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情報活用能力育成のための授業実践

印刷ページ表示 ページ番号:0721754 2021年6月7日更新総合教育センター

リーフレット

  ○リーフレット [PDFファイル/9.24MB]

  ○研究紀要 [PDFファイル/784KB]

 

授業実践事例集  ~高等学校での授業実践事例~

(平成27年度)

○国語  「現代文B」

現代文B「評論文を図解し,プレゼンできる力をつける」

2015年11月10日(火曜日) 商業科 2年生(40名) 岡山県立倉敷商業高等学校 武田 祥江

■本時の目標

第1段落を読み、筆者がたどり着いた「結論」を具体的に理解しようとする。【関心・意欲・態度】
筆者がたどり着いた「結論」を具体的に理解できる。【読む能力】

■本時を選んだ理由

本単元では、座標、枠と矢印など複数の思考ツールを用いて各段階を整理した後、まとめとして思考ツールを使ったプレゼン資料を作成させる。その最初の取り掛かりとして、分かりやすいベン図を使う。

■前時までの授業の流れ

思考ツールの使い方について学んだ後、人を指す言葉について全体の構成を整理する。

 
学習の流れ 主な学習活動   授業の様子
(動画)
留意点
使用した思考ツール
導入 本時の目標と流れを知る。    
展開 (1)ベン図を用いて、日本語と英語の「人称代名詞」の共通点と相違点について整理する。
(2)ペアに分かれて内容を確認し合う。
(3)第1段落で用いられることがらを検証する。
・「私」「あなた」の人称代名詞以外の意味を調べる。
(4)筆者が達した「結論」を理解する。
(5)まとめについて説明を聞く。

現代文B1(YouTubeへ)

現代文B2(YouTubeへ)

現代文B3(YouTubeへ)

【ベン図】
まずは各自で教科書を読みながら整理させる。
人称代名詞を「私」「あなた」等のことであると定義つける。
ベン図に「『あなた』という語の使用頻度」「言葉の起源に人称代名詞以外の意味があるかどうか」をまとめさせる。
隣の生徒とプリントを交換させ、内容を確認させる。数名の生徒に答えを発表させる。
掲示された共通点、相違点を比較し、全体に共通するキーワードを整理して説明する。
辞書で意味を調べさせ、発表させる。
抜き出した「結論」部分のうち,「何らかの社会的枠組み」の具体例を考えさせる。
「相互の位置関係」の具体例として「親族用語」を上から順に並べさせる。
日本語では、様々な場面で、自分と相手、他者との関係により「自称語、対称語,他称語」=「人を指す言葉」を使い分けていることを説明する。
終末 振り返り、次時の予告。   授業で学んだ一番大事なことを書かせ、次時では座標を使って情報整理することを伝える。

■授業を実施して

ベン図は物事の共通点と相違点を整理するときに便利である。情報を視覚化することで、生徒の理解を深めることができた。生徒に文章の内容を図式化する力をつけることは、要約力をつけることにも繋がる。今後も読解の手助けとなりそうな思考ツールを適宜取り入れていきたい。

授業場所 ■普通教室 □コンピュータ教室 □特別教室 □体育館 □運動場 □屋外
□その他( )
授業形態 ■一斉学習 ■グループ学習 □個別学習 □補習  □その他( )
思考ツールを活用する場面 ■導入 ■展開 □まとめ □その他(   )
思考ツールを主に活用する者 □教員 ■学習者 □その他( )
活用するICT □コンピュータ □タブレットPC  □プロジェクタ □スクリーン □電子ホワイトボード
□実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ □インターネット □ディジタルコンテンツ
□CD-ROM □スピーカー □その他( )


○国語  「現代文B」

現代文B 「女性が手にした本の内容と読後の変化について考えよう」 小説 「旅する本」 石田衣良

2015年10月29日(木曜日)総合学科 2年生(36名) 岡山県立鴨方高等学校 栢野 智史

■本時の目標

登場人物の心情、意図を読み取るために、文章に描かれた情景描写に着目し、自分の考えを深めることができる。
女性の心境がどのように変化したかについて自分なりの考えをもつことができる。

■本時を選んだ理由

本単元では、「本」が「読まれる」lことについて寓話的に描かれている。虚構性の強い本作品を読むことにより、登場人物の心情理解に加え、小説の世界の幅広さを実感させ、物事の本質について考えることのできる良い教材であると考えた。

 

学習の流れ 主な学習活動   授業の様子
(動画)
留意点
使用した
思考ツール
導入 確認 ・本時の目標を説明する。
・本時の内容を確認する。
・音読により本文を確認する。
  音読は段落読みとする。
展開  実践 ・女性が置かれている状況についてまとめる。
・女性が手にした本の大きさについて考える。
・本の内容について考える。
・女性のその後の変化について考える。
・自分の考えを発表する。

現代文B1(YouTubeへ)

【イメージマップ】
・表紙について書かれている「ピンク色」という言葉を中心にイメージマップを用いて連想させるものを書き出させる。
・イメージマップは,発想を広げることを目的として利用し、どのような発言でも受け入れるように配慮する。

現代文B2(YouTubeへ)

終末  まとめ ・まとめの話を聞く。
・自己評価を行う。
   

■授業を実施しての感想

イメージマップを用いることで、普段より生徒の活動も活発になり、自主的な発言が増えた。思考ツールは発想のきっかけとなり、想像力を高める役割を担っていた。
 また、思考ツールを授業に取り入れることで、今までなんとなく作成していた教材が、より効果的になることを実感した。さらに思考ツールに対する理解を深め、授業改善につなげたい。

授業場所 ■普通教室 □コンピュータ教室 □特別教室 □体育館 □運動場 □屋外
□その他( )
授業形態 ■一斉学習 ■グループ学習 □個別学習 □補習  □その他( )
思考ツールを活用する場面 □導入 ■展開 ■まとめ □その他(   )
思考ツールを主に活用する者 ■教員 ■学習者 □その他( )
活用するICT ■コンピュータ □タブレットPC ■プロジェクタ ■スクリーン □電子ホワイトボード
■実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ □インターネット □ディジタルコンテンツ 
□CD-ROM  □スピーカー □その他( )

 

○地理歴史 「地理A」

地理A 「世界の住居の特徴を比べ,その理由を考えよう」

2015年10月6日(火曜日) 家政科 2年生(38名) 岡山県立井原高等学校南校地 下川 和恵

■本時の目標

資料の比較を通して、各地の住居が持つ多様な機能・特徴について考察する。【資料活用の技能】
気候と人間生活との関わりについて関心を持つ。【関心・意欲・態度】
気候要素と気候因子について、その知識を身に付け理解する。【知識・理解】

■本時を選んだ理由

単元の導入である気候と人間生活の関わりを本時とし、資料の読み取りを中心に生徒への興味付けを行うとともに、思考ツールのXチャートを使用し、住居の違いなどから読み取れる気候との関係について理解を深めさせる授業を行いたいと考えた。

学習の流れ 主な学習活動   授業の様子
(動画)
留意点
使用した
思考ツール
導入 本時の
目標を
知る
世界各地の伝統的な住居には、多くの特徴があることを確認する。   世界各地の伝統的な住居の写真を示して、それぞれの住居の特徴に違いがあることに注目させる。
展開 実践 (1)住居の写真を見て、違いを読み取り、どのような特徴があるかを考える。
・最初は個人で考えさせ、その後グループで話し合いを行い、班の意見をまとめる。
(2)発表する。
地理A(YouTubeへ) 【Xチャート】
資料を見て、自分が気付いたことを、Xチャートを活用して、適切に表現させる。
グループでさまざまな住居に関心を持ち、話し合いをさせる。
終末 まとめ 次回、発表したことから気候の違いについて考えることを伝える。    

■授業を実施しての感想

地理歴史の授業は、講義形式になりやすい。授業の導入やまとめなどに思考ツールを活用することによって、主体的・共同的な学習を導入できることを実感した。今後も様々な思考ツールを活用し、生徒の情報活用能力の育成を図りたい。

授業場所 ■普通教室 □コンピュータ教室 □特別教室 □体育館 □運動場 □屋外
□その他( )
授業形態 ■一斉学習 ■グループ学習 □個別学習 □補習  □その他( )
思考ツールを活用する場面 □導入 ■展開 ■まとめ □その他(   )
思考ツールを主に活用する者 ■教員 ■学習者 □その他( )
活用するICT ■コンピュータ □タブレットPC ■プロジェクタ ■スクリーン □電子ホワイトボード
■実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ □インターネット □ディジタルコンテンツ 
□CD-ROM  □スピーカー □その他( )

 

○保健体育 「体育」
 

体育 「バドミントンの特徴をまとめ,次回の選択に活かそう」

2015年10月29日(木曜日) 総合学科 3年生(17名) 岡山県立鴨方高等学校 塩見 将輔

■本時の目標

グループで協力してゲームを行うことができる。個人またはグループで種目の特徴をまとめることができる。本時の内容を次回の選択に活かすことができる。

■本時を選んだ理由

3期ある選択制授業における2期目の最後にあたる。次回の選択が最後の選択になるため、1期目の選択種目と今回の選択種目の特徴等をまとめ、それらを踏まえて次回の種目を選択できるようになることを考えた。

■前時までの授業の流れ

基本的なルールや技術等は学習済みである。グループごとに、その時間の学習内容を計画し実践していく形で授業を行っている。

学習の流れ 主な学習活動   授業の様子
(動画)
留意点
使用した
思考ツール
導入 説明
補強
・本時の目標を確認する。
・ランニング、補強運動を行う。
  ・健康状態を読み取る。
展開  活動 ・グループごとに、ゲームを行う。
・種目を比較する。
(今回の選択種目と前回の選択種目)
・意見を掲示し、他の意見を共有する。
体育(YouTubeへ)
【ベン図】
・ホワイトボードを使用しベン図の使い方を生徒に示す。
・ワークシートのベン図を用いて比較させる。
〈比較項目〉
(1)特徴(実施しての感覚等)
(2)ルール
(3)用具,コート
終末  まとめ 発表をし、意見を全体で共有する。   ・今回の比較を踏まえて、次時の最後の選択に活かすようにする。

■授業を実施しての感想

思考ツールは、生徒も教員も使い慣れるまでに時間がかかると感じた。生徒の考えをすべて掲示したが、他者の考えに興味を示す生徒が多く、思考ツールの活用は効果的であった。

授業場所 □普通教室 □コンピュータ教室 □特別教室 ■体育館 □運動場 □屋外
□その他( )
授業形態 ■一斉学習 ■グループ学習 □個別学習 □補習  □その他( )
思考ツールを活用する場面 □導入 ■展開 □まとめ □その他(   )
思考ツールを主に活用する者 ■教員 ■学習者 □その他( )
活用するICT □コンピュータ □タブレットPC □プロジェクタ □スクリーン ■ホワイトボード
□実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ □インターネット □ディジタルコンテンツ 
□CD-ROM  □スピーカー □その他( )

 

○家庭  「子どもの発達と保育」
 

子どもの発達と保育 「保育園実習で使用する児童文化財を考えよう」

2015年10月6日(火曜日) 家政科 3年生(38名) 岡山県立井原高等学校南校地 石田 安奈

■本時の目標

発達段階に合わせた児童文化財の特徴や意義を理解する。【知識・理解】
発達段階に合わせた児童文化財を考えることができる。【思考・判断・表現】

■本時を選んだ理由

保育園実習での担当クラスの児童文化財を考えるためには、発達段階に合っていること、育てたい力を明確にすること、当日や準備においての条件を整理した上で考える必要がある。思考ツールを利用して考えると適した児童文化財を考えることができると考えた。

■前時までの授業の流れ

子どもの生活を学ぶため、1・2時間目に「乳幼児の家庭内事故」、3・4時間目に「生活と養護」、5時間目に「児童文化財の体験と乳幼児の遊び」を学習。

学習の流れ 主な学習活動   授業の様子
(動画)
留意点
使用した思考ツール
導入 本時の
目標を
知る
 既習事項を思い出させながら、本時の目標を確認させる。    
展開  実践 (1)担当クラスの発達段階に適した児童文化財を個人で考える。
(2)個人でまとめた内容を班でまとめ、発表の準備をする。
(3)班ごとに発表する。

家庭1(YouTubeへ)

 

家庭2(YouTubeへ) 

【フィッシュボーン図】
既習事項を中心にフィッシュボーン図の骨組みから埋めていく。骨組みの項目は、発達段階と特徴、育てたい力、条件の3項目とする。3項目に沿った児童文化財を考え、フィッシュボーン図の頭の部分に記入する。
終末  まとめ  自己評価をする。    

■授業を実施しての感想

フィッシュボーン図を使用すると、各自の考えが明確になり、その中から適した内容を選び取ることができる。また、各項目の内容が可視化できるので、その内容に沿った児童文化財を考えやすくなる。個人で考えたあと、班で意見交換をすることで、多くの情報の中からより適したものを選択することができた。根拠をもって児童文化財を考えることができ、制作や保育園実習への意欲がより強まったように思う。

授業場所 ■普通教室 □コンピュータ教室 □特別教室 □体育館 □運動場 □屋外
□その他( )
授業形態 ■一斉学習 ■グループ学習 □個別学習 □補習  □その他( )
思考ツールを活用する場面 ■導入 ■展開 □まとめ □その他(   )
思考ツールを主に活用する者 □教員 ■学習者 □その他( )
活用するICT ■コンピュータ □タブレットPC  ■プロジェクタ ■スクリーン □電子ホワイトボード
■実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ □インターネット □ディジタルコンテンツ
□CD-ROM □スピーカー □その他( )

 

○外国語 「コミュニケーション英語1」

コミュニケーション英語1 「深読みプリントで英文の内容をしっかり読み取ろう!」

2015年11月10日(火曜日) 商業科 1年生(40名) 岡山県立倉敷商業高等学校 大石 智香子

■本時の目標

本文に関する質問を英語で作って発問したり、質問されたことに英語で答えたりすることで、本文をより深く読むことができる。【関心・意欲・態度】【表現】

■本時を選んだ理由

これまで教科書の英文を読解する際には、各パートで新出語句を確認し、文法のポイントを解説し、教科書にある問題を解いて次のパートへの読解に進む流れで、生徒が自力で読み取り、表現しようとする状況を作り出せていなかった。そこで、思考ツールを活用することで、生徒自らが本文を深く読み、英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする後押しができると考えた。

■前時までの授業の流れ

1時間目:新出語句の確認と定着,部分訳確認。
2時間目:部分訳直読直解と文法ポイントの解説。
3時間目(本時):本文並び替えと英問英答による本文深読み

学習の流れ 主な学習活動   授業の様子
(動画)
留意点
使用した思考ツール
導入 導入  本時目標と流れを知る。
(1)前時に使用したプリントを音読することで、本文の内容を直読直解する。
(2)前時解説のto-不定詞の形容詞的用法を復習する。
  ・朗読が目的ではなく、意味のかたまりを意識、理解して音読するよう心がけさせる。
・前時解説のto-不定詞の形容詞的用法が含まれている部分に注目させる。
展開  実践 (1)空欄を埋めながら、時系列で出来事を並び替え、本文を完成させる。
(2)ペアで添削を行う。
(3)本文を書き写す。
(4)ペアで英問を作成する。
(5)4人のグループでお互い
に英問英答を行う。
(6)いくつかのグループが発表し、クラスで共有する。

英語1 
(YouTubeへ)

 

英語2 
(YouTubeへ)

・英文をしっかり読ませるために、教科書やノートを見ずに本文の内容を思い出して作業するように指示する。
【矢印と囲み】を使用することで、時間を迫って本文に書かれている出来事=英文を理解するようにさせる。
・空欄に入れる単語の綴りを思い出せなくてもあまり気にしないようにと指示する。
・丁寧に添削するよう指示する。
・疑問文作成のヒントがプリントにあることを指摘しておく。しかし,文法的な間違いを恐れず、【質問マトリクス】に1つでも多くの質問を作るよう促す。
・書くことはせず、英語を話したり聞いたりするよう指示する。
・発せられた質問に対する答えを各自考えるように指示する。
・発せられた質問に対する答えを各自考えるように指示する。
終末  まとめ (1)本時の振り返りを行い、コメントを記入する。
(2)次時の予定を確認する。
  ・プリントの振り返り欄に記入するよう指示する。

■授業を実施しての感想

 矢印と囲みのツールは、時系列で書かれてある文章の理解促進に大変役立った。
 質問マトリクスを使用することで、生徒は質問を作りやすくなり、英語でのコミュニケーション活動に火を付けた形になったと考える。そして、1つ文を作ると、もっと作ろうという気持ちにもなり、書いたものがあるとそれを見て発話もしやすくなった。結果的に、生徒は思考ツールという助けを借りてグループでの英語によるコミュニケーション活動に積極的に取り組めたと感じている。

授業場所 ■普通教室 □コンピュータ教室 □特別教室 □体育館 □運動場 □屋外
□その他( )
授業形態 ■一斉学習 ■グループ学習 □個別学習 □補習  □その他( )
思考ツールを活用する場面 ■導入 ■展開 □まとめ □その他(   )
思考ツールを主に活用する者 □教員 ■学習者 □その他( )
活用するICT ■コンピュータ □タブレットPC  □プロジェクタ □スクリーン □電子ホワイトボード
□実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ □インターネット □ディジタルコンテンツ
□CD-ROM □スピーカー □その他( )

 

○情報  「社会と情報」

社会と情報 「著作権侵害の事例について実習を通して説明できるようになろう」

2015年10月29日(木曜日) 総合学科 1年生(31名)岡山県立鴨方高等学校 坂本 智幸

■本時の目標

著作権の必要性について考え、著作権侵害の事例について実習を通して説明できるようになる。

■本時を選んだ理由

著作権の分類については、非常に理解が難しいところであるため、思考ツールを使ったグループ学習を通して思考することで、理解しやすくなると考えた。
前時までに、個人の権利や知的財産権(産業財産権と著作権)の分類などを学習している。

学習の流れ 主な学習活動   授業の様子
(動画)
留意点
使用した
思考ツール
導入 目標の確認 ・授業の流れを確認する。   ・指示の難しい箇所は、視覚教材として画面に教科書などを提示して、確認できるようにする。
展開  実践 (1)著作権の分類をワークシートを利用して整理する。(個人・グループ)
(2)著作権クイズのスライド作成
(3)他者の作品を鑑賞し、著作権についての理解を深めたり、プレゼンテーションのスライド作成上の工夫を参考にしたりする。
(4)作品の追加・修正。
情報(YouTubeへ) 【キャンディーチャート】
理解が難しい著作権の必要性を確認できるようにする。
著作権の侵害についての事例を知り、理解することが大切であることを確認できるようにする。
終末  まとめ (1)著作権の分類について再度、全員で確認する。
(2)授業の振り返りを行う。
  ・指示した内容が視覚教材でも確認できるようにする。

■授業を実施しての感想

思考ツールを用いたグループ学習を行うことで、主体的に活動できる場面が増えたと感じた。教える側は、授業の準備をする際に「生徒が思考できる場面」をイメージし、組み立てを行うことで、授業のポイントを確認しやすくなったと感じた。今後も様々な思考ツールやグループ学習を効果的に活用し、情報活用能力の育成に努めていきたい。

授業場所 □普通教室 ■コンピュータ教室 □特別教室 □体育館 □運動場 □屋外
□その他( )
授業形態 ■一斉学習 ■グループ学習 □個別学習 □補習  □その他( )
思考ツールを活用する場面 □導入 ■展開 □まとめ □その他(   )
思考ツールを主に活用する者 ■教員 ■学習者 □その他( )
活用するICT ■コンピュータ □タブレットPC ■プロジェクタ ■スクリーン □電子ホワイトボード
■実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ □インターネット □ディジタルコンテンツ 
□CD-ROM  □スピーカー □その他( )

 

○農業  「植物バイオテクノロジー」

植物バイオテクノロジー 「コチョウランの器官培養の計画を研究資料から立てる」

2015年10月6日(火曜日) 園芸科 3年生(17名) 岡山県立井原高等学校南校地 内田 康広

■本時の目標

課題に興味関心を持って意欲的に取り組むことができる。【関心・意欲・態度】
結果や資料をもとに、計画を立てることができる。【思考・判断・表現】
実施内容や結果を科学的に思考し、レポートなどにまとめることができる。【思考・判断・表現】

■本時を選んだ理由

今後実施する実験・研究の基礎培地の組成と外植体の殺菌方法を検討するために、思考ツール(コンセプトマップ)を使って、研究資料から考えるため。

■前時までの授業の流れ

コチョウランの部位名や特徴を学習し、コチョウランの器官培養を行うために必要となる内容を研究資料からまとめている。

学習の流れ 主な学習活動   授業の様子
(動画)
留意点
使用した思考ツール
導入 まとめの確認  研究資料の結果を全員で確認する。   コチョウランを根端(器官)培養する目的や必要性を確認する。
展開 今後の根端(器官)培養計画の立案 根端(器官)培養を実施するために適した培養・殺菌方法を研究資料から見つけ出し、思考ツール(コンセプトマップ)を活用して,今後の培養環境を考え、決定する。

農業

(YouTubeへ)

【コンセプトマップ】
研究資料の結果から、必要となるデータを読み取れるように説明する。
コンセプトマップの意図を確認しながら、まとめを行う。
終末  まとめ 完成させたコンセプトマップから、根端培養に適した培養環境を決定する。   生徒と一緒に確認する。

■授業を実施しての感想

生徒が自らの力で、図表から結果を読み取る力、そしてこれからの実験・研究の計画を立てるために必要となる条件をまとめる力を成長させるのに思考ツールが役立ったと感じた。今後も、思考ツールを活用することにより、生徒が主体的に取り組める授業を目指したい。

授業場所 □普通教室 □コンピュータ教室 ■特別教室 □体育館 □運動場 □屋外
□その他( )
授業形態 ■一斉学習 ■グループ学習 □個別学習 □補習  □その他( )
思考ツールを活用する場面 □導入 ■展開 ■まとめ □その他(   )
思考ツールを主に活用する者 □教員 ■学習者 □その他( )
活用するICT ■コンピュータ □タブレットPC  ■プロジェクタ ■スクリーン □電子ホワイトボード
■実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ □インターネット □ディジタルコンテンツ
□CD-ROM □スピーカー □その他( )

 

○農業  「フードシステム」

フードシステム 「食品の品質と規格」

2015年10月6日(火曜日) 園芸科 3年生(14名) 岡山県立井原高等学校南校地 伏見 拓也

■本時の目標

食品の品質と安全性について、食品の表示物から学ぶ。【関心・意欲・態度】
思考ツールを活用して、資料を分類し、気付いたことや不明な点をまとめ発表する。【思考・判断・表現】

■本時を選んだ理由

思考ツールを活用することが、生徒の学習活動をサポートし、理解が深まると考えたから。

■前時までの授業の流れ

食品表示物を各自が持ち寄り、思考ツールの「ベン図」を用いて「生鮮食品」と「加工食品」の表示の違いについて学んだ。そして「加工食品」の表示内容をすべて書き出した。

学習の流れ 主な学習活動   授業の様子
(動画)
留意点
使用した思考ツール
導入 本時の目標を知る 思考ツールの「Y・X・Wチャート」を活用して前時に書き出した内容を分析する。 農業1(YouTubeへ) 【Y・X・Wチャート】
Y・X・Wチャートのどれを使用してもよいことを伝え、自分で判断して活用させる。
展開  実践 (1)3つのチャートを利用して,表示内容を分類した後、気付いたことや疑問点を書き出す。
(2)書き出した内容について、発表する。
農業2(YouTubeへ) まずは自分で考えさせる。わからない場合は,周囲の生徒と話し合う。
発表することで、情報を共有できるようにする。分類の観点が他者と異なることを知り、別の視点にも気付かせる。
表示内容が食品の安全性を保証できているか考えさせる。
終末  まとめ  疑問点について調査することを課題とする。    

■授業を実施しての感想

生徒は、今まで板書をノートに写すことが学習となっていた。思考ツールを使用して、自ら考えることを学習の中に入れることで、授業への取り組み方が前向きになったと感じた。自らも、思考ツールを活用できるように研究したい。

授業場所 □普通教室 □コンピュータ教室 ■特別教室 □体育館 □運動場 □屋外
□その他( )
授業形態 ■一斉学習 ■グループ学習 □個別学習 □補習  □その他( )
思考ツールを活用する場面 ■導入 ■展開 □まとめ □その他(   )
思考ツールを主に活用する者 □教員 ■学習者 □その他( )
活用するICT ■コンピュータ □タブレットPC  ■プロジェクタ ■スクリーン □電子ホワイトボード
■実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ □インターネット □ディジタルコンテンツ
□CD-ROM □スピーカー □その他( )

 

○商業  「簿記」 

簿記 「諸帳簿の分類とそれぞれの役割を考えよう」

2015年11月10日(火曜日) 商業科 1年生(40名) 岡山県立倉敷商業高等学校 伊丹 健

■本時の目標

・諸帳簿それぞれの分類や役割を思考ツールを活用して考えることができる。
・簿記一連の流れを理解することができる。

■本時を選んだ理由

問題集を使い、問題を解くことができても、帳簿の意味や役割についてきちんと理解できている生徒は少ない。思考ツールを活用し、より深く考えさせることで、諸帳簿の分類や役割を理解させることができると考えた。

■前時までの授業の流れ

問題演習を繰り返し行い、それぞれの帳簿の記帳方法を学習している。

学習の流れ 主な学習活動   授業の様子
(動画)
留意点
使用した思考ツール
導入 本時の目
標の確認
帳簿の重要性の理解
 ・教科書を黙読し、簿記の基本的な内容について再認識する。   ・「簿記」=「帳簿記録」であることを説明し、帳簿の重要性について理解させる。
展開  実践 ・Yチャートを使って、教科書を参考にしながら、主要簿・補助簿・決算に関する帳簿に分類する。
・フィッシュボーン図を使って、帳簿それぞれの役割をグループで分析する。
・分析し内容を発表する。

商業1(YouTubeへ)

商業2(YouTubeへ)

【Yチャート】
・最初は個人で考えさせ、その後グループで考えさせる。
【フィッシュボーン図】
・発表では、思考ツールに記入された内容に加え、聞いている生徒がより理解を深められるような補足説明もするよう促す。
終末  まとめ ・本時の内容を振り返りながら、簿記一連の流れを確認する。   ・スライドを使って、簿記の一連の流れをまとめる。

■授業を実施しての感想

生徒が思考ツールを用いることで、帳簿の意味や役割についてより具体的に考察することができ、グループ協議が活発に行われた。思考ツールは、自分の考えを具体化できるだけでなく、他者へのコミュニケ―ションツールとしても有効だと感じた。

授業場所 ■普通教室 □コンピュータ教室 □特別教室 □体育館 □運動場 □屋外
□その他( )
授業形態 ■一斉学習 ■グループ学習 □個別学習 □補習  □その他( )
思考ツールを活用する場面 □導入 ■展開 ■まとめ □その他(   )
思考ツールを主に活用する者 □教員 ■学習者 □その他( )
活用するICT ■コンピュータ □タブレットPC  ■プロジェクタ ■スクリーン □電子ホワイトボード
■実物投影機 □デジタルカメラ □ビデオ □インターネット □ディジタルコンテンツ
□CD-ROM □スピーカー □その他( )