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なすの高温対策で散水を試験中(岡山市)

印刷ページ表示 ページ番号:0990117 2025年8月4日更新備前広域農業普及指導センター
 JA岡山藤田営農センター管内では、14戸が65aで夏秋なすの栽培をしていますが、
近年、夏場の高温による花振るい(着果不良)で収量が減ることが問題になっています。
 そこで、今年、対策として、株の上部に飛距離の出る灌水チューブを高架式で設置し、散水する試験を実施中です。散水することで気化熱を利用し、株の温度を下げる作戦です。
 灌水水チューブは最大5m程度の距離まで水滴が届くもの(商品名:スミサンスイ露地Rワイド)を選択し、他に、直管パイプ、チューブ保持具、エンジンポンプ、濾過フィルターなどの資材を使用しました。
 7月中旬から、1回当たり3分程度の散水を毎日、昼間3回実施しており、株間の温度、着果状況、収穫量について、散水しない区と比較し調査しています。
 普及指導センターでは、高温対策として成果が出れば、なすだけでなく、他の果菜類の露地栽培にも応用できるものと考えています。
散水装置の設置状況
【散水装置の設置状況】