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【小学校では・・・?】
小学校の先生は、学級担任として国語、算数などの各教科や「総合的な学習の時間」の指導などを行います。基本的には、担任をしているクラスの児童に全教科を一人で教えます。
授業の中でのプログラミング教育も始まったり、高学年に教科として外国語が加わったり、多くの分野が求められますが、図工・音楽・家庭などの特定の教科を専門的に教える先生も増えつつあり、役割分担も進んでいます。
【中学校・高校では・・・?】
中学校・高校の先生は、基本的に特定の教科の指導を複数のクラスで行います。
どの学校でも、「どうしたら分かりやすくなるか」「子どもたちに何を、どのように学ばせたいか」などを考えています。授業の準備は大変ですが、「授業が楽しかった」「授業が分かりやすかった」「問題が解けて嬉しかった」という子どもたちからの言葉はとても嬉しく、やりがいが感じられます。
【中学校、高校では・・・?】
部活動の指導では、学校行事や部活動の大会、コンクール等のスケジュールを見ながら、活動計画を作成します。必要な部活動休養日を設け、限られた時間の中でも効率的、効果的に活動することを目指しています。
部活動は、普段の授業とは違った子どもの様子を見ることができる活動でもあります。顧問となる部活動は、必ずしも自分の得意とする分野や、やりたい部ができるとは限りませんが、経験のない部活動顧問を務めることで、自分自身も新しい経験ができます。
子どもにとって、学級は学校生活のよりどころであり、心のよりどころです。
子どもたちの様子を観察しながら、声をかけたり、時には厳しく指導するなど状況に応じた対応をしながら、学級づくりを行っています。
学級経営は、学校・学年の方針に沿って行われますが、学級担任になると、その学級について多くの部分を任せられ、教員が自分らしさを発揮できる場でもあります。
【行事の計画・運営】
遠足や運動会・体育祭など子どもたちが楽しみにしている行事など、様々な行事の企画・運営に携わります。校外の行事では、地域の方や外部の方と打合せをして、安全で安心な活動ができるよう、準備をすることもあります。行事を通して、子どもたちの成長する姿が見られる、大事な仕事です。
【家庭との連携】
保護者の方と電話や懇談会などを通して学校生活の様子や、家庭での様子を情報交換します。定期的に学年・学級通信を発行することもあります。
【校務分掌】
学校全体の仕事を分担して行っています。全校の時間割を組んだり、各授業で使用する教材等を選んだり、といった誰がやっているか分からないけれど、学校生活を送るのに大切なことも、教員の仕事でできています。
学年の方針や進路指導、生徒指導などについて、教員同士で会議をしながら決定していきます。
現在、学校には教員のほかにも、教師業務アシスタントや部活動指導員等の外部人材が入るようになってきており、分担して業務に当たることができています。