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医療安全情報等のお知らせ 疾病感染症対策課(2025年5月23日発行)
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発行日時 |
医療安全情報等のお知らせ |
2025年05月23日 12時00分 |
医療安全情報等のお知らせ 疾病感染症対策課(2025年5月23日発行)
【感染症に係る注目情報】
1:百日咳患者報告数の急増が続いています
2:感染性胃腸炎が例年比較でかなり多い状態です
3:今年初めての日本紅斑熱が発生しました
掲載ページ(岡山県疾病感染症対策課ホームページ)
https://www.pref.okayama.jp/page/913020.html
1:百日咳患者報告数の急増が続いています
県内において、5類全数把握感染症に規定されている百日咳の患者報告数が、4月に入り過去に例を見ないペースで患者報告が急増している状況にあったことから、4月25日に報道発表により県民への注意喚起を図ったところです。その後も患者報告は増え続け、第19週(5月5日から5月11日)にはこれまで県内の最多報告数であった令和元年(2019年)の428人を上回りました。直近の第20週(5月12日から5月18日)は新たに65人報告(5月21日時点)され、令和7年の累積報告数は516人となりました。現時点では、流行が収束する気配は見られず、今後もさらに患者が増えることが懸念される状況にあるため、注意が必要です。患者報告の多くは、5歳から14歳に集中しており、全報告の71.5%を占めています。
2:感染性胃腸炎が例年比較でかなり多い状態です
県内の定点当たり患者報告数が第8週(2月17日から2月23日)に10.69人と、2019年以来6年ぶりに10人を上回って以降、患者報告が多い状態で推移しており、直近の第20週(5月12日から5月18日)も12.75人と、例年同時期と比較してかなり多い状況であるため、注意が必要です。
感染性胃腸炎は、ウイルスまたは細菌などの病原体に感染することで発症します。主な症状は嘔吐や下痢です。冬から春にかけての感染性胃腸炎の原因はウイルスによるものが多いとされています。
感染経路は主に経口感染・接触感染であるため、感染予防と拡大防止には、手洗いの徹底、食品の十分な加熱、嘔吐物・下痢便等の適切な処理が重要です。
3:今年初めての日本紅斑熱が発生しました
ダニ媒介感染症が発生しやすい時期に入っており、第19週(5月5日から5月11日)に今年初めての日本紅斑熱が1件報告されています。県では昨年、日本紅斑熱の患者報告数が過去最多を更新しており、今後も患者数の増加が懸念される状況にあります。日本紅斑熱を含むダニ媒介感染症の予防には、ダニに刺されないことが最も重要です。これからの時期に、野山などへ入られる方は、上記ホームページに掲載している県作成チラシに記載のとおり予防対策の実施をお願いします。
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発行:岡山県保健医療部疾病感染症対策課
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