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トップページ 知事記者会見 2013年10月3日知事記者会見

2013年10月3日知事記者会見

会見写真

今議会を終えて

 ではまず、私のほうから、今議会を終えてということでお話しさせていただきます。
 今議会では、補正予算につきまして議決いただきますとともに、「晴れの国おかやま生き活きプラン」(素案)をはじめ、教育の再生や産業振興、福祉など、様々な課題について、幅広いご質問や貴重なご意見をいただきました。
 8月に公表いたしました「晴れの国おかやま生き活きプラン(仮称)」素案につきましては、様々な観点から多くの御意見や御提言をいただきました。
 今議会で頂戴いたしましたご意見はもとより、パブリックコメントを通じて県民の皆様から寄せられましたご意見や、市町村からのご意見も踏まえ、11月定例会への提案に向けて更なる検討を進め、県民の皆様と手を携えて推進できるプランの策定に向けて、引き続き取り組んでまいりたいと存じます。
 また、最重要課題であります教育の再生につきましては、昨年度の厳しい結果を受け、危機感を持って取組を進める中、このたびの全国学力・学習状況調査の結果では明るい兆しが見え始めたところではございますが、不登校の状況などを見ましても、本当の道のりはこれから始まると、改めて身が引き締まる思いでございます。
 こうした結果を踏まえつつ、現状分析をさらに進め、「教育県岡山の復活」に向けた取組を一層加速してまいりたいと存じます。
 今後とも、全ての県民が明るい笑顔で暮らす「生き活き岡山」の実現を目指し、効率的・効果的な行財政経営のもとで、全庁一丸となって邁進してまいりたいと存じます。
 私からは以上でございます。

質疑応答

記者)
 改めてなのですが、消費税増税につきましてコメントをお願いします。

知事)
 消費税についてなのですけれども、そもそも増税を喜ぶ人は私を含めて誰もいないわけでございます。ただ、現在のこの日本国、地方自治体の負債のレベル、それから今後社会保障関係費が必ず増えていく、その増えるスピードも非常に速いということを考えますと、このタイミングで消費税の8%への税率引き上げが断念されていれば、私は、国債の信認など、日本の未来にとって心配なことが起きることを心配しておりましたので、このタイミングできちんと法律どおりに引き上げの決定がなされたということで安堵をいたしております。
 是非、この貴重な税金を有効に使わなければいけないと考えております。

記者)
 あわせて、政府は経済対策も同時に発表されていますが、今、岡山県として何か対策のアイデアというのはお持ちでしょうか。

知事)
 私自身、この産業振興というのを大きな柱に据えているわけでありますけども、消費税増税と絡めて何かというわけではございません。政府の対策など、これから出てくるもの、岡山県にとって関係があるもの、使えるものがどういうものなのか、是非注意して見ていきたいと思っています。

記者)
 消費税率引き上げに伴う経済対策として、政府が法人実効税率の引き下げと復興特別法人税の1年前倒しの廃止、これを検討する方針を示していますが、この二つの取り扱いについて知事の所感をお願いします。

知事)
 まず、法人税の引き下げですけれども、これは消費税率のアップですとか復興との絡みとは全く独立して、私はこれは必ずしなければいけないことだと思っています。ビジネスをするのに向かない場所だという評判が、世界中の国で、日本がそうだという評判が定着しつつあることに対して、私は大変な危惧を持っておりまして、アジア地域のヘッドクオーターもしくはアジア地域の生産拠点がどんどん別の場所に移っている。これは1年、2年ですごい壊滅的な打撃が出るわけではないのですけれども、10年、20年たって振り返ってみると、本当に日本の将来にとって悪い影響があります。
 私は、この10年ほどいろいろ見ていて、大変まずいことが起きているなと思っていましたので、税率引き下げ、今言われている幅は実際には十分でないような気がするのですけれども、非常に大きな一歩、いろんな産業人が、このままでは本当にまずい、日本の将来のためにまずいという訴えが政府に届いた一つの証なのかなと、心強く思っています。

記者)
 復興特別法人税に関しては議論が分かれているのですが、この点についてはいかがでしょうか。

知事)
 これをどういうふうに調達するのか詳しくわかりませんけれども、この総額は確保するのだというふうにおっしゃられていますので、これは政府のほうでどういう形で調達をされるのか、どういうスケジュールでされるのかは政府のご判断だと思います。

記者)
 議会答弁でもあったかと思いますが、改めてお伺いします。東京オリンピックが決まりまして、岡山県にどのように、事前キャンプの誘致が中心になると思うのですが、その辺りどのようなことをなさりたいのかということと、具体的にいつぐらいからどういう目途をつけてやっていかれるのかもう一度お聞かせください。

知事)
 オリンピックが決まったことは、この日本にとって大きなチャンスでありまして、是非、岡山にとってのチャンスというふうにしていきたいと思っています。具体的には、これから何カ月かのうちに組織委員会が立ち上がることになっていると聞いておりますので、その組織委員会でどういう方針を出すのかということは当然注視していきたいと思っています。
 具体的な場所については、岡山県の直轄地みたいなものはないわけですので、それぞれの市町村の皆さん方からの希望をお伺いして具体的なことを考えていくことになります。

記者)
 キャンプなどの誘致は積極的に取り組んでいきたいということでよろしいでしょうか。

知事)
 はい。そう思っています。例えばワールドカップのときに、スロベニアの代表選手が美作にキャンプを張ってくれましたよね。そういうことで、その地域が盛り上がったりですとか、国際交流になったり、いろんないいことがありましたよね。是非、私は、この東京オリンピック向けて、1カ所か、できれば複数箇所のキャンプを誘致したいと思っています。

記者)
 先月末に、瀬戸内市にある国立ハンセン病療養所2園で世界遺産登録に向けた準備会が立ち上がったのですけれども、立ち上がったことに関して知事としての意見をお聞かせください。それともう一つ、今後、世界遺産登録に向けて県民の盛り上がりというものも必要になってくるかと思いますが、そういったときに県の立場として協力できるようなことを何かお考えであれば教えてください。

知事)
 世界遺産にする動きに関してですけれども、ハンセン病療養所における隔離政策の歴史を後世に伝えていくということは大事なことと考えておりまして、これまで県では、施設の設置者である国に対して両園の歴史的建造物保存を働きかけてきたところでございます。
 世界遺産登録の運動については、これは国をはじめ非常に多くの機関や多くの方々のご理解、ご協力が必要でありますので、今後多くの議論がなされるものと考えておりまして、こういった動きを見守っていきたいと思っております。

記者)
 別件なのですが、本日、地域防災計画修正の発表がされています。この対策を進めるうえでの知事のお考えをお聞かせください。

知事)
 地域防災計画に限らないのですけれども、とにかく県民の安全を守るというのが私にとっても大変大事な仕事であります。起きてから対応するというのは、これは当然なのですけれども、正確にわからないまでも、大体起きる災害の種類は大ざっぱには想定されている。津波だったらどういうときにどれぐらいの最大規模で起きそうだとか、水害だったらどういうことが心配だということですから、あらかじめ幾つかの事態を想定して、それに対して着実に備えていく、それもハード、ソフト両面において、幾らすごい堤防をつくっても避難訓練をしていなければだめだ、もしくはきちんと準備したはずがその後の更新を怠っていて、いざ食べようと思ったらカビが生えていたということではいけませんので、きちんと備えをして、それを喉元過ぎれば熱さを忘れるようなことがないように、常に意識を高くしていきたいと思っています。

記者)
 学力テストについてお尋ねします。先般、静岡県の川勝知事が「学力テストはやらない方がいい。」これはつまり成績下位校の公表ができない、あるいは県教委が責任をとれないのはおかしいという趣旨で発言をされました。その川勝知事の発言に対する知事のご所見と、学力テストそのものに対するお考えをあわせてお聞かせください。

知事)
 47人知事がいると、それぞれお考えがあると思いますので、他の人に対してこれはどうこうということは私とすれば差し控えたいと思っています。ただ、岡山県も成績が悪い、ある種仲間ですので、何とかしたいと、この知事の権限が限られている中で、自分のできる範囲でできるだけ何かアクションを起こしたい。多少何か批判的なリアクションが起きるのを承知でみんなにわかってもらいたいという、そういう気持ちは私も理解できる。私自身、そう思っていますので。
 ただ、実際に私自身も、まだきちんと現場を十分回れていない、その少ない経験で言いますと、成績が悪いことは必ずしも校長をはじめとする教師の責任と言いがたい場面もいっぱいあります。十分なサポートができていないとか、そういうことがありますので、誰か特定の人を懲罰的に何かするというのは、岡山県では考えておりません。
 あと、テストに関してですけれども、確かにテスト、一旦全国テストが中止になった経緯を聞くにつけ、副作用ですとかデメリットというのが全くないかと言われると、それはあるかもしれません。でも、そういうことがないと、問題があっても問題に気がつかずにずっと5年も10年も問題を放置するということが起きてしまう。そういうことを考えれば、我々の定期検診もそうなのですけれども、きちんと今どうなっているのか測って、問題があれば、対策をとっていくためには、学力を測っているわけですから、テストというものは大変有意義だと思っています。

記者)
 岡山駅南の土地にイオンモールがあと1年あまりで完成しますけれども、まちづくりの中心は岡山市のほうだと思うのですけれども、県としてどのように関わっていかれるのか知事のお考えがあればお聞かせください。

知事)
 岡山県が権限の面でかかわることはほとんどないというふうに理解しておりますけれども、岡山市もしくは権限を持っている機関のほうで適切にしていただければいいと思っていますし、あれだけの投資があるわけですから、是非この岡山市の元気につながるようないろいろな工夫、取り組みをしていただきたいと思っています。

記者)
 今週末、岡山市長選がありますけれども、議論が低調なのではないかという声もあります。今どのように見られているのかということと、選挙戦残り少ないですがどういう論戦を期待されていますか。

知事)
 岡山県にとって、県庁所在地であり政令市である岡山市のトップは大変大事なパートナーになります。是非、この岡山市民の皆さんが活発な議論、論戦を通じて岡山市にふさわしいリーダーを選んでいただきたいと思っていますし、私は、岡山市民が選んだ新しいリーダーと協力して岡山市を、岡山県をよくしていきたいと考えています。
 1つ注文があるとするならば、是非、岡山市民の皆さんも投票に行っていただきたいということです。低い投票率で選ばれたリーダーと高い投票率で選ばれたリーダーは全然リーダーシップの質も違ってくると思います。是非、皆さんが投票することで岡山市が良くなると信じています。

記者)
 先日、県立高校の先生で部活動中の体罰があったことが明るみになったのですが、その先生が一度指導を受けたにもかかわらず再度繰り返してしまったということで、県教委が研修などを繰り返している中でまた起こってしまったことなのですが、それに対しての知事のご所見をお願いします。

知事)
 私は、実はその件について幾つか記事を読んだり報告を受けたりしているもので、どのことなのか、今きちんと頭の中で自信を持って思い出せないのですけれども、今お話しされたようなことが起きている、それならば大変残念なことだと思います。一回起きた過ちに対して研修をして「これは指導として許されるのですよ、ここを踏み越えるとそれは体罰ですよ」という指導を行ったにもかかわらず、その指導が守れなかった。大変残念なことだと思います。
 人のお子さんを預かって教育をしているわけですから、きちんと自覚を持って仕事をしなくてはいけないと思っています。

記者)
 今回の議会で改訂素案を示したプランの議論を中心に、県議の皆さんから知事の独自色を発揮してほしいという意見がかなり出たかと思うのですが、知事としてそういう意見が出てきた理由をどうお考えなのかということと、そういう意見を受けてプランにさらに独自色を強めるようなことを考えていらっしゃるのかどうかお伺いします。

知事)
 独自色を出してほしいという意見は、私も時々お伺いすることがありますけれども、これは私にとってマイナスのこともあれば、プラスのこともあると思っています。マイナスというのは、聞いたとおりであって、伊原木隆太の独自色が出ていないと、無難にやり過ぎているのではないかという、ある種叱責のようなニュアンスもあるかとは思います。
 あえてプラスの面を言わせていただくと、私が選挙戦を戦っているときに、こんな素人で大丈夫かとか、もしくは経済界出身なので何か突拍子もないこと、とんでもないことをやるのではないかという不安の声も当然いただきました。
 そういうことで言えば、なかなか堅実にやっているなと、堅実にやるのはいいけど、もう少しもともとの色を出してもいいよということでおっしゃっていただいているケースも時々ありまして、それは、ひどいことになっていない証なのかなと、これは自分なりに勝手に解釈をしています。
 もう少し何か期待が持てるような、わくわくするような、アイデアを出してくれということでいえば、本当におっしゃるとおりでございます。私も、いろんな人からいろんなアイデアをいただいて、そういう県民の皆さんがわくわくするようなものを取り入れる努力は続けていきたいと思っています。
 あと、生き活きプランでいいますと、指標の半分を変更させていただきました。この比率については私も悩むところがございまして、もともと議決をいただいたプランの改訂ということですので、例えば8割、9割変えてしまったら、これはもうただの改訂では済まなくなりますし、1割、2割では余りにも消極的なのではないかということで、いろいろ議論をしながらこのレベルに落ちついたわけですけれども、もしかしたらもう少し踏み込んでもいいというご意見なのかなと思ったりもいたします。
 そういったことも含めて、11月に提案させていただきます議案に反映させていきたいと思っております。

記者)
 今の時点で具体的に数値目標を見直していったり、あるいは施策を組み替えていこうというお考えはありますでしょうか。

知事)
 これは、議会は終わったのですけれども、パブリックコメントも受け付けは終了いたしましたけれども、その分析はこれからですし、あと市町村の皆様からのご意見も伺うことになっております。そういったことを総合的に判断をして、これから修正を加えていきたいと思っています。

記者)
 別件ですが、先ほどの県教委の体罰、指導の関連で、今回の教員の場合は当初軽微な事案だったとして指導にとどめていたいうことなのですが、体罰を行った教員への対処の仕方のシステムに問題があるのではないか、あるいはそういうものを点検しようというお考えはございますか。

知事)
 実は先ほど申し上げたとおり、この個別の事案についてきちんと理解をできておりませんので、今ここで判断については差し控えさせていただきたいと思いますけれども、教育で起きているいろいろな問題、体罰もそうですし、その逆の校内暴力もそうなのですけれども、問題が起きているのであれば、どうして起きているのか、どうしてそれが続いているのか、きちんと分析をして、解決に向けての対応をしっかりとらなければいけないと思っています。今でも、対応をとっているわけですけれども、それが我々が思っているほどにきちんと機能していないということであれば、機能するようにどこを変えなければいけないのか、関係者で考える必要があると思っています。

司会)
 それでは、以上をもちまして定例記者会見を終了いたします。ありがとうございました。

知事)
 ありがとうございました。

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