ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 県議会 > 議会事務局 > 音声読み上げ用 岡山県議会広報紙 おかやま県議会だより 第36号 (県議会を振り返る[2月・6月定例会])

本文

音声読み上げ用 岡山県議会広報紙 おかやま県議会だより 第36号 (県議会を振り返る[2月・6月定例会])

印刷ページ表示 ページ番号:0983445 2025年7月14日更新議会事務局

 音声読み上げソフトに対応するため、氏名など、漢字を用いずにひらがなで記載している部分があります。
 「おかやま県議会だより」点字版を発行しています。ご希望の方は、県議会事務局政務調査室(電話086-226-7554)までご連絡ください。

2月定例会 県議会を振り返る

 2月定例会は、2月21日から会期27日間で開かれ、諸議案の審議を終えて3月19日に閉会しました。
 この議会に知事から提出された議案は、計135件、議会提出の発議案は3件で、いずれも可決または同意されました。
 2月27日には代表質問がおこなわれ、こ・はた ようじ議員(自由民主党)、たかはら としひこ議員(民主・県民クラブ)、ささい しげとも議員(公明党)の3名の議員が県政の諸課題について会派を代表して質問をおこなったほか、3月4日から11日までの計5日間にわたり21名の議員が一般質問をおこないました。

議決結果

  • 予算案  35件可決(35件中)
  • 事件案件 9件可決(9件中)
  • 条例案 89件可決(89件中)
  • 人事案件  2件同意(2件中)
  • 委員会発議  3件可決(3件中)

代表質問から

結婚支援の推進について <こ・はた ようじ議員(自由民主党)>

質問

 結婚支援に当たっては、地域で意欲的にお世話をしている人と連携するなど、出会いの場をできるだけ多くつくることが大切であり、また、結婚に対する前向きな意識を醸成することも重要だ。結婚支援の推進に今後どう取り組むのか、所見を伺いたい。

知事答弁

 県では、縁むすびネットの取組強化、地域で結婚を支援しているボランティアのスキルアップ研修など、出会いの場づくりの推進のほか、子育て家庭留学などを通じた結婚・子育てへの不安の払拭等に積極的に取り組んできたところである。
 今後、縁むすびネットの利便性向上、先輩パパ・ママとの交流機会の拡充等に取り組むほか、婚活事業者等と連携し、それぞれの強みを生かした取組を展開するなど、若い世代が出会いや結婚を前向きに捉え、その希望をかなえることができるよう、社会全体で応援する環境づくりをさらに進めてまいりたい。

精神障害にも対応した地域包括ケアシステムについて <たかはら としひこ議員(民主・県民クラブ)>

質問

 精神疾患を有する方は全国的に増加しており、市町村に対する精神保健福祉センター等によるバックアップや精神医療との連携が望まれている。地域における支援体制確立には県のバックアップが欠かせないが、精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの実現にどう取り組むのか。

知事答弁

 精神障害の有無や程度にかかわらず、誰もが安心して自分らしく暮らすことができるよう、支援体制の構築に資する取組を推進しているところである。
 精神障害のある方への相談支援等をおこなう精神保健福祉士の役割は重要であり、他県の状況等も参考にしながら、センター等への持続的な配置について検討してまいりたい。また、地域における支援の充実を図るため、アウトリーチ事業による困難事例への技術的支援や、人材育成等をおこなってきたところであり、引き続き、センター等の多様な専門職等により、積極的に市町村をバックアップしてまいりたい。

女性活躍の推進について <ささい しげとも議員(公明党)>

質問

 女性が活躍できる社会をつくることが重要だが、若い女性の県外流出が増加している現実に向き合い、課題解決のための取組を加速することが大切だ。女性社長等との意見交換もおこなっているが、女性活躍の推進に向けた、所見を伺いたい。

知事答弁

 人口減少や県外への女性の流出等が課題となる中、女性が個性と能力を発揮しながら活躍できる環境づくりに社会全体で取り組むことが、一層重要になっていると認識している。
 女性経営者の方々から、一人ひとりの個性や価値観に寄り添う経営の推進や、若い世代への岡山の魅力発信などを内容とするアクション宣言を受け、大変心強く感じたところである。
 今後とも、官民連携のもと、男女ともに働きやすい環境づくりや固定的な性別役割分担意識の解消などを着実に進め、女性活躍の推進を図ってまいりたい。

定例会ポイント解説

縁むすびネット

 県が運営する結婚支援システム。1対1の出会いの機会を提供するマッチングと、出会いイベントやスキルアップセミナーの実施などにより、結婚希望者へのサポートをおこなっている。

一般質問をおこなった議員

  • 3月4日(火曜日)
    • おぐら ひろし(自民)
    • すます のぶこ(共産)
    • たかはし とおる(民県)
    • もとやま こうじ(自民)
  • 3月5日(水曜日)
    • あまの ひでお(自民)
    • うえだ かつよし(自民)
    • あらしま としなり(公明)
    • おおた まさたか(自民)
  • 3月6日(木曜日)
    • すずき かずふみ(民県)
    • さかもと りょうへい(自民)
    • まさき みえ(自民)
    • しみず かおる(自民)
  • 3月7日(金曜日)
    • おはら なおみ(民県)
    • おおつか あい(民県)
    • まつしま こういち(自民)
    • わたなべ とものり(自民)
  • 3月11日(火曜日)
    • はちや ひろみ(無所属)
    • わたなべ なおこ(民県)
    • よしだ とおる(公明)
    • こうの けいじ(自民)
    • きぐち きょうこ(自民)

6月定例会 県議会を振り返る

 6月定例会は、6月5日から会期21日間で開かれ、諸議案の審議を終えて6月25日に閉会しました。
 この議会に知事から提出された議案は、計12件、議会提出の発議案は1件で、いずれも可決または同意されました。
 6月9日には代表質問がおこなわれ、おおた まさたか議員(自由民主党)、すずき かずふみ議員(民主・県民クラブ)、あらしま としなり議員(公明党)の3名の議員が県政の諸課題について会派を代表して質問をおこなったほか、6月12日から19日までの計5日間にわたり20名の議員が一般質問をおこないました。

議決結果

  • 予算案    2件可決(2件中)
  • 条例案    6件可決(6件中)
  • 人事案件  4件同意(4件中)
  • 委員会発議  1件可決(1件中)

代表質問から

国際線の拡充について <おおた まさたか議員(自由民主党)>

質問

 県は、岡山桃太郎空港の国際線利用者数が、令和32年度に85万人になるとの需要予測を示した。近隣空港に後れを取ることなく、国際線拡充の取組を強化すべきだ。需要予測を基に、いつまでに香港線を再開し、どの国との新規就航の実現を目指すのか等、戦略的な施策展開が重要だ。国際線の拡充にどう取り組むのか、所見を伺いたい。

知事答弁

 県では、インバウンド需要の回復を受け、台北線の増便や、高雄との連続チャーター便の新規就航等の成果を挙げてきた。また、路線の再開、新規路線の誘致に向け、香港での航空会社等への働きかけや、タイでのトップセールスを行うなど、戦略的な取組を展開するとともに、今後、国際線の増便等に対応し、利用者の利便性、快適性向上を図るため、旅客ターミナルビルの整備等、空港の機能強化を実施する予定だ。こうしたソフト・ハード両面における施策を着実に推進し、国際線の拡充に全力で取り組んでまいりたい。

県総合グラウンドの将来構想について <すずき かずふみ議員(民主・県民クラブ)>

質問

 県民にとって利便性が高く、スポーツ・レクリエーション等の憩いの場であり、広域避難場所でもある県総合グラウンドは、ファジアーノ岡山のジェイワン昇格を機に、県内外から一層多くの人が訪れる場所となった。多くの利用者の安全確保や施設の老朽化、駐車場不足、近隣の渋滞対策など様々な課題に対処し、本県を代表する施設であり続けるため、多くの意見を聞いて総合グラウンド全体の将来構想を検討してはいかがか。

知事答弁

 現在の総合グラウンドは、平成17年の国体開催に向け改修したもので、当時の「都市生活にうるおいを与えるような多種多様に使用できる大きな都市空間として整備する」等の基本方針は、今も重要な意義があり、現状の施設や機能を維持することが重要と考えているが、多様化するニーズや社会情勢の変化等により、総合グラウンドの在り方を大きく見直す必要が生じた際は、将来構想を含めて検討してまいりたい。

物価高騰対策について <あらしま としなり議員(公明党)>

質問

 長引く物価高騰を受け、増額が決定された重点支援地方交付金を活用した生活者、事業者へのさらなる支援策について、早期に事業の検討や予算措置を進める必要があるが、いかがか。
 また、国は都市ガスへの支援をおこなうが、LPガスへの支援は以前から県がおこなっており、今回もLPガス使用世帯への支援をおこなうべきだが、併せて所見を伺いたい。

知事答弁

 県内経済の先行きの不透明感が高まる中、引き続く物価高などにより県民や事業者は厳しい状況に置かれており、国の交付金を活用した支援策を講じていく必要があると認識している。
 今後、国が電気・ガス料金の負担軽減支援を実施することなども踏まえ、本県においても、お話のLPガス使用世帯への支援を含め、追加の補正予算を速やかに編成してまいりたい。

定例会ポイント解説

岡山桃太郎空港

 昭和63年に開港した岡山の空の玄関口。東京・札幌・沖縄の国内3路線、ソウル・上海・台北の国際3路線のほか、高雄との連続チャーター便が就航している。今年4月には利用者数が4千万人を突破した。

一般質問をおこなった議員

  • 6月12日(木曜日)
    • おおはし かずあき(自民)
    • もりわき ひさき(共産)
    • もとやま こうじ(自民)
    • とりい りょうすけ(民県)
  • 6月13日(金曜日)
    • ふくしま きょうこ(自民)
    • うえだ かつよし(自民)
    • さかもと りょうへい(自民)
    • いで たえこ(公明)
  • 6月17日(火曜日)
    • たかはし とおる(民県)
    • あきやま まさひろ(民県)
    • まつしま こういち(自民)
    • おとくら けんいち(自民)
  • 6月18日(水曜日)
    • やまもと まさひこ(自民)
    • なかがわ まさこ(民県)
    • すみや しのぶ(公明)
    • あまの ひでお(自民)
  • 6月19日(木曜日)
    • こうの けいじ(自民)
    • ふくだ つかさ(自民)
    • まさき みえ(自民)
    • わたなべ とものり(自民)