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吉備高原都市~未来を見つめたコミュニティ-ゾーン~(整備方針)

印刷ページ表示 ページ番号:0006233 2007年5月29日更新中山間・地域振興課

吉備高原都市の今後の整備方針について(平成14年3月)

 吉備高原都市については、平成9年11月に策定された行財政改革大綱により、後期計画B、Eゾーンの事業着手(用地取得も含む)が凍結されており、凍結期間の終了する平成12年度から、その取り扱い等、今後の整備のあり方について、有識者から意見を聴取しながら検討を進めてきたところであるが、昨年12月14日に、有識者の方々による検討会から、これまでの検討結果を取りまとめた報告書「吉備高原都市の今後の整備のあり方」をいただいた。
 そして、その報告書を広く県民の皆様に公開し、御意見をいただいたところである。
 このたび、これらを踏まえて、最終的に検討した結果、吉備高原都市の今後の整備方針を次のとおり決定した。今後は、住民の方々、立地施設、地元町等と連携を図りながら、この整備方針に基づき、吉備高原都市の活性化に努めてまいりたい。

I 基本的な方向

 吉備高原都市の今後の整備については、現下の厳しい社会経済情勢を踏まえて、次のように
進めていくものとする。
【第1段階】
 これまでに蓄積された優れた資源を最大限に活用しながら、整備済区域の活性化、高付加価値化を図り、新しい時代にふさわしい都市としての魅力を高める。
【第2段階】
 第1段階により、後期計画Bゾーン以降の開発ポテンシャルを上昇させ、可能な限り早期に民間を中心とした投資を誘引する。

II 今後の都市整備の進め方

○第1段階:新たなイメージによる都市の創造 -「近未来体験都市」-

 吉備高原都市の理念を堅持しながら、今までに蓄積された優れた資源を活かして、整備済区域を「近未来体験都市」として、まちづくりを進める。
 このため、「晴れの国おかやま」発の先進的なモデル事業「サンシャインシティプロジェクト推進事業」に取り組む。
 
□近未来体験都市のイメージ
 
 常に新しい時代を先取りし、様々なライフステージにおいて、質の高い生活を実感できるライフスタイルを提案し、近未来を体験できる都市

(1) 緑の中の快適空間都市
 ひと、企業、商業・サービス施設が集まり、豊かな自然の中で快適な都市生活を過ごせる都市

(2) 生きがいの都市
 地域交流や多世代交流を育みながら、健康で生きがいと誇りを感じ、いくつになっても自らの生活をクリエイトできる都市


(3) 環境に優しい都市
 クリーンエネルギーの活用、ゴミの減量化、リサイクル等、環境にやさしいライフスタイルを実現できる都市

(4) 人に優しい都市
 こどもからお年寄りまで、また、障害者も健常者も、互いに支え合い、安心して暮らせる都市

(5) パートナーシップによる都市づくり
 住民、企業、ボランティア、NPO、行政など、それぞれが協働してまちづくりを進める都市

 【具体的なイメージ】 
  ・ 豊かで美しい緑とゆとりある居住空間、美しい町並み
  ・ 高速なIT環境
  ・ 医療・福祉・健康産業等の集積及び職住の近接
  ・ 生涯学習、ボランティア活動の展開
  ・ クリーンエネルギーの活用、循環型の都市システム
  ・ 障害者や高齢者を含むあらゆる世代の共生
  ・ 安全、安心を確保する都市システムの確立
  ・ 住民等の参加、参画、まちづくり事業組織の形成

○ 第2段階:後期計画Bゾーン以降の整備
 後期計画Bゾーン以降については、今後、整備済区域や社会経済情勢の変化を踏まえながら、現在、分譲中の住宅地、産業施設用地の分譲が概ね完了し、整備済区域の熟度が高まった時点で、改めて整備内容の検討を行う。
 その際には、地元町との役割分担やPFI等の民間活力導入の可能性も含めて、事業主体や整備手法を新たな角度から見直しを行う。
 なお、それまでの間に、この区域内において、民間等からの開発が見込まれる場合は、都市整備の理念との整合を図りながら、弾力的に対応する。
 また、県土地開発公社が先行取得している後期計画区域内の土地(約70ha)については、再取得に向け検討を行う。