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音声読み上げ用 岡山県議会広報紙 おかやま県議会だより 第28号 (県議会を振り返る[2月・6月定例会])

印刷ページ表示 ページ番号:0730423 2021年7月30日更新議会事務局
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「おかやま県議会だより」点字版を発行しています。ご希望の方は、県議会事務局政務調査室(電話086-226-7554)までご連絡ください。

2月定例会

 2月定例会は、2月22日から会期26日間で開かれ、諸議案の審議を終えて3月19日に閉会しました。
 この議会に知事から提出された議案は、予算案39件、事件案件5件、条例案37件、報告案件1件、人事案件4件の計86件でした。
 また、議会提出の発議案は、「岡山県議会会議規則の一部を改正する規則案」など、2件が可決されました。
 2月26日には代表質問が行われ、かとう ひろひさ議員(自由民主党)、たかはし とおる議員(民主・県民クラブ)、ささい しげとも議員(公明党)の3名の議員が県政の諸課題について会派を代表して質問を行ったほか、3月3日から5日まで、9日から11日までの計6日にわたり23名の議員が一般質問を行いました。

代表質問から (紙面の都合上、一人一問で要旨を掲載しています。)

新型コロナウイルス感染症について(地域経済の復活) 【 かとう ひろひさ 議員(自由民主党)】

質問

 急速なデジタル化など経営環境が大きく変化し、企業自らが経営革新を実現しなければならない。融資制度の支援とともに、アフターコロナを見据えた施策も進めるべきだ。また、繊維、造船、自動車産業などは、雇用面で重要な役割を担っており、産地のブランド化や技術開発などに取り組む企業への積極的な支援も必要だ。地域経済の復活に向けてどう取り組むのか。

知事答弁 

 事業継続と雇用維持を最優先に、引き続き、資金繰り支援などとともに、ニューノーマル(新たな日常)な時代に対応する企業の経営革新を支援するため相談体制を強化し、デジタル化に対応する設備導入や人材育成、オンライン商談会やECの活用による販路開拓支援などに取り組んでまいりたい。
 また、繊維、造船、自動車などは、地域の重要産業であり、ブランド化や販路開拓、技術力向上などの支援に、関係機関と連携してきめ細かく対応し、地域経済の復活につなげてまいりたい。

 

用語解説 

「EC」

 電子商取引。インターネット上の商品やサービスの売買を行うことを指し、食品、衣類、雑貨などの通販サイトや、オークションサイト、旅行予約の代理店、コンテンツ配信、オンライントレードサービスなども含まれる。

第2期おかやま創生総合戦略について 【 たかはし とおる 議員(民主・県民クラブ)】

質問

 地方創生関連施策については様々な取り組みを行ってきたが、成果が実感できない。第2期戦略の施策の多くがこれまでの延長線上で、成果に繋がるのか不安だ。新たな取り組みや重点施策など、現行戦略と比べ特筆すべき点を伺いたい。
 また、策定段階、実行段階での市町村との情報共有や連携について伺いたい。

知事答弁  

 「若者の還流・定着」を政策に位置付け、オンラインを活用した就職支援などに取り組むとともに、「移住・定住の促進」では、テレワーカーの活動支援などを新たに盛り込んでいる。また、結婚の希望をかなえる環境づくりのため、縁むすびネットの利便性の向上などの取り組みを追加、拡充している。
 市町村との情報共有などについては、戦略の策定段階で、全市町村と課題や方向性についての情報共有を図ったところであり、実行段階でも、「地域課題解決支援プロジェクト」などを通じて市町村としっかり連携しながら、おかやま創生の取り組みを進めてまいりたい。

新型コロナウイルス感染症について(ワクチン接種) 【ささい しげとも 議員(公明党)】

質問

 ワクチン接種に当たり、市町村との協議会設置など、接種の円滑な実施に取り組んでいるが、接種体制整備の状況について伺いたい。
 また、接種の成功のため、ワクチンの有効性や安全性の情報提供が必要だ。コールセンターを早期に設置するなど、県民への周知についてはどうか。

知事答弁 

 市町村が行う高齢者への接種については、ワクチン移送体制の構築など、共通する課題への負担軽減策や、市町村を越えた接種体制を検討しており、関係団体と連携しながら、円滑な接種に向けて市町村を支援してまいりたい。
 また、県民への周知については、ワクチンの効果、副反応の内容や発生頻度などを説明した動画や資料をホームページに掲載し、専門的な相談窓口の開設準備を進めている。今後とも様々な媒体を通じて情報発信を行い、ワクチン接種に対する県民の理解が一層進むよう取り組んでまいりたい。

一般質問を行った議員

3月3日

おおはし かずあき(自民) 、うじひら みほこ (共産) 、こばやし こういちろう (自民) 、おおた まさたか (自民)

3月4日

ふくだ つかさ (自民) 、うえだ かつよし (自民) 、こうの けいじ (自民) 、しみず かおる (自民)

3月5日

ふくしま きょうこ (自民) 、もとやま こうじ (自民) 、おぐら ひろゆき (自民) 、たの たかあき (自民)

3月9日

まつしま こういち (自民) 、よしだ とおる (公明) 、 なかがわ まさこ (民県)、やまもと まさひこ (自民)

3月10日

きぐち きょうこ (自民)、えもと きみかず (自民)、やまだ そういちろう (公明) 、たかはら としひこ (民県)

3月11日

   はちや ひろみ  (無所属)、わたなべ とものり (自民)、いけもと としあき (自民)

2月定例会 議決結果

 予算案   39件可決(39件中)
 事件案件   5件可決( 5件中)
 条例案   37件可決(37件中)
 報告案件   1件承認( 1件中)
 人事案件   4件同意( 4件中)
 委員会発議  2件可決( 2件中)

6月定例会

 6月定例会は、6月14日から会期22日間で開かれ、諸議案の審議を終えて7月5日に閉会しました。
 この議会に知事から提出された議案は、予算案3件、条例案20件、諮問案件1件、報告案件1件及び人事案件3件の計28件でした。
 また、議会提出の発議案は、「地方財政の充実・強化を求める意見書案」など、2件が可決されました。
 6月17日には代表質問が行われ、うえだ かつよし議員(自由民主党)、おおつか あい議員(民主・県民クラブ)、あらしま としなり議員(公明党)の3名の議員が県政の諸課題について会派を代表して質問を行ったほか、6月22日から25日までと29日の計5日にわたり19名の議員が一般質問を行いました。

代表質問から (紙面の都合上、一人一問で要旨を掲載しています。)

新型コロナウイルス感染症について(ワクチン接種) 【 うえだ かつよし 議員(自由民主党)】

質問

 共同体制の構築による利便性の向上と県営接種会場の設置により、ワクチン接種を加速しているが、引き続き、環境の整備や医療機関及び市町村の負担軽減に取り組んでほしい。医療従事者などの接種を実施し、市町村の体制整備などを支援してきたが、どんな課題があったのか。また、課題を踏まえどう支援するのか。

知事答弁

 接種の担い手となる医療従事者の確保のため、市町村や地元医師会と調整してもなお不足する場合は、県医師会の広域調整により担い手の確保を図ったところである。
 また、ワクチンの具体的な配分量などの情報がなかなか得られず、予約枠の設定が立てにくいという課題があったが、国へ実情を伝え、一定の改善がなされているところである。
 引き続き、市町村や関係機関などと連携を図りつつ、必要な支援に努め、県営接種会場での接種を進めることなどにより、接種がさらに加速するよう取り組んでまいりたい。

ヤングケアラーの理解促進について 【 おおつか あい 議員(民主・県民クラブ)】

質問 

 国の実態調査から、本県でもヤングケアラーとして生活や学習に困難を抱える児童生徒が相当数いると考えられるが、認知はいまだ低く、教育などの現場で確認されても課題解決に至っていないケースもある。家族の世話や介護で重い負担を抱える児童生徒が孤立や学業不振に陥らないようにするため、相談しやすい環境づくりが必要だが、教員や児童生徒への理解促進をどう考えるか。
 

教育長答弁 

 管理職や担当者に研修を実施するほか、スクールソーシャルワーカーの対応事例を基にした校内研修などを実施することで、ヤングケアラーの概念や課題とその背景、支援の必要性について、教職員の理解を深めてまいりたい。
 また、児童生徒に対しては、ヤングケアラーについて学ぶ機会を設け、支援を受けられることなどを理解させるとともに、教職員が児童生徒の変化に気付き声かけするなど、安心して相談できる信頼関係の構築や雰囲気づくりに努めてまいりたい。           

用語解説

  「ヤングケアラー」

 家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている18歳未満の子ども。

新型コロナウイルス感染症について(職域接種の推進) 【 あらしま としなり 議員(公明党)】

質問 

 国は、企業単独や中小企業などの共同接種、学生を含めた大学などの職域単位での接種を可能としている。企業などは、原則として、医療従事者や会場などを自ら確保の上、接種計画を提出することになるが、県は医療従事者の確保のサポートなどを主体的に推進すべきだ。職域接種推進の取り組みについて伺いたい。

知事答弁 

 基本的には、国が示す枠組みに従い、医療従事者や会場の確保などについては、企業などが自ら対応していただく必要があるが、県としては、接種を加速させるためにも職域接種は有効であると考えており、県独自に説明会を実施するとともに、企業などからの相談に丁寧に対応しているところである。

一般質問を行った議員

6月22日

わたなべ とものり (自民) 、すます のぶこ (共産) 、こばやし こういちろう (自民)、おおた まさたか (自民)

6月23日

とりい りょうすけ (民県)、おぐら ひろし (自民) 、ますかわ えいいち (公明) 、ふくしま きょうこ (自民)

6月24日

もとやま こうじ (自民) 、やなぎだ さとし (民県)、おとくら けんいち (自民)、あきやま まさひろ (民県)

6月25日

 こうの けいじ (自民) 、ふくだ つかさ (自民)、やまだ そういちろう (公明)、まつしま こういち (自民)

6月29日

 やまもと まさひこ (自民) 、おおもり かずお (自民)、こばやし よしあき (自民)

 

6月定例会 議決結果

 予算案   3件可決( 3件中)
 条例案  20件可決(20件中)
 諮問案件  1件答申( 1件中)
 報告案件  1件承認( 1件中)
 人事案件  3件同意( 3件中)
 委員会発議 2件可決( 2件中)