピード感ということは重視しているんですけれども、私の言っているスピード感というのは、むしろクロック・タイムのことです。
 月に1回営業会議をしている会社と週に1回営業会議をしている会社、衣料なんてそうなんですけども、色をどうするか型をどうするかっていうことをシーズンのうち3回しか調整していない会社と、非常にうまくいった会社がそうでしたけれども、毎週、型の変更も含めて週末の売れ行きに応じて月曜日にすぐ会議をしてもう火曜日からは別の型で作っている、というクロック・タイムを速めるっていうのは非常に大事だと思っています。
 それと違うのが、例えば、デパートでどこにお店を数百億円かけて出すかということを急いで決めると、それは会社が倒産をすることになります。大きなことであればあるほど慎重に決断するということは、私は大変大事なことで、私の言っているスピード感とは全く違う次元の話だと思っています。

記者)
 教育の話に戻るんですけども、全国学力テストの結果の公表方法について、市町村教委は学校ごとの成績について、出すことをためらっているような感じがしました。学校独自が公表しているというふうにも市町村教委に聞いてもおっしゃるんですけども、学校の公表の仕方を見てみると、お隣の広島県なんかと比べてもホームページに結果を載せてなかったりとかっていうところを見ると、余り進んでないんじゃないかと。そこら辺で、学校別の成績の公表の仕方について、知事のお考えをお聞かせ願いたい。

知事)
 私自身、この市町村の結果については、公表すべきだと常々考えてきた人間ですけれども、その理由は、結局、義務教育については、その主体が市町村の教育委員会だからということなんですけれども、その学校ごとの結果の公表については、私はそれぞれの学校が自主的に公表されることについては歓迎をしているわけですけれども、言われるとおり、それによって不都合なこと副作用が起きるっていう心配をされている気持ちも分かりますので、そこは私のほうから強すぎるお願いをするつもりはありません。それぞれの事情、地域によって状況が違うでしょうから、是非それぞれの状況に合ったやり方をしていただければと思います。

記者)
 先ほどの高架の話なんですけど、知事にはもう少し任期があると思うんですけれども、この判断については、知事が決断されるんでしょうか。高架の方向性。最終的な英断を政治的な決断を知事がされるんでしょうか。

知事)
 そうですね。私以外にする人がいるとすると誰になるのかなと。

記者)
 この任期中にというか。

知事)
 任期中かどうかは別として、この判断は県の事業ですから、私以外にはできる人はいないと思っています。

記者)
 その時期については、この任期中にというか。

知事)
 時期については、今検討しているのでよく分からないんですけれども、主体とするならば私であります。

記者)
 頑張る学校応援事業のことなんですけれども、目的で注目されればいいというふうな、注目されればそれが一番だとおっしゃってたんですけど、目的が達成されるんであれば、別の方法でもよかったということなんですか。

知事)
 はい。世の中いろんなやり方がありますので、あるやり方が唯一絶対とは思いません。今回はこのやり方でありまして、大変な注目を浴びたので、私とすればかなりうまくいっているんじゃないかと。反対される方がいるのは、申し訳なかったり残念だったりするんですけれども、このやり方はある意味目的を達しつつありまして、当然、別のやり方もあったと思います。それはそれで、あの時点でこれが最適だったと思っていますし、もし来年似たようなことをするときには、少し今回のことを踏まえて変えるかもしれません。

記者)
 頑張る学校応援事業なんですけども、今の状況だと強行突破と受け取られかねない話題だとも思います。今年度、実施について再考するというお考えはないんでしょうか。

知事)
 これは県教委のほうで判断をすることだと思います。県教委で何か大きく変えたいというときには、私も相談を受けることになると思いますけれども、是非丁寧な説明で皆さんの納得をできるだけ得られるようにしていきたい、していってもらいたいと思っております。

記者)
 知事自身は、実施してほしいとお考えでしょうか。

知事)
 そうですね。私自身、もともといいアイデアだと思っているもんですから、できるだけ反発が出ないように工夫をしていただいた上で実施してもらいたいと思っています。

司会)
 それでは、以上をもちまして定例記者会見を終了いたします。ありがとうございました。

知事)
 ありがとうございました。

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