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回帰熱

印刷ページ表示 ページ番号:0348935 2013年8月30日更新感染症情報センター

シラミあるいはヒメダニ(Ornithodoros属:ヒメダニ属)によって媒介されるスピロヘータ(回帰熱ボレリア)感染症である。

 コロモジラミ媒介性Borrelia recurrentis やヒメダニ媒介性B.duttonii 等がヒトに対する病原体である。
 菌血症による発熱期、菌血症を起こしていない無熱期を3~5回程度繰り返す、いわゆる回帰熱を主訴とする。感染後5~10日を経て菌血症による頭痛、筋肉痛、関節痛、羞明、咳などをともなう発熱、悪寒がみられる(発熱期)。
 また、このとき点状出血、紫斑、結膜炎、肝臓や脾臓の腫大、黄疸もみられる。
 発熱期は3~7日続いた後、一旦解熱する(無熱期)。
 無熱期では血中から菌は検出されない。発汗、全身倦怠感、時に低血圧や斑状丘疹をみることもある。この後5~7日後再び発熱期に入る。
 上記症状以外で肝炎、心筋炎、脳出血、脾破裂、大葉性肺炎などがみられる場合もある。

回帰熱とは(国立感染症研究所)

※ 各感染症情報については、厚生労働省のホームページより文章を引用しています。