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平成24年度おかやまキーパーソン育成塾の取組

印刷ページ表示 ページ番号:0303655 2013年2月18日更新産業振興課
イラストです。

平成24年度の取組実績

開催月日場所テーマ、内容、講師ねらい

備考

1(開講式)5月23日(水曜日)岡山市(岡山県立図書館)

●地域産業振興の必要性を学ぶ

基調講演「地域産業おこしと“キーパーソン”の役割~震災復興の過程から~」

講師:関満博氏(明星大学経済学部教授)

講話「県の産業労働行政について」

講師:貝原康郎(岡山県産業労働部審議監)

全国各地で地域産業おこしに成功した事例を見ると、例外なく活動の中心となる“キーパーソン”が存在している。全国の先進的な“キーパーソン”活躍事例を学ぶとともに、地域産業おこしの重要性を理解する。  

関満博教授の講演の様子

関教授から、東日本大震災後の復興現場へ実際に行って体感された、各市町村の現状をお話しいただき、産業振興の分野において、有事にこそ、キーパーソンの重要性が問われること等をお聞きした。

自己プレゼンテーションの様子

本年度の受講生18名が、自己紹介を兼ねて、地域に対する夢や志、また自分の夢や志を発表しあった。

6月29日(金曜日)岡山市(岡山県庁)

●自律性と実践力を学ぶ

講演「産業振興革命~行政マンの「使命」と「誇り」~」

講師:柏田恆希氏(八王子市産業振興部産業政策課 主査)

パネルディスカッション

コーディネーター:長崎利幸氏(有限会社アーバンクラフト 取締役社長)     

パネラー:柏田恆希氏、鈴木隆史氏(株式会社栄鋳造所 代表取締役社長、八王子未来塾1期生、HFA元会長)

10年近く産業振興部署で、中小企業の後継者育成等に携わって来られた経験から、自ら考え継続的に行動することの重要性を学ぶ。

アイスブレークの様子

受講生同士の相互理解を深めるため、3グループに分かれて、過去の担当業務等について紹介し合った。

柏田氏の講演の様子

八王子市役所の柏田氏から、自治体が産業振興に携わる意義や、市主催の後継者育成塾である「八王子未来塾」及びその卒塾生の会「八王子フューチャーアソシエーション」の活動を通じて感じてこられた経験についてお聞きした。

パネルディスカッションの様子

八王子未来塾の1期生である鈴木社長を交えて、支援をする側(市)と支援を受ける側(企業)、それぞれの立場から意見交換が行われた。

8月3日(金曜日)津山市

●県内産業振興を現地で学ぶ、企業訪問の技術を身につける

津山市の産業紹介

講師:尾高弘毅氏(つやま新産業創出機構 事務局次長)

講演「温度×姿勢で挑む!産業振興 ~あなたの温度は何度ですか~」

講師:沼泰弘氏(津山市産業経済部産業政策課 主任)

企業訪問

産業振興の基本は現場を知ること。そのために企業訪問は不可欠であるため、実際に企業訪問を行い、ノウハウを学ぶ。また、キーパーソン育成塾修了生の活動事例から、地域内外のネットワークの大切さを学ぶ。

沼氏の講演の様子

キーパーソン育成塾1期生である津山市職員の沼氏から、県産業振興財団へ出向時代、産業振興に目覚め、情熱を持って地元企業支援に取り組んでいる姿勢を学んだ。

企業訪問の様子

3グループに分かれ、津山市内の企業((株)本山合金製作所、池田精工(株)、インノショウフォレストリー(株))を訪問した。

グループ発表の様子

訪問した企業で聞いてきた内容をグループ毎でまとめて発表した。

9月25日(火曜日)岡山市(岡山県庁)

●地域の現状を理解する

SWOT分析研修「地域再発見!4つの視点で見つめなおそう地域の強み~経営分析手法・SWOT分析で地域の現状を理解する~」

講師:宮前善充氏((財)岡山経済研究所主任研究員)

いざ地元の活性化と意気込んでも、地域の実態を把握できていなければ先には進めない。地域の特性を分析する方法を学ぶ。

宮前氏の講義の様子

SWOT分析の手法について講義後、グループに分かれて各自のS、W、O、Tを分析し、グループの全メンバーが協業できる架空の振興策を検討して発表した。

11月15・16日(木・金曜日)高知県

●県外の先進的取組を現地で学ぶ

馬路村の産業紹介

講師:上治堂司氏(馬路村村長)

講演

講師:東谷 望史氏(馬路村農業協同組合 代表理事組合長)

馬路村農業協同組合の工場見学

企業訪問

講演「一度っきりの人生本音で楽しく生きよう!」

講師:山本 吾一氏(兼松エンジニアリング株式会社 名誉会長)

地元の資源を活かした新商品開発や定住促進など、自然の豊かさと人のつながりを活かして中山間地域の活性化を手がける先進的事例を現地で学ぶ。

馬路村村長による産業紹介の様子

馬路村の上治村長から、村の地域資源を活かした産業振興施策についてお聞きした。個々の商品ではなく、村自体をブランド化し、全国・世界に売り出してきたことなどを話された。

馬路村農業協同組合の紹介の様子  馬路村農業協同組合の工場の様子

続いて、馬路村農業協同組合を訪問し、東谷組合長からゆず加工品の開発を行い、売上が32億円を越えるまでに成長した秘訣等をお聞きした。その後、加工場内を見学した。

兼松エンジニアリング工場見学の様子  山本会長の講演の様子

2日目は、兼松エンジニアリング株式会社(高知市)を訪問し、工場見学及び山本吾一名誉会長の講演をお聞きした。

12月21日(金曜日)岡山市(岡山県庁)

●企業等との連携の仕組を学ぶ

中間発表

講演「癒着ではなく密着が基本~産業振興担当者の心得とは~」

講師:小山 修氏(日立市産業経済部商工振興課 課長補佐兼商工振興係長)

地元で長年、産業振興に取り組んでいる先駆者(行政職員)から企業等との連携の手法を聞くことで、その原動力を学ぶ。

中間発表の様子

「私の考える地域産業おこし」をテーマにした発表会に向けて、受講生による中間発表が行われ、一人一人に対して、小山氏、長崎アドバイザーからアドバイスをいただいた。

小山氏の講演の様子

20年以上にわたって、市の産業振興に携わって来られた小山氏から、市産業支援センターの立ち上げから現在に至るまでのお話や、産業振興をするには企業に密着し、相手を理解することが大切であることなどを学んだ。

1月11日(金曜日)岡山市(岡山県庁)

●説得力のあるプレゼンテーション技術を学ぶ

研修「プレゼンテーションしてみましょう」

講師:池田定博氏((株)電通関西支社 クリエーティブ・ディレクター)

地域産業おこしの実践のために欠かせない周囲を納得させる表現力・説得力を学ぶ。

池田氏プレゼン研修の様子

CMプランナーである池田氏から、ご自身が制作に携わったCM等を紹介いただきながら、プレゼンをする際に大事なポイント等をお話いただいた。

プレゼン研修の実践発表の様子

教えていただいたポイントを念頭に、5班に分かれてのプレゼンの実践。テーマは「東京の女子大2年生に岡山観光に来てもらうためのプレゼン」。各班ともに工夫を凝らしたプレゼンを披露した。

8(発表会)2月15日(金曜日)岡山市(岡山県立図書館)

●表現力・説得力を磨く!プレゼンテーションの実践

受講生による発表共通テーマ「私の考える地域産業おこし」

修了式

1年間の集大成であると同時に、今後各地域で地域産業おこしを実践するためのスタートである。存分に“説得力”を発揮し、“実践”していただく。

H24年度受講生発表タイトル一覧 [PDFファイル/88KB]

H24年度受講生集合写真

受講生14名による発表を行った後、修了式を行いました。

受講生の感想を一部ご紹介します

・公務員の印象、価値観が変わった。公務員としての経験が浅いので、与えられた仕事をこなすだけの職業という印象が少なからずあったが、キーパーソン育成塾に参加して、講師に来られる他自治体の職員の皆さんは、目標を持ち、時間や環境にとらわれず仕事をしていた。私には、皆さんが輝いて映った。私もキーパーソンになりたいと思った。
・産業・地域振興は市行政施策の根幹であり、多くの塾の同期生や先輩と意見を交換し合う中で刺激を受け、市の実態を把握し、産業・地域振興について、正面から向き合う必要性を感じた。今後は、市をよくしていこうと志高い方と連携し、市を元気にしたいと思っている。その一翼を担っていきたい。
・いい意味で公務員とはこうだ!という固定概念をとっぱらうことが出来た。答えは現場にある。もっともっと企業訪問等、現場に出ていく必要があると感じた。自分一人で目標を持って頑張ろうと思っても、なかなか持続出来ないが、キーパーソン育成塾で出会った人の頑張りを見て影響を受け、自分も頑張ろうという気持ちになった。今後は自分自身が他人に影響を与えるような人間になりたい。