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高梁市では、地域特産花きであるしゃくやくの産地再興のため、バイオテクノロジーを活用したしゃくやくの苗生産に力を入れています。
平成24年から、組織培養によるしゃくやくの増殖と育苗に取り組んでいましたが、苗の生育管理が不安定で生産者への苗供給ができていませんでした。そこで、普及指導センターが農業研究所などの協力を得て技術改善を行ったところ、高梁市でこれまで増殖できなかったピンク系品種の「滝沢赤2号」などのバイオ苗の育成が可能になり、今回初めて、現地試験に取り組み始めました。
10月11日に、高梁市、JA、生産部会、普及指導センターが参集し、「滝沢赤2号」のバイオ苗を生産者のほ場へ定植しました。これまで増殖が難しかった品種を、現地に出せたことに、関係者は感無量の様子でした。
今後、白系品種「ラテンドレス」のバイオ苗と併せて、現地ほ場での生育や品質について調査し、生産拡大を支援していきます。
【関係機関が集い、バイオ苗を定植】
【「滝沢赤2号」】
【「ラテンドレス」】