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すくできる対策と新築リホーム時の対策

印刷ページ表示 ページ番号:0004238 2007年5月15日更新生活衛生課

室内空気汚染を防ぐには(すぐできる対策)

(1) まず、換気!!
  室内空気汚染を防ぐには、まず「換気」に配慮しましょう。
  特に、冷暖房のために窓を閉め切る夏や冬は、特に「換気」に注意することが必要です。

(ア)こまめに換気する。
(イ)換気システムがある場合には、常時運転する。
 (フィルターやファンの清掃に気をつける。)
(ウ)風の通り道をつくる。
 ・空気の通りを良くするために窓を開け反対側のド  アも開ける。
 ・窓を家具などでふさがない。
(エ)窓を閉め切っている時は、浴室、トイレ、台所などの換気扇を時々運転する。
(オ)就寝時や留守の場合も換気する。
  長期間、不在の場合には、汚染物質の濃度が高くなることがあるので特に注意が必要です。


(2) 発生源対策  
  室内空気汚染がある場合には、当然のことながら発生源があります。
  生活の中では建材・施工材以外にも、室内空気の汚染源となる可能性のものが多くあります。これらを、移動したり使用に注意することにより、室内空気中への化学物質の発生を減少させることができます。

(ア)刺激臭のある家具などを持ち込まない。室内から排除する。
(イ)芳香剤や殺虫剤など汚染物質が発生する可能性のある日用品の過度の使用をさける。
(ウ)開放型ストーブをできるだけ使用しない。
(エ)タバコを控える。喫煙場所を限定して排気設備を運転する。
発生対策

新築やリフォーム等をするときの対策

建築業者と十分な打ち合わせ
 これからの住まい選びには、空気汚染対策も重要なポイントとなってきています。
「シックハウス」問題に配慮した住まいとするためには、次の点について配慮が必要です。
 また、建築業者と十分な打ち合わせが必要です。

(1) 新築する場合の対策

適切な材料選定
(ア)適切な材料選定を行いましょう。

合板や接着剤などの建築材料には、その性能を確保するために室内空気汚染の原因となる化学物質が使われています。
こうした化学物質の発生量が少ない建築材料を使用することが必要です。
十分な換気ができる設備
排気セントラル換気システム
(イ)通風、換気へ配慮した設計を行いましょう。

 十分な換気ができるように、風による空気の流れを効率的に活用できるような位置に窓や換気口を設け、必要に応じて適切な位置に換気扇を設けることが必要です。
 また、住宅の構造・工法や気密性によっては、安定して換気量が得られる換気システムを導入した方が良い場合もあります。
薬剤の安全性
(ウ)入居時には十分な換気を行いましょう。

入居時には、それまで締め切った状態が続いている場合があるので、窓を開け、換気扇を作動させるなどして十分に換気を行ってから入居することが必要です。
 また、新規に購入した家具やカーテン、芳香剤や防虫剤などから室内空気を汚染する化学物質が発生することもあるので、入居後数ヶ月の間は十分に換気しましょう。
 ベイクアウト(ストーブなどの加熱装置を用いて、室内温度を上昇させ建材等に含まれるホルムアルデヒドや、VOCの放出を促進させる)を行うことによって、効果が得られる場合もあります。

(2)改築(リフォーム)の際の対策 改築(リフォーム)の場合は、居住しながら工事を行う場合が多いため、十分な換気等により化学物質を除去できないことがあります。
 このため、新築時以上に使用する建材・施工材の選択や施工方法、施工管理、工期設定に十分な配慮が必要となります。
(3)建て売り住宅購入の際の対策 建て売り住宅を購入する場合には、新築時に比べ選択できる事項が限定されますので、室内空気を汚染する化学物質に対して、どのような配慮が行われているかよく確認する必要があります。
 また、窓の配置や間取りが効率的な換気に適しているかどうかを確認し、下見時には、「目がチカチカする。」「鼻をつくにおいがする。」など異常がないことを確認しましょう。
(4)中古住宅購入の際の留意点 中古住宅では、築後10年以上を経ていれば、建材・施工材からの放散による化学物質は、十分少ないと考えられます。しかしながら、購入する際には、壁紙・床などの内装のリフォームを行うことが多いので、リフォームの際と同様な注意が必要です。
(5)集合住宅(マンション)を購入する場合の対策 集合住宅(マンション)を購入する場合には、建材・施工材の種類や仕様を確認しておくことが必要です。
 また、集合住宅の場合は、窓や間取りが制限されるため、十分な換気量が確保できない場合があります。窓を開放したり、換気扇を使用するなど住まい方を特に注意する必要があります。