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医療安全情報等のお知らせ 疾病感染症対策課(2025年6月6日発行)

メルマガ 発行日時
医療安全情報等のお知らせ 2025年06月06日 13時00分

 

医療安全情報等のお知らせ 疾病感染症対策課(2025年6月6日発行)

【感染症に係る注目情報】
1:ダニ媒介感染症について(県内で複数の患者が発生しています)
2:百日咳患者報告数の急増が続いています

掲載ページ(岡山県疾病感染症対策課ホームページ)
https://www.pref.okayama.jp/page/913020.html

1:ダニ媒介感染症について(県内で複数の患者が発生しています)
 ダニ媒介感染症が発生しやすい時期に入っており、今年は第22週(5月26日から6月1日)までに、既に日本紅斑熱が2件、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)が2件報告されています。県では昨年、日本紅斑熱の患者報告数が過去最多を更新しており、今後も患者数の増加が懸念される状況にあります。ダニ媒介感染症の予防には、ダニに刺されないことが最も重要です。マダニは、シカやイノシシなどの野生動物が生息する環境のほか、民家の裏山や裏庭、畑などにも生息していることから、特に屋外でのキャンプやハイキング、農作業や草刈り、山中での作業(山菜採りや 狩猟等)は、ダニに刺されるリスクが高まります。これからの時期は特に上記ホームページリンク先に掲載のチラシのとおり予防対策の実施をお願いいたします。
 ダニ媒介感染症である日本紅斑熱、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、つつが虫病は全て重症化するおそれがあります。野山などへ入られた方は、ダニに刺されていても気づかない場合もあるため、ダニに刺されたかどうかにかかわらず、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が現れた場合はすみやかに医療機関で診察を受けてください。その際、ダニに刺されたもしくは、ダニが生息するような環境に行ったことを医師に説明してください。

2:百日咳患者報告数の急増が続いています
 県内において、5類全数把握感染症に規定されている百日咳の患者報告数が、4月に入り過去に例を見ないペースで患者報告が急増している状況にあったことから、4月25日に報道発表により県民への注意喚起を図ったところです。その後も患者報告は増え続け、第19週(5月5日から5月11日)にはこれまで県内の最多報告数であった令和元年(2019年)の428人を上回りました。直近の第22週(5月26日から6月1日)は新たに71人報告(6月4日時点)され、令和7年の累積報告数は691人となりました。現時点では、流行が収束する気配は見られず、今後もさらに患者が増えることが懸念される状況にあるため、注意が必要です。患者報告の多くは、5歳から14歳に集中しており、全報告の約7割を占めています。

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発行:岡山県保健医療部疾病感染症対策課

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