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環境汚染物質の検査

印刷ページ表示 ページ番号:0641679 2023年4月17日更新生活衛生課

 科学技術の発展に伴い、私たちの生活は豊かになった反面、環境が汚染され、汚染物質を体内に取り込んだ生物を食べることによって起こる健康被害の問題が発生しています。
 岡山県では、それらの環境汚染物質の実態調査を継続的に行っています。

(1)重金属(水銀、カドミウム、鉛、銅、ニッケル、マンガン、亜鉛、ヒ素、クロム、スズ)

 わずかな量の重金属は、自然に食品に含まれているものですが、過剰に摂取するとヒトの健康に悪影響を及ぼすことがあります。 

検査項目 不足したとき・・・ 過剰になったとき・・・
水銀   中枢神経障害(水俣病)
カドミウム 筋無力症 骨軟化症(イタイイタイ病)
  貧血・神経痛・脳障害
動脈硬化・貧血・脳障害 下痢・嘔吐・肝硬変
ニッケル   接触性皮膚炎・アレルギー
マンガン 骨発育不全・糖尿病 肝硬変・運動障害
亜鉛 成長障害・味覚異常 嘔吐・下痢・発熱
ヒ素   爪や毛髪の萎縮・知覚麻痺
クロム 糖尿病・動脈硬化 鼻血
スズ  

急性胃腸炎・スズ肺

検査対象品目:鶏肉、農作物(モモ、ブドウ)、魚介類(コイ、カキ、アユ) 

 

(2)残留農薬

 岡山県では、残留農薬基準が定められていない水産物中の残留農薬について、特に、分解されにくく環境への蓄積が考えられる下記の農薬の残留実態調査を継続的に行っています。

 
検査項目
殺虫剤 DDT(1,1,1-トリクロロ-2,2-ビス(4-クロロフェニルエタン)
BHC(ベンゼンヘキサクロライド)
ドリン剤(ディルドリン、エンドリン、アルドリン)
除草剤 ブタクロール
オキサジアゾン
CNP(クロルニトロフェン)
 
検査対象品目:魚介類(アナゴ、カレイ、ニベ、アマゴ、コイ、クロダイ)

(3)PCB(ポリ塩化ビフェニール)

 PCBは燃えない油としてトランスやコンデンサーなどに広く利用されていましたが、皮膚や肝臓に対する毒性が強く、広く環境を汚染していることが明らかになり、現在使用が禁止されています。

環境汚染物質の検査については、岡山県食品衛生監視指導で計画・実施しています。