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モクズガニ

印刷ページ表示 ページ番号:0402681 2014年10月15日更新水産研究所
モクズガニ
名称
 モクズガニ
生産目標
 1令期稚ガニ、約3mm、10万尾
学名
  Eriocheir japonica
 モクズガニはイワガニ科に属するカニで、北海道から沖縄まで日本のほぼ全域に生息しています。甲幅7-8cm、体重180gにまで成長し、河川のカニとしては大型で、ハサミの部分に濃い毛が生えるのが大きな特徴です。
 モクズガニは海域で生まれ、浅海域で幼生期を過ごした後に汽水域で変態し稚ガニとなります。その後、川を上って淡水域で脱皮を繰り返して成長し、成熟すると川を下り汽水域や海域で交尾・産卵を行い、ほとんどの個体はそこで一生を終えます。
 岡山県内では秋から冬にかけて産卵のために河川を下ってくるカニを狙って、カニカゴや定置網で漁が行われています。
 モクズガニは、中華料理の高級食材として知られる上海ガニに近い仲間で、上海ガニと同様に濃厚なカニミソと内子(卵巣)が美味とされています。

モクズガニは脱皮を繰り返し、ゾエア幼生(5期)→メガロパ幼生→稚ガニへと変態しながら成長します。

ゾエア幼生メガロパ幼生稚ガニ

          ゾエア幼生                    メガロパ幼生                     稚ガニ

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