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衛星による水道漏水調査事業
衛星画像による広域的漏水調査推進事業の実施について(R7~)
近年、全国各地で水道管路の老朽化に伴う漏水事故が頻発しています。
現行の人力での調査では時間と多額の費用を要することから、
本県では、今年度から、AI技術を活用した「衛星画像による広域的漏水調査推進事業」を県と11市町村の水道事業者との共同発注により導入し、漏水調査の効率化を図っています。
現行の人力での調査では時間と多額の費用を要することから、
本県では、今年度から、AI技術を活用した「衛星画像による広域的漏水調査推進事業」を県と11市町村の水道事業者との共同発注により導入し、漏水調査の効率化を図っています。
【事業イメージ】
【従来の漏水調査との違い】
【画像提供:東亜グラウト工業(株)】
<参考>
衛星画像による広域的漏水調査推進事業について
<事業概要>
人工衛星から撮影した画像のAI解析により、水道管の漏水疑いがあるエリアを判定した上で、その結果を地図情報や管路データと一体的に管理できる漏水調査等支援アプリを導入する。
これにより、水道管路の漏水調査をエリアに絞り込んで実施することが可能となり、漏水管の早期特定・早期修繕を促進し、水道施設の適切な管理による断水リスクの低減と有収率の改善による水道事業の安定化を図る。
(水道事業者の負担を軽減するため、新しい地方経済・生活環境創生交付金を活用)
○調査概要
・人工衛星から地表へマイクロ波を射出し、水道水特有の反射波を独自アル ゴリズムとAIで解析
・地中3m程度までの漏水を半径100m円の範囲で抽出可能
〇事業期間 令和7年度から令和9年度
○契約相手方 NTTビジネスソリューションズ株式会社
○県と協定締結した水道事業体(11事業体)
倉敷市、笠岡市、井原市、総社市、高梁市、新見市、鏡野町、奈義町、
西粟倉村、美咲町、吉備中央町
〇今後の予定
各水道事業者において、抽出された漏水情報を元に音聴調査を行い、漏水を確認のうえ管路の補修等に当たる。
一部の水道事業者においては本年度から音聴調査を開始し、R7~R9年度にかけ て全事業者の音聴調査を完了させ、本事業の有用性の検証を行う。
■(リンク)「衛星画像による広域的漏水調査推進事業」一般競争入札(条件付)結果
※本事業は先行実施している大分県、兵庫県等の取り組みを参考に実施しています。