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高梁市の青年農業者クラブ「備中緑農会」は12月10日(水曜日)、会員の安全意識の向上に向けた意見交換会を高梁市備中地域局で開催し、クラブ会員のほか、高梁農業士会会員や普及指導センター職員等の20名が出席しました。
本会は、今年度プロジェクト活動の一環として開催され、農研機構 農業機械研究部門の積 栄 グループ長を講師に招き、「農作業安全」をテーマに、果樹、野菜、畜産での農作業事故事例や中山間地域に適した安全対策の方法について学びました。また、ベテラン農業者である高梁農業士会会員と自身が体験した農作業事故について意見交換し、事故原因や改善方法についてアドバイスを頂きました。
参加した会員からは、「初めて農作業安全を自分ごととして考えることができた」「同じ経営品目の農業者だと意見が出しやすい」など、大変好評でした。
全国の農作業死亡事故発生件数は高止まりの傾向が続いており、今後も高齢化による発生リスクの増加が懸念されています。備中緑農会では、プロジェクト活動を通じて農作業事故ゼロに向けた活動に取り組んでいきます。
【講師による事故事例や安全対策の紹介】

【農業士と意見交換を行うクラブ会員ら】