本文
ももたろうの防災(本編)31~34ページ岡山県の災害リスクを知る
【31ページ】
岡山県の災害リスクを知る、揺れなど
南海トラフ地震
岡山県の想定最大震度
今後30年以内に、マグニチュード8~9クラスの規模の南海トラフ地震が、80%程度の確率で発生すると言われています。
県は、国が検討したマグニチュード9クラスの南海トラフ地震の発生モデルケースを基に、県内の震度が最大になる条件で被害想定を平成25年7月に公表しました。
岡山市・倉敷市・笠岡市で最大震度6強、ほかの地域でも県南部を中心に広い範囲で震度5強以上の強い揺れが想定されています。
【32ページ】
断層型地震
岡山県周辺の活断層
県内に被害をもたらす地震は、南海トラフ地震だけではありません。南海トラフ地震で強い揺れが見込まれなかった県北部地域などでも、大きな被害をもたらす可能性がある断層型地震のリスクがあります。熊本地震も発生確率が低いと認識されていました。
岡山県では、県周辺の活断層を震源とする地震のうち、県内で震度6弱以上の強い揺れが発生し、大きな被害が生じるおそれのある7つの地震について、被害想定を平成26年5月に公表しました。
断層型地震の想定被害
長者ヶ原-芳井断層はマグニチュード7.4、県内最大震度6強、
被害を受ける主な市町村は、倉敷市・笠岡市、建物全壊856棟、死者数40人、最大避難者21,672人
やまさき断層帯はマグニチュード8.0、県内最大震度6強、被害を受ける主な市町村は、美作市・奈義町、建物全壊604棟、死者数33人、最大避難者5,680人
おおだて断層・たしろとうげ-ぬのえ断層はマグニチュード7.2、県内最大震度6強、
被害を受ける主な市町村は、真庭市・鏡野町、建物全壊340棟、死者数20人、最大避難者3,868人
なぎさん断層帯はマグニチュード7.3、県内最大震度6強、
被害を受ける主な市町村は、津山市・鏡野町・奈義町、建物全壊209棟、死者数12人、最大避難者2,078人
倉吉南方の推定断層はマグニチュード7.2、県内最大震度6強、
被害を受ける主な市町村は、真庭市、建物全壊113棟、死者数6人、最大避難者1,442人
中央構造線断層帯はマグニチュード8.0、県内最大震度6弱、
被害を受ける主な市町村は、岡山市・倉敷市・笠岡市、建物全壊291棟、死者数5人、最大避難者11,018人
鳥取県西部地震はマグニチュード7.3、県内最大震度6強、
被害を受ける主な市町村は、新見市・真庭市、建物全壊17棟、死者数0人、最大避難者150人
【33ページ】
南海トラフ地震での津波・液状化
岡山県を襲う津波
内閣府南海トラフの巨大地震モデル検討会による検討ケースの内、岡山県内で最も影響が大きいケースの場合
最大津波高
津波のえつりゅうにより堤防等が破壊される場合
岡山市中区2.4m、岡山市東区2.8m、岡山市南区2.6m、倉敷市3.2m、玉野市2.9m、
笠岡市3.4m、備前市3.0m、瀬戸内市3.0m、浅口市2.8m
地震により堤防等が破壊される場合
岡山市中区1.8m、岡山市東区2.5m、岡山市南区2.6m、倉敷市3.2m、玉野市2.8m、
笠岡市3.2m、備前市2.9m、瀬戸内市2.8m、浅口市2.8m
海面変動影響時間、第1波到達
岡山市児島湾締切堤防、2時間50分、倉敷市下津井漁港、2時間27分、玉野市山田港、2時間18分、笠岡市笠岡港、3時間22分、笠岡市かなふろ漁港島しょ部、3時間58分、備前市そうごこう、2時間9分、備前市おおたぶ漁港島しょ部、1時間56分瀬戸内市、きんかいえんでん、1時間58分浅口市、寄島漁港、4時間12分
影響開始時間はあくまで推計値であり、津波の発生のおそれがある場合には、速やかに避難することが大切です。
浸水の深さは、
0.3m、避難行動がとれなくなる。
1.0m、津波に巻き込まれるとほとんどの人が亡くなる。
2.0m、木造家屋の半数が全壊する。
3.0m、木造家屋のほとんどが全壊する。
5.0m、2階建程度の建物が水没する。
避難する際の注意
戸締まりや火の始末などを落ち着いて行い、安全な経路で速やかに避難することが大切です。
岡山を襲う地震は南海トラフ地震だけとは限りません。海底やかこう付近で地震が起きた場合は、ただちに離れ、気象庁の津波警報、注意報を確認して適切に行動しましょう。
津波は何度も襲来し、第1波が最大とは限りません。津波警報・注意報が解除されるまでは戻らないようにしましょう。
【34ページ】
液状化
岡山県の液状化分布図
液状化とは、地震の揺れによって水を含む土がどろみずかする現象です。埋立地やかこうなど水分を多く含んだ砂質の地盤で発生する現象で、砂が噴き出したり、地盤沈下や陥没が起きたりして、住宅や水道管、道路、堤防・護岸に大きな被害をもたらします。
液状化危険度の高い場所は、古くから多くの干拓や埋立事業が行われてきた県南海岸付近の地域に広く分布していますが、県北や内陸部でも昔の河道付近や盛土の造成地などの地域では、液状化被害に注意が必要です。
岡山県の災害リスクを知る、揺れなど
南海トラフ地震
岡山県の想定最大震度
今後30年以内に、マグニチュード8~9クラスの規模の南海トラフ地震が、80%程度の確率で発生すると言われています。
県は、国が検討したマグニチュード9クラスの南海トラフ地震の発生モデルケースを基に、県内の震度が最大になる条件で被害想定を平成25年7月に公表しました。
岡山市・倉敷市・笠岡市で最大震度6強、ほかの地域でも県南部を中心に広い範囲で震度5強以上の強い揺れが想定されています。
【32ページ】
断層型地震
岡山県周辺の活断層
県内に被害をもたらす地震は、南海トラフ地震だけではありません。南海トラフ地震で強い揺れが見込まれなかった県北部地域などでも、大きな被害をもたらす可能性がある断層型地震のリスクがあります。熊本地震も発生確率が低いと認識されていました。
岡山県では、県周辺の活断層を震源とする地震のうち、県内で震度6弱以上の強い揺れが発生し、大きな被害が生じるおそれのある7つの地震について、被害想定を平成26年5月に公表しました。
断層型地震の想定被害
長者ヶ原-芳井断層はマグニチュード7.4、県内最大震度6強、
被害を受ける主な市町村は、倉敷市・笠岡市、建物全壊856棟、死者数40人、最大避難者21,672人
やまさき断層帯はマグニチュード8.0、県内最大震度6強、被害を受ける主な市町村は、美作市・奈義町、建物全壊604棟、死者数33人、最大避難者5,680人
おおだて断層・たしろとうげ-ぬのえ断層はマグニチュード7.2、県内最大震度6強、
被害を受ける主な市町村は、真庭市・鏡野町、建物全壊340棟、死者数20人、最大避難者3,868人
なぎさん断層帯はマグニチュード7.3、県内最大震度6強、
被害を受ける主な市町村は、津山市・鏡野町・奈義町、建物全壊209棟、死者数12人、最大避難者2,078人
倉吉南方の推定断層はマグニチュード7.2、県内最大震度6強、
被害を受ける主な市町村は、真庭市、建物全壊113棟、死者数6人、最大避難者1,442人
中央構造線断層帯はマグニチュード8.0、県内最大震度6弱、
被害を受ける主な市町村は、岡山市・倉敷市・笠岡市、建物全壊291棟、死者数5人、最大避難者11,018人
鳥取県西部地震はマグニチュード7.3、県内最大震度6強、
被害を受ける主な市町村は、新見市・真庭市、建物全壊17棟、死者数0人、最大避難者150人
【33ページ】
南海トラフ地震での津波・液状化
岡山県を襲う津波
内閣府南海トラフの巨大地震モデル検討会による検討ケースの内、岡山県内で最も影響が大きいケースの場合
最大津波高
津波のえつりゅうにより堤防等が破壊される場合
岡山市中区2.4m、岡山市東区2.8m、岡山市南区2.6m、倉敷市3.2m、玉野市2.9m、
笠岡市3.4m、備前市3.0m、瀬戸内市3.0m、浅口市2.8m
地震により堤防等が破壊される場合
岡山市中区1.8m、岡山市東区2.5m、岡山市南区2.6m、倉敷市3.2m、玉野市2.8m、
笠岡市3.2m、備前市2.9m、瀬戸内市2.8m、浅口市2.8m
海面変動影響時間、第1波到達
岡山市児島湾締切堤防、2時間50分、倉敷市下津井漁港、2時間27分、玉野市山田港、2時間18分、笠岡市笠岡港、3時間22分、笠岡市かなふろ漁港島しょ部、3時間58分、備前市そうごこう、2時間9分、備前市おおたぶ漁港島しょ部、1時間56分瀬戸内市、きんかいえんでん、1時間58分浅口市、寄島漁港、4時間12分
影響開始時間はあくまで推計値であり、津波の発生のおそれがある場合には、速やかに避難することが大切です。
浸水の深さは、
0.3m、避難行動がとれなくなる。
1.0m、津波に巻き込まれるとほとんどの人が亡くなる。
2.0m、木造家屋の半数が全壊する。
3.0m、木造家屋のほとんどが全壊する。
5.0m、2階建程度の建物が水没する。
避難する際の注意
戸締まりや火の始末などを落ち着いて行い、安全な経路で速やかに避難することが大切です。
岡山を襲う地震は南海トラフ地震だけとは限りません。海底やかこう付近で地震が起きた場合は、ただちに離れ、気象庁の津波警報、注意報を確認して適切に行動しましょう。
津波は何度も襲来し、第1波が最大とは限りません。津波警報・注意報が解除されるまでは戻らないようにしましょう。
【34ページ】
液状化
岡山県の液状化分布図
液状化とは、地震の揺れによって水を含む土がどろみずかする現象です。埋立地やかこうなど水分を多く含んだ砂質の地盤で発生する現象で、砂が噴き出したり、地盤沈下や陥没が起きたりして、住宅や水道管、道路、堤防・護岸に大きな被害をもたらします。
液状化危険度の高い場所は、古くから多くの干拓や埋立事業が行われてきた県南海岸付近の地域に広く分布していますが、県北や内陸部でも昔の河道付近や盛土の造成地などの地域では、液状化被害に注意が必要です。