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児島湖の水質改善を目的とした環境用水導水事業

印刷ページ表示 ページ番号:0991679 2025年9月10日更新環境管理課

児島湖の水質改善を目的とした環境用水導水事業

概要

 河川等から児島湖への流入水量が減少する非かんがい期(11月~翌年4月)に、社会実験として農業用水路等を経由し、旭川(豊水時)から児島湖へ環境用水を導水して児島湖の水質改善を促進させる取組みです。
 平成26年度から許可権者である国(中国地方整備局、岡山河川事務所)等と協議を進め、令和7年7月に環境用水に係る水利使用許可を取得しました。※豊水を水源とする環境用水利権の取得は中国地方初です
【用語解説】
〇環境用水
 環境用水とは、水質、親水空間、修景等生活環境又は自然環境の維持、改善を図ることを目的とした用水であり、環境用水利権は、河川から環境用水として一定の水量を占有する権利として、平成18年に国(国土交通省)の通知により制度化されたもの。

〇豊水
 豊水とは、河川の流量が一定の流量(取水したとしても流域の河川使用者や河川環境に影響を与えないことが確実であろう流量)を超える部分の河川の水のこと。
 環境用水の取水に当たり、ダム等による水源が確保できない場合は、社会実験として、豊水を水源として水利権の取得が可能とされている。
 豊水を水源として環境用水利権を許可する場合、河川管理者は、利水者等で水利用や河川環境に関して情報交換等を行い、豊水利用計画を策定することが求められており、令和7年1月に管理者である国(岡山河川事務所)において「旭川水系豊水利用計画」が策定されている。
 ※「旭川水系豊水利用計画」において設定された「豊水」とは、牧山地点流量が16.77立方メートル/sを超えた部分の流水のこと

 

取水量等

取水量  毎秒2.4立方メートル(約21万立方メートル/日)
取水期間 非かんがい期(11月1日~翌年4月30日)
許可期間 3年間(令和7年11月1日~令和10年4月30日)

導水経路

 一級河川旭川水系旭川の流水を、旭川合同堰(左岸:岡山市北区牟佐字高尾1670番地先、右岸:岡山市北区玉柏字宮本2744番地先)の管掛樋門(旭川右岸)からかんがい用水に上乗せして取水し、旭川合同用水等の用水路を経て笹ヶ瀬川を通じて児島湖へ流入させます。
環境用水の主な導水経路

取水条件

・牧山地点における旭川の流量が毎秒16.77立方メートルを超える場合に限り、その超える部分の範囲において取水すること
・旭川水系において渇水調整が行われている期間は取水しないこと 等

県民の皆様へのお願い

 環境用水を導水することで、導水経路上の用水路の水位は上昇しますが、環境用水の取水は非かんがい期の一定期間であり、取水量もかんがい期の取水量の半分に満たない量であること、大雨等が予測される場合には、事前に取水を停止すること等から、用水路から水が溢れるなどの問題は生じないものと考えておりますが、何らかお気づきの際は、下記問い合わせ先までご連絡をお願いします。

問い合わせ先

環境文化部 環境管理課 水環境湖沼保全班
   電話(直通):086-226-7301
   e-mail:kankanri@pref.okayama.lg.jp