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オニオコゼ

オニオコゼの親と仔魚
名称
 オニオコゼ
生産目標
 全長15mm
 5万尾
学名 Inimicus japonicus
 オニオコゼはカサゴ目オニオコゼ科に属し、体は太く、その前方は縦扁し、後方は側扁します。口は大きく斜め上方へ向かい、胸鰭は大きく発達し、眼の付近、後頭部の凹凸は著しく、鱗がなく、皮膚に弾性があるなどの特徴をもちます。また、背鰭の16から18本の棘には毒腺があり、これに刺されると激痛を受けます。
 本州各地、東シナ海・南シナ海に至る水深200mまでの砂泥底に深く生息しており、体色は、浅い場所に生息する個体では黒褐色、深場に生息する個体では赤、または黄色を呈しています。 日中は砂に潜る習性があり、夜行性で小魚や甲殻類などを捕食します。
雌は全長17から20cm、雄は14から15cmで成熟可能となり、体重250gの天然魚の抱卵数は約10万粒と見られます。
 産卵期は,6から8月で、瀬戸内海では7月が盛期とされており、産卵期に入ると雄は、眼球から吻端周辺を残して体全体が灰白色となります。
 産卵行動は、午前中はほとんど見られず、午後4時以降から雌個体が砂から出て胸鰭を大きく動かして泳ぎ始めます。それに伴って、雄も身を起こして雌の前後・左右に随伴して泳ぎ始めます。産卵直前には雄の追尾が激しくなり、雌の体に密着させて泳ぎながら、雌を上層へ追い上げるようにして、体全体を激しく震わせ、同時に放卵・放精が行われます。また,多回産卵で、成熟した卵から順次産卵します。
 受精卵は、ヒラメと同じで無色透明の分離浮性卵です。卵径は、1.3から1.4mmで、ふ化直後の仔魚は、2.8から3.4mmです。約1カ月の浮遊生活で1から2cmに成長した後、底生生活に入ります。3カ月で6cm、6カ月で12cmに成長します。一般に漁獲されているものは20から30cmサイズが多いですが、全長36cm、体重1kgに達するものも認められています。
食性は肉食性であり、かなり大きな餌を呑込むことが可能です。一度に胃に収まりきれないときには,咥えた状態で、徐々に呑込みます。通常は海底でじっとしていて、付近を通過する食物となる生物を瞬間的に捕食します。