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医療安全情報等のお知らせ 疾病感染症対策課(2025年6月27日発行)
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発行日時 |
医療安全情報等のお知らせ |
2025年06月27日 14時00分 |
医療安全情報等のお知らせ 疾病感染症対策課(2025年6月27日発行)
【感染症に係る注目情報】
1:ダニ媒介感染症の患者発生が報告されています
2:県内の伝染性紅斑患者報告数が過去10年で最も多い状況です
3:県内の百日咳患者報告数が1000人を超えました
掲載ページ(岡山県疾病感染症対策課ホームページ)
https://www.pref.okayama.jp/page/913020.html
1:ダニ媒介感染症について
今年に入り第25週(6月16日から6月22日)までに、日本紅斑熱が5件、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)が5件報告されています。現在、ダニの活動が活発になる時期を迎えており、例年秋頃まで患者が多く報告されることから、6月13日に報道発表により県民への注意喚起を図ったところです。
ダニ媒介感染症の予防には、ダニに刺されないことが最も重要です。マダニは、シカやイノシシなどの野生動物が生息する環境のほか、民家の裏山や裏庭、畑などにも生息していることから、特に屋外でのキャンプやハイキング、農作業や草刈り、山中での作業(山菜採りや 狩猟等)は、ダニに刺されるリスクが高まります。これからの時期は特に上記ホームページリンク先に掲載のチラシのとおり予防対策の実施をお願いいたします。
ダニ媒介感染症である日本紅斑熱、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、つつが虫病は全て重症化するおそれがあります。野山などへ入られた方は、ダニに刺されていても気づかない場合もあるため、ダニに刺されたかどうかにかかわらず、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が現れた場合はすみやかに医療機関で診察を受けてください。その際、ダニに刺されたもしくは、ダニが生息するような環境に行ったことを医師に説明してください。
2:県内の伝染性紅斑患者報告数が過去10年で最も多い状況です
県内の定点当たり患者報告数が第25週(6月16日から6月22日)に1.25人と、前週の0.57人から増加しており、過去10年と比較して最も多い状況です。現在、全国的にも患者が多くなっており、今後、県内でも流行が拡大するおそれがあるため、注意が必要です。リンク先HP掲載の【妊娠中又は妊娠の可能性がある方へ】のとおり、伝染性紅斑の流行時には、妊娠中又は妊娠の可能性がある方は特に注意が必要です。
3:県内の百日咳患者報告数が1000人を超えました
県内において、5類全数把握感染症に規定されている百日咳の患者報告数が、4月に入り過去に例を見ないペースで患者報告が急増している状況にあったことから、4月25日に報道発表により県民への注意喚起を図ったところです。その後も患者報告は増え続け、第19週(5月5日から5月11日)にはこれまで県内の最多報告数であった令和元年(2019年)の428人を上回りました。直近の第25週(6月16日から6月22日)は新たに79人報告(6月25日時点)され、令和7年の累積報告数は1,062人となりました。現時点では、報告される患者数のペースに変化が見られず、今後もさらに患者が増えることが懸念される状況にあるため、注意が必要です。患者報告の多くは、5歳から14歳に集中しており、全報告の約7割を占めています。
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発行:岡山県保健医療部疾病感染症対策課
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