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福祉用具総合展示(NPOあんしんネット)
展示・体験コーナーの説明
このコーナーでは、スタッフを配置して、福祉用具の展示・体験・相談を行っています。車いすや補聴器など、日常生活をより快適にする障害者・高齢者向けの福祉用具を多数展示しており、身体の状況に応じた用具を見つけるお手伝いをさせていただきます。
展示している用具は見ていただくだけでなく、体験利用することも可能です。用具の販売は行っていませんが、このコーナーを運営している特定非営利活動法人(NPO)あんしんネットのスタッフにご相談いただければ、購入までのアドバイス等をさせていただくことが可能です。
福祉用具展示 紹介動画
福祉用具展示 紹介動画2
福祉用具展示 紹介動画3
展示用具の概要(令和7年3月現在)
展示している用具に関するご相談は、このコーナーを運営しているNPOあんしんネットのスタッフまでお願いします。
- 障害者向けの用具 約372点
- 高齢者向けの用具 約515点
NPOあんしんネットに関する情報
NPOあんしんネットは、皆様の快適な生活を応援させていただくよう、様々な分野の会社や専門家が集まった組織です。皆様のご要望、お困りのことをお気軽にご相談ください。皆様のお役に立てる多くの安心サービスを提供し、ご支援をさせていただくよう努力しています。
NPOあんしんネット Youtube(動画で福祉用具を紹介しています。)
展示・体験用具の一例(紹介する用具は不定期で変わります。)
新展示品の紹介
【特設コーナー】
特設コーナーでは3~4か月の期間限定で生活のシーンに合わせた福祉用具・サービスの展示を行っております。
・見てさわって!電動アシスト付自転車(セリオ)
電動アシスト四輪自転車「リベルタ」
2輪自転車ではふらついて不安な方や、坂道での登坂力に自信のない方に最適です。前後のかごも大きく、買い物に便利です。
【新展示品】
・ヤマハ製、軽量型電動車椅子「JWアクティブPLUS+」
ホイルモーター仕様、ジョイスティック操行、リッケル水素電池24V使用。使用者最大体重100kg、実用登坂角度6゜、連続走行距離15km、最高速度4.5km/h。
・各種自助具、歩行支援機器、コミュニケーション機器等新規15点を追加しました。当面特設コーナーに特設展示と並行して展示しておりますので、ぜひご覧ください。
・男性用収尿器「Mr.ユリナー」UR-010
トイレが心配な男性の強い味方。ズボンの中にいつでもトイレ!装着に気づかれず、外出が安心で楽しくなる!
外出時のトイレ(排尿)の不安を解消する装着型の収尿器。柔らかシリコン製レシーバーは肌への負担を極力低減。
・男性用採尿器「手持ちユリナー」AS-TUR010
トイレに行かず、ベッドで排尿。様々な状況や姿勢で使用できます。男性用セパレート型しびん。柔らかレシーバー、しなやかなチューブと大容量タンク。ハンドルを外せば常時装着型として使用可。
・歩行補助杖「つかまり立ち さんさ」
サポートグリップを利用して、両手でしっかりと杖に力をかけて楽に立ち上がることができます。
【特別展示】
・岡山県・岡山県障害者スポーツ関係PR写真
車椅子バスケットボール、ソフトボール、車いすロードレース、アーチェリーなど、岡山県の選手の活躍を写真で展示しています。
障害者向け用具
利用される障害者の方の障害の状況に応じて、利用可能なさまざまな車いすを展示しています。また、競技用の車いすも展示していますので、ご覧ください。
高齢者向け用具
Rt.Works(高齢者向け歩行車)
- 歩行を安全・快適に電動でアシストする。(上り坂でパワーアシスト、下り坂で自動減速など)
- 操作が簡単ハンドルに手を添えて歩くだけの簡単操作で、各種センサが歩行を安全に導く。
- ネットワーク機能GPSとインターネットを利用し、「みまもり機能」や「緊急通知機能」で安心を提供する。
防災グッズ
拡声器やラジオ、懐中電灯など災害時に役立つ防災グッズの展示もしていますので、ご覧いただけます。
義肢・装具展示コーナー
障害のある方が日常生活を行うための様々な補装具を展示しています。展示品について常駐アドバイザーが詳しい説明をいたします。
その他の情報
1.お知らせ
○福祉用具総合カタログ等の配布について(令和6年7月12日)
希望者の方に、福祉用具総合カタログやパンフレット等を配布しております。(無料ですが、数に限りがございます。)
[配布カタログ]
- 介護用品総合カタログ「安寿」
- 製品カタログ「ロボットアシストウォーカーRt.2」
- 快適と健康を考える「Cubeads」 など
○福祉用具の日しんぶんの配布について(令和6年10月1日)
(株)シルバー産業新聞社(本社:大阪市)から「福祉用具の日しんぶん(2024)」が贈呈されたので配布しています。(数に限りがございます。)
【内容】全16面
主な記事
- 介護保険の福祉用具サービスを知ろう
- 特別対談「「遠距離介護」支える介護保険と福祉用具」
- 特殊寝台で生活の自立を!快適に座り自立を助ける車いす など
配布場所:福祉用具展示・体験コーナー
問い合わせ:NPOあんしんネット 電話086-221-3038(担当:椋代)
2.来場者数(令和6年4月から令和7年3月まで)
(1)総数 5,779人
(2)団体 (1)のうち855人(27団体)
3.来場者アンケートから
研修や授業の一環で来られた方が、展示品を実際に手に取り、体験された後にいただいたアンケートでの御意見の一部を紹介します。
- 教科書では学んでいましたが実際の用具を見るのは初めてのものが多く、さらに実際に使用することにより使う人、使ってもらう人の気持ちがよくわかりました。今後PTになった時にすごく役立つと思いました。(大学生)
- 自分が今勉強している麻痺患者の介護に対して使用できそうな用具をたくさん知ることができました。これだけたくさんの種類があるからこそ、様々な症例の人たちにそれぞれ最適な用具を提供できるのだと思いました。(看護学校生)
- たくさんの種類があることに驚きました。利用者の身体状況や使用環境に応じて適切に選択していくことの重要性が身を持って体験できました。実際のものに触れながらの研修は臨場感もあり貴重な体験になりました。(相談員研修生)
4.来場者からの相談など
来場された方から、様々なご相談があります。対応する専門相談員が、その方に合ったアドバイスを行っています。
(例) ・家族が高齢になり歩行困難で困っている。
・介護保険の制度がよくわからないので教えてもらいたい。(申請方法、用具の貸与・購入・保険サービス
全般など)
・高齢の方の一人暮らしでの困りごと など
展示・体験コーナーへの来場者の方からの相談の一部を御紹介しますので、御参考にしてみてください。
Q:体幹がしっかりせず歩行困難な母の歩行補助について教えてください。
A:体幹が不安定なので杖歩行は危険です。しっかりとした手すりに体重をかけて歩行してください。外出時にはシルバーカーではなく体を支えてくれる介護用品である歩行車を使用しましょう。握力が弱くブレーキをかけづらいのであれば前腕を預けて体重をしっかりかけて、両手でブレーキレバーを握ったほうが良いですね。前腕受け高さの調節が大切ですよ。高すぎると腰高になって後方転倒の危険性があります。しっかり体重をかけるとブレーキの利きもよくなりますよ。
Q:父が足が悪く、洋式トイレから立ち上がることが困難です。良い方法はありませんか。
A:周りの壁に立ち上がり補助手すりを取り付けたり、 トイレを取り囲むように立ち上がり補助手すりを設置することもできます。それでも困難な場合は電動で座面が昇降する電動昇降便座が便利です。座面が垂直に動くタイプと斜め前方に押し出すように動くタイプとありますのでお父さんの症状に合わせて選んでください。一回で立ち上がれない場合は何回か振りを付けて立ち上がることもできますよ。
Q: パーキンソンの親がお風呂に入るのに苦労してます。補助具はありませんか。
A:お風呂が深いとのことで浴槽台を使用してください。底面を高くして入りやすくなります。入った後は椅子として腰かけてください。出やすいです。肩まで温もることはできにくくなりますが、より安全に入浴できますよ。浴槽グリップを使用するとより安全に出入りできます。バスボードは介護者が取り外しをしなくてはならないのでちょっと使いにくいです。自分一人で行うのは難しいですね。すべり止めマットもぜひ使用してください。シャワーチェアを使用すると洗浄時の姿勢が安定し、安全に洗うことができますよ。
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