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矢掛町
5月17日に矢掛町で自動操舵システムを装着したトラクターの実演会が行われました。里山田地区で16haの水田を経営している(農)矢掛スマートアグリが、農作業の精密化、省力化等を考え、県事業を活用して今年導入しました。自動操舵システムの導入は矢掛町ではすでに数例ありますが、枕地の旋回も自動でできるシステムの導入は今回が初めてです。
導入された自動操舵システムは、GPSアンテナやモニター、電動ハンドル等を後付けで装着できます。当日は、矢掛町内の認定農業者や集落営農組織の他、町、JA等の関係機関、メーカーの担当者約40名が参加し、運転席に人は乗るものの手放しの状態で耕耘作業が進んでいく様子が実演されました。
農家は、「誤差数cmの範囲でスムースに作業できる。耕耘だけでなく田植や湛水直播作業にも活用し、今後の経営面積拡大に活かしたい」と抱負を語りました。
普及指導センターは、今後も水田農業の精密(スマート)化技術を検証を通じて推進していく予定です。
担い手育成・スマート農業社会実装促進事業
担当者の説明を聞く参加者 |
自動操舵システムのモニター |