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2026年5月14日知事定例記者会見

印刷ページ表示 ページ番号:1036227 2026年5月15日更新公聴広報課
会見写真

ハワイ州との友好提携の締結について

 私からは、2項目、お話をさせていただきます。
 まず、ハワイ州との友好提携の締結についてでございます。
 ハワイ州とは、昨年10月に私がハワイ州のグリーン知事を表敬訪問したことを契機に、友好提携に向け協力して準備を進めてきたところ、州議会における手続等を経まして、このたび友好提携を締結する運びとなりました。
 このことから、5月20日から24日までの5日間、県議会議長とともにハワイ州を訪問の上、現地で開催される「日本・ハワイ姉妹州・姉妹都市サミット」に参加をし、その場で友好提携に関する協定書に署名することといたしております。
 併せまして、今回の友好提携に関して大変なお力添えをいただきました、ハワイ岡山県人会の皆様との交流会を開催いたします。
 この交流会には、ハワイ州議会やホノルル日系人商工会議所などからのご来賓もお迎えいたしまして、相互の理解と親睦を深める予定でございます。
 今後、この友好提携に基づきまして、グローバル人材の育成をはじめ、幅広い分野での交流に取り組んでまいりたいと存じます。

「子育てしやすい職場環境助成金」の募集開始について

 次に、「子育てしやすい職場環境助成金」の募集開始についてであります。
 この事業は、事業者が実施する、子育てと仕事の両立が可能な環境を整える取組に対して、最大10万円を助成する制度でございます。
 昨年度は、社内の育児スペースへの絵本の設置ですとか、子育てに関する社内セミナーの実施などへの助成を行ったところでございます。
 今年度は、おかやま子育て応援宣言企業「アドバンス企業」のメリット拡充を図るため、認定を受けている事業者につきましては、助成金額の上限額を倍の20万円に拡大いたします。
 本日から募集を開始いたしますので、事業者の皆様方におかれましては積極的な申請をお願いしたいと思います。
 今後とも、県内事業者と連携いたしまして、子育てと仕事が両立できる職場環境づくりを進めてまいります。

 私からは、以上でございます。

質疑応答

記者)
 ハワイ州との友好提携の締結のことでお尋ねします。先ほど、この友好提携の締結によりまして、グローバル人材の育成をはじめ、幅広い交流をしていかれるというお話でしたけれども、もう少し具体的に、今後どういった交流ですとか、どういった効果を期待されていますでしょうか。

知事)
 少し広くお話をさせていただきたいと思います。日本に住んでいると、本当になにも不便を感じないわけなのです。これ本当に日本が幸せな国だからでありまして、世界に出ていくとやはり英語がしゃべれないと、本当にいろいろなことで不便を被ると。世界中の、英語を母国語としている人たちは全く別といたしまして、そうではない大半の人にとって、今、英語ができないと、自分たちの町でのいろいろな生活、仕事にも結構影響するよという環境に置かれている人は、どんどん増えています。日本はまだ、日本自体の国力が十分あった、人口もしっかりしているということで、あまりそういうプレッシャーを感じずにきているのですが、明らかにその大きな流れは日本も含めて、世界を覆い尽くしているわけでありまして、せっかく日本でこんなにがんばって日本語できちんとした教育を受けて、体力、倫理観、いろいろなことを備えているのに、ちょっと大きな仕事、世界の人と一緒に仕事をするということになると、なかなか日本の人は使えないなということを、他の国の会社から、もしくは日本の会社からも見られてしまうと、本当に残念なことでありまして、だからといって、世界中の英語を母国語としていない人たちがすごくきれいな英語をみんなしゃべるようになっているかというと、そうでもないのですよね。とにかく場慣れをしている。もしくは結構小さい頃から、やはりこれ大事なのだなという思いを持って、ちゃんと英語を勉強して、その英語の勉強がテストをとりあえず100点目指してがんばろうというのと、結構将来使うのだということを思いながら受ける英語の授業とは、やはり真剣さが違いますから。そのためには、やはりもっともっと交流の機会が必要だというのはずっと思っていました。自分自身が苦労した経験、もしくは周りの人が苦労している経験、もしくはがんばって成果を出している人たちを見ていて、絶対岡山の子どもたちにもできるだけ早くからいろいろな経験、もしくは自覚を持ってもらいたいということで、(私の知事任期の)1期目から探していたのです。ただ残念ながら近場、よさそうなところが全部既に(日本のどこかの都道府県と友好提携していて)埋まっていると。せっかくなにかきっかけをつくっていくところが、(英語の)訛りがきついので有名なところだと、ちょっと二段階、それ(訛りのきつい英語)を習って、今度その訛りを消すということで苦労しなくてはいけないわけですから、それはちょっとわざわざ、自分がそれ(友好提携を検討する相手先が訛りの強いこと)を知っていて、そことどうこうというのはよくないよなという、さあどうしようかというときに、南オーストラリア州(岡山県と平成5年5月友好提携締結)、もう既に関係のある南オーストラリア州がいろいろな意味で、治安という意味でも、先方の親日度合いですとか、もしくは英語のきれいさという点でも、すばらしいことだということで(あらためて認識し)、一旦ちょっと私が1期目から探していたアメリカで友好州を見つけたいということは少しちょっとトーンダウンをしたわけなのです。ただ、やはりアメリカが日本にとって一番大事な国であることは間違いないわけでありまして、その中でもう一度考え直してみれば、州によっては複数の提携先を受け入れている州もあるわけであって、特にこのハワイの場合は、明らかに我々日本人、岡山県民もそうですけれども、からすると一番行きやすくて敷居が低い場所でありまして、もう既にいくつかの県がハワイと友好提携を結んでいるわけなのですけれども、だからといって、我々の効果が、6分の1とかになるわけでもない。我々がきちんと行って交流ができればいいわけですから。これはちょっと、これまで(相手方にとって)最初の相手、要するに今、47都道府県のどことも提携を結んでないところとということでずっと探していたのですけれども、発想を切り替えて、このハワイ、ハワイを含めたもう既に(日本の都道府県と)提携をしているところ(州)に、1番目ではなくて2番目、3番目、場合によって6番目の県としてどうかなということを考えたときに、このハワイ州のメリットが他の州をかなり上回っているように感じたこともあり、この数ヶ月というか1年というか、ハワイにアプローチをかけてきました。具体的には、去年10月に私、米日カウンシルの仕事でハワイに行きましたときに、グリーン知事にアポを取って面会をして、そういう考えを伝えたところ、それはいいのではないかということ、当然ながらいろいろな手続きがあるので確定はしないけれども、(ハワイ州)知事としてそういう考えについては、我々も歓迎しますよ、応援しますよというふうにおっしゃっていただいて、そこから各方面、いろいろ手続きですとかお願いをしてきたところでございます。そういった経過でありますので、まずは岡山の学生、若者がこれまで以上に英語に触れる、もしくはこの英語圏の文化に触れる、世界に出ていったときに、極力戸惑わずにいろいろな母国語を持っている人と一緒にコミュニケーションが取れる、もしくは仕事ができるという、ずっとグローバル人材の育成というふうに言ってきましたけれども、よく言う、岡山県民がちょっとね、独特のアクセントとかあるではないですか。今ずいぶん関係なくなってきましたけれども、東京に出ていくと、自分の言葉が通じなくて恥ずかしくて、それが嫌だから東京行くの嫌だというと、これちょっともったいない話でありまして、それのもう少し大きい版と(いったことです)。自分がネイティブみたいな英語ではないのは、これはそうなのだけれども、英語が聞き取れないから、しゃべれないからということで、日本の外に行くのが怖い、嫌だということになると、やはりもったいないですから。世界広くてすてきな場所いっぱいあるのに、もしくはいろいろな可能性があるのに、日本人ぐらい真面目で一生懸命で誠実な人というのはそうそういないので、実は評価が高いのに、英語慣れしてないという、もしくは英語のカルチャー慣れしてないということで評価が下がる、もしくは意欲が下がるというのは本当にもったいないです。それが私にとっても一番のことなのですけれども、せっかく提携を結んだのであれば、いろいろな交流が考えられます。これまでのいろいろなところとの提携もそうですけれども、これからが楽しみかなと思っています。

記者)
 若者の英語力を高めるような交流で考えますと、例えば中高生がハワイに行って、現地の同学年の人や現地の人と交流することで、そこにステイすることで、英語力を高める、例えばそういった事業を今検討はされていらっしゃるということなんでしょうか。

知事)
 実はこの(友好提携の)手続きは最短で進みまして、我々一番うまくいったら5月ということもあり得るなとは思っていましたけれども、大抵いろいろなものが整わなくて、1年とか2年かかってもおかしくないということを聞いていたものですから、去年10月にグリーン知事とお会いしてるときに、まさか半年後、こんな発表ができるとは私自身は思っていませんで、最短これが可能だというのは知識としては知っていましたけれども。ですから今の時点で弾込めをしているわけではありません。必死で間に合うように、州議会の関係がありまして、これを逃すと確か半年後だったのかな、ちょっと遅れるものですから、善は急げで、まずこの提携を結ぶということを考えています。これからいろいろなメニューを考えていきたいと思います。

記者)
 今おっしゃったように、弾込めはまだできてないということですけれども、ただイメージしている、こういう交流はというのは多分ないと友好提携を結ばないと思うので、どういった交流を具体的にイメージしているのかというのをお聞かせください。

知事)
 参考にしているのが南オーストラリア州との提携でありまして、そういう県と州の提携がなければ、例えば学校同士の姉妹校の提携ができないわけではないのです。我々も、どこに行って、高校と連携しませんかというのも自由なのです。向こうがOKさえしてくれればもう自由なのです。ただ、唐突感が否めないという、あんた誰と、なんでうちに来たのということで、すごく怪しまれるというのが一般的にね、あるのですけれども、我々あなた方の属する州と連携をしました、州知事とこういうふうに調印式もしたのです。つきましてはこの州にあるあなたの学校を紹介していただいた、もしくはリストの中から我々のほうで人数とかいろいろなことで、この学校いいなということで勝手に選ばせていただきました。もしよろしければ、提携して、例えば生徒を、1人ずつ交換をするだとか、もしくは年に1回、こういう交流会をするとかというのはどうですかというのが、格段に言いやすくなりますし、向こうからしても、なにか怪しいところから変な話が来たというのではなくて、非常に正当なプロセスでちゃんとした学校なのだなということで、格段に受け入れられやすくなるということがありますので、まずもっては、我々とすれば、仲のいい組み合わせ、なにかしら一緒にイベントをやりましょうよという組み合わせを増やしていきたいな。私自身が狙っているのは、交換留学生を、お互い交換し合える学校のペアをつくりたいというのが、南オーストラリア州でもそうでしたし、今回のハワイ州でもそれを願っています。交換留学生、大抵1人ずつなのですけれども、本当にすごいなと思うのが、学年の中から1人選ばれると。意欲があって覚悟がある人が1人行って、その人が1年間ですごい経験になって、人生が大抵いい方向にぐっと変わると、これはもうわかりやすい、そうなのだろうなということなのですけれども、その1人が向こうに行って、日本の大使みたいな、もしくは岡山県の大使みたいなことになって、へえそうだったのかと言って、日本の、岡山県の評判、認知度をぐっと上げてくれるというのもすばらしいことですし、交換留学で来てくれたそのオーストラリアの、もしくは例えばハワイの学生が、ハワイでは当たり前にこうやっているのだよとか、アメリカというのはこれ普通だよみたいなことを教えてくれることによって、たった1人来てくれるだけで、その学年、その学校の南オーストラリアだったりアデレードだったりとかホノルルだったりの、いろいろなことがすごくわかるようになって、皆さん方の、ちょっと今度行ってみたいなとか、やはり世の中広いのだなという、なにか認知度というか気持ちがぐっと上がるという、(留学生本人だけでなく受け入れ側)双方にとってよいことがあるものですから、ぜひ、こういったことを増やしていきたいと思っています。あと、それ以外のいろいろな交流会、イベント、ぜひ楽しみにしています。それをおっくうだなと思うのではなくて、楽しみだ、やってみたい、自分たちの、例えばオーケストラ聞いてもらいたいとか、こういうことを知りたい、伝えたい、アイデア次第だと思っています。

記者)
 最初の冒頭の質問の中でも経緯を説明していたと思うのですけれども、数ある英語圏のところからハワイを選んだというところは、一番はやはりあちらの受け入れやすさとか、あちらが慣れているのでこういうのが進めやすそうというところが一番大きいのでしょうか。

知事) 
 いろいろな意味でやはりハワイだなと。結局のところ、なにか特定の州を選びましたと、そこに行くためには、岡山から直行便も絶対ないですから関空に行きます。関空からの直行便もないので、関空から例えばロサンゼルスまで行きますと。ロサンゼルスからも場合によってはアメリカの場合ハブアンドスポーク(拠点であるハブ空港を経由し各都市へ)が一般的ですから、そこからシカゴに飛んで、シカゴからもう1本みたいなことで、(岡山から)辿り着くのに20時間かかるのですよみたいなことになると、航空運賃も大体直行便よりはバーンと上がりますし、こんなにお金かかるのにということよりは、ハワイの場合だったら元々観光客の便が頻繁に飛んでいますので、行きやすいですし、航空運賃、今もう高くなっていますけれども、他のアメリカ(※「ハワイ」を訂正)の本土の、特に東のほうの町と比べるとずいぶん安く、行ったり来たりできるということもありますし、行ってみてすごいなにか辛い思いをしたということになると、たまたまそういうことになっても、先ほど言ったように、結構大変らしいよ、辛いらしいよということになって、我々からするとちょっとすごく残念なことがうわーっと広がってしまうのですけれども、ハワイの場合もご案内のとおり、ハワイに行かれたことある人多いと思いますけれども、日系人が多いということもありますし、大体暖かい、景色のきれいなところに悪い人ほとんどいませんので、ハワイに行くと大体幸せな気分になって帰ってくる。アメリカのゲートウェイとして非常にハワイは、特に日本人にとっては適しているなということで、ハワイを選ばせていただきました。

記者)
 今月福島県で部活動の高校生がマイクロバスでの痛ましい事故がありましたけれども、これを受けて今週、岡山県教育委員会のほうでも安全管理を徹底するような文書を各学校に送っています。あらためて知事として、この事故の受け止め、そして県として対応することや、呼びかけたいことがございましたらお願いします。

知事)
 とにかく部活動、本当に楽しみにされていたわけですけれども、あんな事故が起きて、生徒1人が亡くなられたということで本当に残念に思っていますし、それ以外の方もかなり大きな怪我を負われた方もいらっしゃると聞いています。1日も早い回復をお祈りいたしております。全ての移動にリスクはあるわけですけれども、ちゃんと気をつければ、リスクは最小限に抑えることができるわけです。今回は、リスク管理という点でいろいろな教訓を残したなと思っています。あれほどのちょっとずさんなことというのはそうそう岡山県で起きているとは思いませんけれども、ただああいうことも起きうるということがわかったわけでありますので、具体的には先ほどありましたけれども、公立の学校については、県教委から安全管理の再確認の通知を発出したということと、私立学校に対しましても、総務学事課のほうから安全管理の徹底を周知したと。我々として気をつけてくださいねということは当然伝えるわけであります。具体は、それぞれの学校の取組ということなのですけれども、結局は今回貸切バスだったはずが、レンタカーと運転手。でも、どういうやり方をするにしても、誰かが運転をするということになりますので、運転をする人がちゃんとした健康状態、ちゃんと通常に運転できるような人なのかという、本当に大事なことだと思います。高齢化で免許返納の問題、そことも関わっている。レンタカーなのか貸切バスなのかという問題もさることながら、私個人とすれば、免許を返納しなければいけないような状態になった人が、返納しないままズルズル運転をし続けるリスクがあらためて浮き彫りになったのかなと思っています。ここにいる人はまず間違いなく運転免許持っている人は正常に運転できる人だと思いますけれども、私も含めて、何十年か経てば、いやちょっとこれは運転しないほうがいいなという状態に、長生きしていれば、どこかでなるわけですので、そういうことについても我々考えていかなければいけないと思っています。

記者)
 今回そのバスをお願いするにあたって、そういったレンタカーのケースというのが今指摘されておりますけれども、多分物価が高騰する中で、コストをどれだけ抑えるかというところと、安全をどうバランス取っていくかというところの問題になっていくかと思うのですけれど、今、県内の学校さん、そういったところでも、悩んでいるところも多いかなと思うのですけれど、なにかその辺で思うことありますか。

知事)
 レンタカーか貸切バスかということで言えば、県立学校においては、原則公共交通機関、もしくはこういった道路を使う場合は、貸切バスを利用するということを聞いているわけなのですけれども、先ほど言いましたけれども、貸切バスだとしても、貸切バスを運転する人があんな感じの人であれば、やはり事故が起きるわけでありまして、貸切バスのほうが、会社がより、バスの運行会社がよりきちんと管理するだろうということは期待できるのです。それでもそういう(事故が起こる)可能性はあります。結局はどこまでいっても、誰がどういう人が運転するかということになりまして、10日間か2週間かの間に、もう4回も5回も、私回数ちゃんと覚えていませんけれども、1回、2回ではない事故を起こした人が、免許取り上げにもならず、また運転ができるということ自体、制度をどういうふうに運用すべきかという、そこも我々考えていかなければいけないことだと思います。

記者)
 先ほどの質問に関連して伺います。今回の事故を受けて、学校の実態調査を始める動きが他県で起きています。知事は先ほどのご回答の中で、やはり運転する人が焦点だという旨をおっしゃられていましたが、県内の今後、同じようなことが起きないために、なにか調査だったり、対策を講じる考えはありますでしょうか。

知事)
 今の時点で、県教委でなにか調査を考えているということは聞いておりません。また、私のほうからこれはちょっと調査しなければいけないなということを今の時点で考えているわけではありません。結局どういうことであっても、運転手本人もそうですし、同乗する、乗せてもらうということであれば、乗せてもらう人が、この人大丈夫なのかなということは気をつける。なにか本当に明らかに酔っ払っていて、フラフラしているというと、これはちょっと怖いですし、一つあるのは、今回、運転し始めて、ほんの数分でちょっとなにかこれおかしいぞということを気づいた生徒が何人かいたと、家族に連絡をする人もいたということであります。これは、たられば、後からではなんでも言えるのですけれども、そのときに、いやちょっと運転手さん、おじさん、ちょっと休憩、どこか路肩に止めてあれ(休憩)してもらえませんかということを言える人がいればよかったよなということです。でも高校生、私も高校生のときに、今こんな図々しい仕事をしていますけれども、みんなの前で話をするとか、流れている車で運転手のところに行って、おじさん運転危ないからやめろよみたいなことを言えるような人間ではありませんでした。ですから、高校生にとっては、なかなかそれはハードル高かっただろうなというふうに思います。そういうことで言えば、引率の先生が乗っていれば、それはずいぶん違っただろうな、大人であればこれおかしいではないかというのは、ずいぶんハードルは違ってきます。ただそれも、だからといって全てこういう監督者を乗せなければいけないとかというと、また制約になってきますので、本当に難しい、いろいろな事情がある中で回していっているわけですから。ですから、結局のところは免許制度、免許というのは普遍的人権のうちに入らないというふうに、私教わりました。特権ですから、ある年齢に達していて、ちゃんと心身ともに健康で、そういう能力があるという人が、あの鉄の塊を時速何十キロで動かしていいということですから、そういう状態でない人は、周りの人を怪我させたり、殺したりするかもしれない可能性がある人はそういうことをしてはいけないわけですから、そういう人が運転できてしまうというのがおかしいと思いますし、どうするか、いろいろな工夫をこれから考えていく必要があろうと思います。

記者)
 知事が、このゴールデンウィークに長崎県にいらっしゃったことがSNSで少し話題になっているようです。折しも岡山県でスタジアムの議論だとか、アリーナの議論が今本格的に行われているところなのですけれども、長崎の複合スタジアムをご覧になられてのご所見があれば伺えないでしょうか。

知事)
 去年もゴールデンウィーク、私自身スタジアムを見るのは勉強だと思っているのですけれども、ただ公務かと言われるとちょっとなかなか難しいところがあるので、まとまった休みのときに旅行がてら見に行くことにしています。去年は名古屋と神戸に、ファジアーノの応援ついでに行って、そこの施設管理者の方から説明を受けてということで、今回は長崎に行ってV・ファーレンの幹部の方に説明をしていただいたということなのですけれども、正直言って羨ましいですよね。本当にジャパネットたかたさんという企業、地元企業が1,000億円出してああいった複合施設を作られて、その隣接するホテルに前泊をしたわけですけれども、そのホテルから見えるスタジアムも眺めも本当にすばらしかったですし、スタジアムは24時間、失礼、24時間かどうか(はわかりませんが、)365日、市民に開放されているということでありまして、お昼もそこに市民の皆さんが来て、ピクニックみたいな形で楽しまれていたわけなのですけれども、その景色自体がすばらしいですし、そのことによって実はスポンサーの契約金額も上げることができたのだそうです。年間19日しか試合がないということで、19日分の露出ということだと、これぐらいの金額しかお願いできないのだけれども、毎日、主に市民の皆さんが来て、ここにあるあなたの会社のロゴを見るのですよということで、その方曰く、当初思っていた金額の3倍に寄与して、多くの会社が受け入れていただいているので、いろいろなやり方があるのだと思っているのですよという話を聞きました。もうとにかく行ったら、いろいろ試そうということで、前日スタジアムの上を抜けるジップライン、私、高所恐怖症気味なのですけれども、(体験)させていただいて、本当に存分に長崎スタジアムシティ、私なりに堪能をさせていただきました。また、広島ピースウイングのときもそうなのですけれども、スタジアムが(観客で)埋まってワーッと盛り上がっている景色というのは、本当にすごいですよね。ですから、いい場所にスタジアムができて、みんなでワーッと盛り上がるというのは、すてきなことだなというのは、私自身も体感をしています。そこに税金を使うということになると、またちょっと違った意見が出てくるわけでありまして、それについては10人の委員の皆さんからなる(フットボールスタジアム検討)協議会を設立して、第1回の会合も(4月26日に)行われたわけであります。皆さんがもういろいろなことを考慮しながら、協議をしていただくと。その第1回会合の中で、県民の皆さんとの対話を重視しようというご意見が複数の委員の方から出たということは、私自身も大歓迎でありまして、ぜひ県民の皆さんの財産であるこの公費を使うべきなのか使わないべきなのか、使ってどこに作るべきなのか、いろいろなことについて濃い議論を重ねていただきたいと思っています。

記者)
 先ほどのバス事故の件で、今回のバス事故の原因の一つとして指摘されているのが、様々な要因で予算を抑えようとした結果、正規ではない運転手がハンドルを握ることになってしまったと。そういったことが指摘されている中で、例えば鳥取県の平井知事が、先日定例県議会のほうで、高校部活動の旅費に対する補助の予算を拡充することを検討していると、そういう方針を表明されたようなのですけれども、先ほど言ったような原因があるとしたら、例えばその旅費を拡充するといったことで、対応策、防ぐという発想になったのではないかと想像もするのですけれども、岡山県においても同様のなにか支援を今検討されているということはありますでしょうか。

知事)
 現時点では考えておりません。なにか、例えば、事務のミスがあったら、これからはダブルチェックにしますとか、これからは資格を持った人に最後来てもらいますというのは、直感的に思い浮かぶわけなのですけれども、その一回一回よかれよかれということでやると、すごい、なににでもこれをやろうとすると2人必要なのですよ、これやろうとすると資格のいる人が必要なのですよみたいなことになって、日本はなにをするにしても、ずいぶん大げさなことになっているねということになりがちです。私アメリカに何回か行ったときに、ずいぶん呆れられたことがあります。今では当たり前になりましたけれども、以前はガソリンスタンドで給油をしようと思ったら、これはそういう専門の人でないと引火、爆発するからということで、我々ドライバーは給油できなかったわけですよね。もしアメリカでやっているみたいにドライバーが自分で給油することになったら、全国で年に数件、数十件、爆発事故が起きるのではないかということをずっと言われていたのですけれども、今、我々、普通にセルフで給油できるようになっているわけであって、専門の人がやれば安心ですと言ってちょっとそこまで大げさにやることはないよねという事例もあるわけです。今回のものがどちらかということを言っているわけではないのですけれども、私とすれば元民間出身ということもあって、極力自由にできるようにした上で、本当に大事なところだけ、きちんと手当をするというのが大事なのかなと思っています。

記者)
 今回の事故を受けて特別になにか対策を新しく設けようと、そういうことは検討されていらっしゃらないということでしょうか。

知事)
 今回は非常に特別な個人が起こしてしまった、特別な事例なのかなという思いもしております。これからのいろいろな議論が進む、もしくは捜査が進んで構造的な問題であってということになると、また見え方も違ってくると思いますけれども、今の時点で言えば、あの事故を起こした運転手の、非常にちょっと特異な、普通の人だったらあんなことが起きたら(事前に何度も事故を起こしていたら運転を)辞退をすると思う。私ちょっともう自信がなくなりました、すいません、これは受けられませんというふうに言うべき事案であったと思います。

司会)
 それでは以上をもちまして、知事定例記者会見を終了いたします。

知事)
 ありがとうございました。

2012年の記者会見