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イヌサフラン(コルチカム)の誤食に要注意!
イヌサフラン(コルチカム)の誤食に注意してください!
園芸植物として広く植えられているイヌサフラン(コルチカム)には強い毒が含まれており、
少量を食べただけでも重篤または致死的な中毒になる可能性があります。
絶対に口にしないようにしましょう!
少量を食べただけでも重篤または致死的な中毒になる可能性があります。
絶対に口にしないようにしましょう!
イヌサフランとは
コルチカムという名で園芸用に販売されている多年生の球根植物。球根は径 3 ~ 5cm の卵形で、
春になると20 ~ 30cm ほどの光沢のある葉を伸ばすが、夏には枯れる。
9 月から 10 月に花茎を 15cm ほど伸ばし、アヤメ科のサフランに似た花をつける。
なお、球根は室内に放置しても開花する。また、耐寒性が強く、何年も植えたままで開花する。
毒性
植物全体にコルヒチンという猛毒を含み、少し食べただけでも嘔吐、腹痛、下痢、皮膚の知覚減退、
呼吸困難などの症状を引き起こし、重篤な場合には死亡する。
誤食事例
球根をニンニクや玉ねぎ、ジャガイモと誤食する事例が多い。特に、イヌサフランの球根が出回る秋に
起こることが多い。
そのほか、春に行者にんにくやギボウシ、山菜などとの誤食が起きている。
予防方法
- まちがいなく食用だと判断できない植物は、採らない!食べない!売らない!人にあげない!
- 観賞用の花壇と家庭菜園とは別につくり、一緒に植えない。
- イヌサフランの球根は、子供や認知障害のある人の手の届くところや、台所には置かない。
- 香りを確認する。(イヌサフランにはニンニク臭、玉ねぎ臭はない。)
参考情報
有毒植物による食中毒に注意しましょう(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/yuudoku/index.html
※以下の掲載写真は厚生労働省HPから抜粋したもの(一部、宮城県から提供いただいた写真を含む。)






