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ももたろうの防災(本編)21~37ページ
【21ページ】
災害への備え
1、非常持出(もちだし)品(ひん)を揃えよう
避難所で2~3日間過ごす時に必要な備蓄品
非常持出(もちだし)品(ひん)は、災害の危険が迫り自宅から避難するとき最初に持ち出すもの
です。
非常持出(もちだし)袋(ぶくろ)などにまとめ、すぐに持ち出せる場所に用意しておきましょう。
【22ページ】
非常持出(もちだし)品(ひん)チェックリストの一例です。
家族ひとりひとりに必要なものを用意しておきましょう。
夏の暑さ対策も考えておきましょう。
非常食、ペットボトルの水、
通帳、免許証、マイナンバーカード、診察券、お薬手帳、証書類など、
印鑑、通帳とは別々に保管をしてください
小銭も含めた現金、家・車の合鍵、油性ペン、ノートなどの筆記用具、
懐中電灯・電池、スマートフォンの充電器・予備バッテリー、FM・AMラジオ、
マスク、体温計、アルコール消毒液、スリッパ、眼鏡、コンタクトレンズ、
歯磨き・洗顔セット・大小のタオルなどの洗面用具、
ウエットティッシュ、常備薬・消毒液・ばんそうこうなどの医療品、
生理用品、使い捨てカイロ、防寒保温シート、
ヘルメット、防災ずきん、ホイッスル、着替え、防寒着、雨(あま)がっぱ、
軍手、手袋、アイマスク、耳栓などです。
必要な電話番号は紙に
携帯電話などに記載している電話番号は、電池が切れると電話番号が分からなくなります。紙に書
いて持っておきましょう。
子ども用の非常持出袋を準備
避難時に子どもとはぐれてしまった場合に備えて、子ども用の非常持出(もちだし)袋(ぶくろ)
を準備しましょう。
子ども用の非常持出(もちだし)袋(ぶくろ)の中身の一例です。
保護者の連絡先を書いたメモ、
家族の写真、
親子手帳のコピーやアレルギーなどの記録、
最低限の非常食と水、
ホイッスル、
ライト
などです。
【23ページ】
2、非常備蓄品(ひん)を揃えよう。
大災害発生時、支援物資がすぐに届くとは限りません。コンビニなどのお店にも人が殺到し、商品
がすぐなくなる可能性もあります。
電気、水道、ガスといったライフラインは、大災害発生直後は停止し、利用できなくなることを覚
悟しておきましょう。
水や非常食は最低でも3日分、できれば7日分を備蓄しましょう。
大規模災害の場合、ライフラインや物流が復旧するまで長期に及ぶことが考えられるため、調理に
手間がかからないものを各自で十分に用意しておきましょう。賞味期限にも注意をしましょう。
【24ページ】
非常備蓄品(ひん)チェックリストの一例です。
家族みんなで考え、必要な量を準備しましょう。
水、飲料用はひとり1(いち)日3リットルを目安に家族の人数分用意しましょう。
インスタント・レトルト・缶詰などの食料
スプーン・フォーク・割り箸・トレー皿・使い捨てコップなどの食器、
ラップ、アルミホイル、
ナイフ、缶切り、栓抜き、
カセットコンロ、カセットボンベ、
ろうそく、マッチ、ライター、
テント・寝袋・ランプなどのアウトドア用品、
バーベキューセット、木炭、固形燃料、
梱包用ひも、風呂敷、
はさみ、カッター、
布(ぬの)製ガムテープ、
裁縫セット、
着替え、
洗面、風呂セット、
段ボール箱、
ビニール袋、ゴミ袋、
新聞紙、
トイレットペーパー、簡易トイレ、
給水用ポリタンク、
飲料水などの運搬用の台車、カート
などです。
【25ページ】
非常備蓄品は、家族みんなに必要なものと、家族ひとりひとりに必要なものを選びましょう。
5人家族の「岡山さん家(ち)」の家族ひとりひとりに必要な非常備蓄品の一例です。
お父さん、38歳、コンタクトレンズを使用しているので、コンタクトレンズのケア用品や眼鏡(め
がね)
お母さん、36歳、生理用品など、
タカシくん、10歳、熱が出やすいので、冷却シートや解熱剤、
おじいさん、70歳、足が少し不自由なので車いすや杖(つえ)、
おばあさん、67歳、持病があるので、いつも飲んでいる薬やお薬手帳
などです。
【26ページ】
岡山さん家(ち)の、家族みんなに必要な非常備蓄品リスト1週間分の一例です。
生活備蓄として、
LEDランタン、1人1個、ろうそく、3本、ろうそくに火をつけるためのマッチ、
乾電池、1人10本、携帯用USB充電器、1個、手動発電ライト・ラジオ、1個、
アルミ保温シート、1人1枚、使い捨てカイロ、1人5枚、ブルーシート、3枚、
ロープ、2本、軍手、1人1組、布(ぬの)製ガムテープ、ふたまき、
飲食備蓄として、
500 ミリリットルサイズの飲料水、1人28本、500ミリリットルサイズの清涼飲料水(せいりょう
いんりょうすい)など、1人7本、
米10kg、カセットコンロ、1台、カセットガスボンベ250g、1人2本、
缶詰やレトルト食品、1人14個、チョコレート、1人3個、
排泄備蓄として、
非常トイレ用凝固剤、1人35個、黒ポリ袋、大(だい)、1人35枚、黒ポリ袋、しょう、1人140
枚、
トイレットペーパー、1人2ロール、ウエットティッシュ、1人350枚、
密閉型汚物入れ、1個、防臭袋、1人1袋、簡易トイレ、1個、
衛生備蓄として、
ジェルタイプの手指消毒剤、1人1本、ウエットタオル、1人70枚、ドライシャンプー、1人1本、
使い捨てペーパー下着、1人14枚、衣類用抗菌消臭スプレー、1本、
20 リットルウォータータンク、2個、18リットルポリ缶、2個、屋外用ゴミ箱、1個、ゴミ袋、
70 枚、消臭剤、1本です。
必ず備蓄しておきたいもの
水
長期保存できるペットボトルが便利です。
食料
調理しなくても食べられる食料を備蓄しましょう。
トイレ用凝固剤
水道が止まると水洗トイレが使えません。凝固剤を用意しておけば廃棄も楽です。
【27ページ】
ローリングストック
災害食の備蓄はローリングストックで
普段から少し多めに食料や加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくこと
で、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法をローリングストック法と言います。
食料などを一定量に保ちながら、消費と購入を繰り返すことで、備蓄品の鮮度を保ち、いざという
時にも日常生活に近い食生活を送ることができます。
食べる、買い足す、備える、を繰り返し、日常生活で消費しながら備蓄することがポイントです。
ローリングストックのメリット
備蓄しやすい
普段の生活で使うものを少し多めに購入し、使用するので無理なく始められる。
保管場所を忘れない。
普段の生活で使うものなので、保管場所を忘れない。
賞味期限を過ぎることが少ない
普段の生活で使うものなので、賞味期限を過ぎることが少ない。ただし、賞味期限に注意しましょ
う。
災害発生時でも、平時に近い生活が送れる
普段の生活で使うものなので、災害発生時でも普段と同じ食べ物、同じ日用品を使うことができる。
ローリングストックしやすい備蓄品の一例です。
食料は、
水、米(こめ)、
缶詰、
インスタント麺、
レトルト食品、
栄養食品、
ようかんなど甘い物、
冷凍保存の野菜や果物、ドライフルーツなど
日用品は、
トイレットペーパー、ティッシュ、ラップ、キッチンペーパー、
ウエットティッシュ、洗顔料(せんがんりょう)、歯ブラシ、ボディシート、生理用品などです。
【28ページ】
各家庭の実情にあった準備を
非常備蓄品は一人一人(ひとりひとり)必要な物が異なります。
各家庭の実情に合わせたものを備えましょう。
各家庭での備蓄品の一例です。
乳幼児のいる家庭では、
粉ミルク、ほ乳びん、離乳食、
スプーン、おむつ、清浄綿(めん)、抱っこひも、
バスタオル又はベビー毛布、ガーゼなど
妊婦のいる家庭では、
脱脂綿、ガーゼ、さらし、
T字帯、清浄綿(めん)及び新生児用品、
ティッシュ、ビニール風呂敷、親子健康手帳など
要介護者のいる家庭では、
着替え、おむつ、ティッシュ、
障害者手帳、補助具の予備、
常備薬、予備の眼鏡(めがね)、
入れ歯、入れ歯洗浄剤、緊急時の連絡先表など
家族がアレルギーを持っている家庭では、
アレルギーに対応した食品を備蓄しておきましょう。
ペットのいる家庭では、
ケージ、リード、ペット用非常食などを用意し、ペットが迷子にならないための対策をしましょう。
【29ページ】
3、家具・家電の転倒・移動防止をしましょう。
キッチンには
冷蔵庫、食器棚、電子レンジなどの重たいものや、
簡単に動かせるキャスター式の家具などがあります。
これらの家具が地震のゆれなどで転倒・移動してくると大変危険なので、対策をしておくことが大
切です。
食器棚は、L字金具などで壁に固定しましょう。
ガラスの部分にはガラス飛散防止フィルムを貼りましょう。
食器の下(した)に滑りどめシートを敷きましょう。
扉が勝手にひらかないよう、留め金を付けましょう。
【30ページ】
冷蔵庫は、
転倒防止ベルトなどを使って、しっかりと壁に固定しましょう。
電子レンジなどをのせている台は、壁や床に固定し、電子レンジの本体はストラップなどで台に固
定しましょう。
キャスター式の家具は、キャスター下皿を置いて動かないようにしましょう。
家具類固定の注意点
家具類は、壁に固定するのが最も効果的です。
壁の中に入っている角材などに取り付けましょう。
【31ページ】
リビングには、
照明器具、テレビ、本棚、テーブルやイスなどがあります。
これらの家具・家電も転倒・移動しないよう対策をしましょう。
つり下げ式のものは、落下防止ワイヤーなどで対策をしましょう。
照明器具は、天井に直接取り付けるタイプが安全です。
テレビは、ロープなどで壁に固定しましょう。
足の部分には粘着マットなどの滑り止めを付けましょう。
【32ページ】
本棚は、L字金具などで壁に固定しましょう。
棚の手前にベルトなどを取り付けて、本が飛びださないようにしましょう。
テーブルやイスは、足の部分に滑りどめシールを貼りましょう。
感震ブレーカーの設置
感震ブレーカーは、地震を感知すると自動的にブレーカーを落として電気を止めます。
大きな地震のあとには、電気に起因した火災が多く発生しています。
地震時等の電気火災を予防できる感震ブレーカーをつけましょう。
ブレーカーには、分電盤タイプやコンセントタイプがあります。
基本は、地震発生時にはブレーカーを切りましょう。
【33ページ】
4、家の中の安全を確保しよう。
家の中に家具類のない安全な場所を確保する。
へやが複数ある場合は、人の出入りが少ないへやに家具をまとめて置きましょう。
寝室には倒れてくるような家具類を置かない。
地震が発生した時に、家具の下敷きにならないように、倒れてくるような家具類は置かないように
しましょう。
出口を塞がないように家具類を配置する。
万一(まんいち)、地震で家具が倒れても逃げ道を塞がないような配置にしましょう。家具類の固定
をしましょう。
出入り口や通路には物を置かない。
安全に避難できるよう、玄関など出入り口までの通路に倒れやすい家具類や物を置かないようにし
ましょう。
窓ガラスには飛散防止フィルムを貼る。
食器棚や額縁などのガラスにも飛散防止フィルムを貼りましょう。
屋外のガスボンベを鎖でしっかり固定する。
【34ページ】
5、家族で話し合おう
災害はいつ襲ってくるか分かりません。
災害の発生に備え、各自の役割分担や連絡方法、避難方法などをあらかじめ話し合っておきましょ
う。
家族で決めた防災ルールは冷蔵庫などいつでも見られるところに貼っておきましょう。
家族で決めておく事
1、各自の役割分担を決める
家の安全確認、備蓄品や非常持出(もちだし)品(ひん)の確認を行うなど、家族の役割を決めて
備えておきましょう。
2、連絡方法を決める
災害用伝言ダイヤルの使い方を練習しておきましょう。電話が不通になる場合に備えて、安否確認
の方法は複数用意しましょう。
3、避難先を決める
ハザードマップを確認して、あらかじめ避難先を決めておけば、家族と再会できる可能性が高くな
ります。避難先としては、避難所だけではなく、安全な親戚・知人宅なども検討しましょう。
4、避難する時、近所のだれに声をかけるか決める。
近所の人と話し合っておき、避難時に隣近所(となりきんじょ)ではだれと一緒に避難をするか決
めておきましょう。
安否確認の方法
災害発生時、被災地エリア間の電話はつながりにくくなります。そんな時でも、被災地エリア外の
電話は比較的繋がりやすくなっています。
遠方の親戚や知人に連絡を取ることを決めておけば、安否確認に役立ちます。
地域には、ひとりで避難することが難しい人もいます
災害時の被害は、高齢者や障害のある方など、ひとりで避難することが難しい人、避難行動要支援
者(ようしえんしゃ)に集中しています。
このような被害を減らすため、市町村では、避難行動要支援者(ようしえんしゃ)が、誰の支援を
受けてどこに避難するかを決めておく個別避難計画の作成を進めています。
この取組を進めていくためには、ご近所での助け合いが大変重要になります。
【35ページ】
6、住宅の耐震化のすすめ
ステップゼロ、地震が起きたらどうなるの?
震度6弱以上の地震が起きると、立つことが困難になり、外へ避難することが難しくなります。
耐震性のない建物は倒壊や瓦の落下といった被害を受けたりします。
ステップ1、地震が起きた時に危ない家ってどんな家?
昭和56年1981年5月31日以前の建物は、古い基準である旧耐震基準による旧耐震建築物と呼
ばれ、地震に弱い建築物の可能性があります。
令和6年能登(のと)半島地震でも、旧耐震建築物の方が、新耐震建築物に比べると、倒壊等の大
きな被害を受けた割合が高くなっています。
旧耐震建築物の耐震性は耐震診断をすることでわかります。まずは耐震診断をしてみましょう。
ステップ2、住宅を耐震化しよう
耐震診断で耐震性が低いと判断された場合、耐震化するため耐震補強を実施します。耐震補強では、
地震が起きても倒壊しないように、位置を検討しながら耐震壁や筋交い(すじかい)等による補強
方法を検討し、耐震性を満たすための補強計画を策定します。計画に沿った形で工事を行うと、耐
震補強完了です。
診断や補強を行う際に補助金が支給される場合があります。
市町村の補助金担当窓口までお問い合わせください。
【36ページ】
7、地震保険のすすめ
地震保険の必要性
地震への経済的な備えとなるのが地震保険です。地震保険は、地震等による被災者の生活の安定に
寄与することを目的とする制度であり、政府と損害保険会社が共同で運営しています。
地震・噴火またはこれらによる津波による損害は、火災保険では補償の対象となりません。
地震保険は、地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災・損壊・埋没・流失によって損
害が生じた場合に、建物・家財それぞれ最大で火災保険の保険金額の50%まで補償することができ
る保険です。
地震保険に未加入の場合、二重ローンのリスクがあります。
地震や津波で自宅が全壊しても、住宅ローンは無くなりません。また、住宅再建のためには、新た
な住宅ローンを組まざるを得ません。
水災の保険について
台風や暴風雨などにより発生する洪水、高潮、土砂崩れ。これらの災害による住宅被害の多くは、
火災保険に水災補償をつけておくことで補償されます。最近では、突然の水量増加に行き場を失っ
た下水などが溢れる被害も増えており、多くの方(かた)が水災の危険と隣り合わせに暮らしてい
るといっても過言ではありません。
火災保険のオプションとして水災補償をつけることを検討しましょう。
作成協力、一般社団法人日本損害保険協会
災害への備え
1、非常持出(もちだし)品(ひん)を揃えよう
避難所で2~3日間過ごす時に必要な備蓄品
非常持出(もちだし)品(ひん)は、災害の危険が迫り自宅から避難するとき最初に持ち出すもの
です。
非常持出(もちだし)袋(ぶくろ)などにまとめ、すぐに持ち出せる場所に用意しておきましょう。
【22ページ】
非常持出(もちだし)品(ひん)チェックリストの一例です。
家族ひとりひとりに必要なものを用意しておきましょう。
夏の暑さ対策も考えておきましょう。
非常食、ペットボトルの水、
通帳、免許証、マイナンバーカード、診察券、お薬手帳、証書類など、
印鑑、通帳とは別々に保管をしてください
小銭も含めた現金、家・車の合鍵、油性ペン、ノートなどの筆記用具、
懐中電灯・電池、スマートフォンの充電器・予備バッテリー、FM・AMラジオ、
マスク、体温計、アルコール消毒液、スリッパ、眼鏡、コンタクトレンズ、
歯磨き・洗顔セット・大小のタオルなどの洗面用具、
ウエットティッシュ、常備薬・消毒液・ばんそうこうなどの医療品、
生理用品、使い捨てカイロ、防寒保温シート、
ヘルメット、防災ずきん、ホイッスル、着替え、防寒着、雨(あま)がっぱ、
軍手、手袋、アイマスク、耳栓などです。
必要な電話番号は紙に
携帯電話などに記載している電話番号は、電池が切れると電話番号が分からなくなります。紙に書
いて持っておきましょう。
子ども用の非常持出袋を準備
避難時に子どもとはぐれてしまった場合に備えて、子ども用の非常持出(もちだし)袋(ぶくろ)
を準備しましょう。
子ども用の非常持出(もちだし)袋(ぶくろ)の中身の一例です。
保護者の連絡先を書いたメモ、
家族の写真、
親子手帳のコピーやアレルギーなどの記録、
最低限の非常食と水、
ホイッスル、
ライト
などです。
【23ページ】
2、非常備蓄品(ひん)を揃えよう。
大災害発生時、支援物資がすぐに届くとは限りません。コンビニなどのお店にも人が殺到し、商品
がすぐなくなる可能性もあります。
電気、水道、ガスといったライフラインは、大災害発生直後は停止し、利用できなくなることを覚
悟しておきましょう。
水や非常食は最低でも3日分、できれば7日分を備蓄しましょう。
大規模災害の場合、ライフラインや物流が復旧するまで長期に及ぶことが考えられるため、調理に
手間がかからないものを各自で十分に用意しておきましょう。賞味期限にも注意をしましょう。
【24ページ】
非常備蓄品(ひん)チェックリストの一例です。
家族みんなで考え、必要な量を準備しましょう。
水、飲料用はひとり1(いち)日3リットルを目安に家族の人数分用意しましょう。
インスタント・レトルト・缶詰などの食料
スプーン・フォーク・割り箸・トレー皿・使い捨てコップなどの食器、
ラップ、アルミホイル、
ナイフ、缶切り、栓抜き、
カセットコンロ、カセットボンベ、
ろうそく、マッチ、ライター、
テント・寝袋・ランプなどのアウトドア用品、
バーベキューセット、木炭、固形燃料、
梱包用ひも、風呂敷、
はさみ、カッター、
布(ぬの)製ガムテープ、
裁縫セット、
着替え、
洗面、風呂セット、
段ボール箱、
ビニール袋、ゴミ袋、
新聞紙、
トイレットペーパー、簡易トイレ、
給水用ポリタンク、
飲料水などの運搬用の台車、カート
などです。
【25ページ】
非常備蓄品は、家族みんなに必要なものと、家族ひとりひとりに必要なものを選びましょう。
5人家族の「岡山さん家(ち)」の家族ひとりひとりに必要な非常備蓄品の一例です。
お父さん、38歳、コンタクトレンズを使用しているので、コンタクトレンズのケア用品や眼鏡(め
がね)
お母さん、36歳、生理用品など、
タカシくん、10歳、熱が出やすいので、冷却シートや解熱剤、
おじいさん、70歳、足が少し不自由なので車いすや杖(つえ)、
おばあさん、67歳、持病があるので、いつも飲んでいる薬やお薬手帳
などです。
【26ページ】
岡山さん家(ち)の、家族みんなに必要な非常備蓄品リスト1週間分の一例です。
生活備蓄として、
LEDランタン、1人1個、ろうそく、3本、ろうそくに火をつけるためのマッチ、
乾電池、1人10本、携帯用USB充電器、1個、手動発電ライト・ラジオ、1個、
アルミ保温シート、1人1枚、使い捨てカイロ、1人5枚、ブルーシート、3枚、
ロープ、2本、軍手、1人1組、布(ぬの)製ガムテープ、ふたまき、
飲食備蓄として、
500 ミリリットルサイズの飲料水、1人28本、500ミリリットルサイズの清涼飲料水(せいりょう
いんりょうすい)など、1人7本、
米10kg、カセットコンロ、1台、カセットガスボンベ250g、1人2本、
缶詰やレトルト食品、1人14個、チョコレート、1人3個、
排泄備蓄として、
非常トイレ用凝固剤、1人35個、黒ポリ袋、大(だい)、1人35枚、黒ポリ袋、しょう、1人140
枚、
トイレットペーパー、1人2ロール、ウエットティッシュ、1人350枚、
密閉型汚物入れ、1個、防臭袋、1人1袋、簡易トイレ、1個、
衛生備蓄として、
ジェルタイプの手指消毒剤、1人1本、ウエットタオル、1人70枚、ドライシャンプー、1人1本、
使い捨てペーパー下着、1人14枚、衣類用抗菌消臭スプレー、1本、
20 リットルウォータータンク、2個、18リットルポリ缶、2個、屋外用ゴミ箱、1個、ゴミ袋、
70 枚、消臭剤、1本です。
必ず備蓄しておきたいもの
水
長期保存できるペットボトルが便利です。
食料
調理しなくても食べられる食料を備蓄しましょう。
トイレ用凝固剤
水道が止まると水洗トイレが使えません。凝固剤を用意しておけば廃棄も楽です。
【27ページ】
ローリングストック
災害食の備蓄はローリングストックで
普段から少し多めに食料や加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくこと
で、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法をローリングストック法と言います。
食料などを一定量に保ちながら、消費と購入を繰り返すことで、備蓄品の鮮度を保ち、いざという
時にも日常生活に近い食生活を送ることができます。
食べる、買い足す、備える、を繰り返し、日常生活で消費しながら備蓄することがポイントです。
ローリングストックのメリット
備蓄しやすい
普段の生活で使うものを少し多めに購入し、使用するので無理なく始められる。
保管場所を忘れない。
普段の生活で使うものなので、保管場所を忘れない。
賞味期限を過ぎることが少ない
普段の生活で使うものなので、賞味期限を過ぎることが少ない。ただし、賞味期限に注意しましょ
う。
災害発生時でも、平時に近い生活が送れる
普段の生活で使うものなので、災害発生時でも普段と同じ食べ物、同じ日用品を使うことができる。
ローリングストックしやすい備蓄品の一例です。
食料は、
水、米(こめ)、
缶詰、
インスタント麺、
レトルト食品、
栄養食品、
ようかんなど甘い物、
冷凍保存の野菜や果物、ドライフルーツなど
日用品は、
トイレットペーパー、ティッシュ、ラップ、キッチンペーパー、
ウエットティッシュ、洗顔料(せんがんりょう)、歯ブラシ、ボディシート、生理用品などです。
【28ページ】
各家庭の実情にあった準備を
非常備蓄品は一人一人(ひとりひとり)必要な物が異なります。
各家庭の実情に合わせたものを備えましょう。
各家庭での備蓄品の一例です。
乳幼児のいる家庭では、
粉ミルク、ほ乳びん、離乳食、
スプーン、おむつ、清浄綿(めん)、抱っこひも、
バスタオル又はベビー毛布、ガーゼなど
妊婦のいる家庭では、
脱脂綿、ガーゼ、さらし、
T字帯、清浄綿(めん)及び新生児用品、
ティッシュ、ビニール風呂敷、親子健康手帳など
要介護者のいる家庭では、
着替え、おむつ、ティッシュ、
障害者手帳、補助具の予備、
常備薬、予備の眼鏡(めがね)、
入れ歯、入れ歯洗浄剤、緊急時の連絡先表など
家族がアレルギーを持っている家庭では、
アレルギーに対応した食品を備蓄しておきましょう。
ペットのいる家庭では、
ケージ、リード、ペット用非常食などを用意し、ペットが迷子にならないための対策をしましょう。
【29ページ】
3、家具・家電の転倒・移動防止をしましょう。
キッチンには
冷蔵庫、食器棚、電子レンジなどの重たいものや、
簡単に動かせるキャスター式の家具などがあります。
これらの家具が地震のゆれなどで転倒・移動してくると大変危険なので、対策をしておくことが大
切です。
食器棚は、L字金具などで壁に固定しましょう。
ガラスの部分にはガラス飛散防止フィルムを貼りましょう。
食器の下(した)に滑りどめシートを敷きましょう。
扉が勝手にひらかないよう、留め金を付けましょう。
【30ページ】
冷蔵庫は、
転倒防止ベルトなどを使って、しっかりと壁に固定しましょう。
電子レンジなどをのせている台は、壁や床に固定し、電子レンジの本体はストラップなどで台に固
定しましょう。
キャスター式の家具は、キャスター下皿を置いて動かないようにしましょう。
家具類固定の注意点
家具類は、壁に固定するのが最も効果的です。
壁の中に入っている角材などに取り付けましょう。
【31ページ】
リビングには、
照明器具、テレビ、本棚、テーブルやイスなどがあります。
これらの家具・家電も転倒・移動しないよう対策をしましょう。
つり下げ式のものは、落下防止ワイヤーなどで対策をしましょう。
照明器具は、天井に直接取り付けるタイプが安全です。
テレビは、ロープなどで壁に固定しましょう。
足の部分には粘着マットなどの滑り止めを付けましょう。
【32ページ】
本棚は、L字金具などで壁に固定しましょう。
棚の手前にベルトなどを取り付けて、本が飛びださないようにしましょう。
テーブルやイスは、足の部分に滑りどめシールを貼りましょう。
感震ブレーカーの設置
感震ブレーカーは、地震を感知すると自動的にブレーカーを落として電気を止めます。
大きな地震のあとには、電気に起因した火災が多く発生しています。
地震時等の電気火災を予防できる感震ブレーカーをつけましょう。
ブレーカーには、分電盤タイプやコンセントタイプがあります。
基本は、地震発生時にはブレーカーを切りましょう。
【33ページ】
4、家の中の安全を確保しよう。
家の中に家具類のない安全な場所を確保する。
へやが複数ある場合は、人の出入りが少ないへやに家具をまとめて置きましょう。
寝室には倒れてくるような家具類を置かない。
地震が発生した時に、家具の下敷きにならないように、倒れてくるような家具類は置かないように
しましょう。
出口を塞がないように家具類を配置する。
万一(まんいち)、地震で家具が倒れても逃げ道を塞がないような配置にしましょう。家具類の固定
をしましょう。
出入り口や通路には物を置かない。
安全に避難できるよう、玄関など出入り口までの通路に倒れやすい家具類や物を置かないようにし
ましょう。
窓ガラスには飛散防止フィルムを貼る。
食器棚や額縁などのガラスにも飛散防止フィルムを貼りましょう。
屋外のガスボンベを鎖でしっかり固定する。
【34ページ】
5、家族で話し合おう
災害はいつ襲ってくるか分かりません。
災害の発生に備え、各自の役割分担や連絡方法、避難方法などをあらかじめ話し合っておきましょ
う。
家族で決めた防災ルールは冷蔵庫などいつでも見られるところに貼っておきましょう。
家族で決めておく事
1、各自の役割分担を決める
家の安全確認、備蓄品や非常持出(もちだし)品(ひん)の確認を行うなど、家族の役割を決めて
備えておきましょう。
2、連絡方法を決める
災害用伝言ダイヤルの使い方を練習しておきましょう。電話が不通になる場合に備えて、安否確認
の方法は複数用意しましょう。
3、避難先を決める
ハザードマップを確認して、あらかじめ避難先を決めておけば、家族と再会できる可能性が高くな
ります。避難先としては、避難所だけではなく、安全な親戚・知人宅なども検討しましょう。
4、避難する時、近所のだれに声をかけるか決める。
近所の人と話し合っておき、避難時に隣近所(となりきんじょ)ではだれと一緒に避難をするか決
めておきましょう。
安否確認の方法
災害発生時、被災地エリア間の電話はつながりにくくなります。そんな時でも、被災地エリア外の
電話は比較的繋がりやすくなっています。
遠方の親戚や知人に連絡を取ることを決めておけば、安否確認に役立ちます。
地域には、ひとりで避難することが難しい人もいます
災害時の被害は、高齢者や障害のある方など、ひとりで避難することが難しい人、避難行動要支援
者(ようしえんしゃ)に集中しています。
このような被害を減らすため、市町村では、避難行動要支援者(ようしえんしゃ)が、誰の支援を
受けてどこに避難するかを決めておく個別避難計画の作成を進めています。
この取組を進めていくためには、ご近所での助け合いが大変重要になります。
【35ページ】
6、住宅の耐震化のすすめ
ステップゼロ、地震が起きたらどうなるの?
震度6弱以上の地震が起きると、立つことが困難になり、外へ避難することが難しくなります。
耐震性のない建物は倒壊や瓦の落下といった被害を受けたりします。
ステップ1、地震が起きた時に危ない家ってどんな家?
昭和56年1981年5月31日以前の建物は、古い基準である旧耐震基準による旧耐震建築物と呼
ばれ、地震に弱い建築物の可能性があります。
令和6年能登(のと)半島地震でも、旧耐震建築物の方が、新耐震建築物に比べると、倒壊等の大
きな被害を受けた割合が高くなっています。
旧耐震建築物の耐震性は耐震診断をすることでわかります。まずは耐震診断をしてみましょう。
ステップ2、住宅を耐震化しよう
耐震診断で耐震性が低いと判断された場合、耐震化するため耐震補強を実施します。耐震補強では、
地震が起きても倒壊しないように、位置を検討しながら耐震壁や筋交い(すじかい)等による補強
方法を検討し、耐震性を満たすための補強計画を策定します。計画に沿った形で工事を行うと、耐
震補強完了です。
診断や補強を行う際に補助金が支給される場合があります。
市町村の補助金担当窓口までお問い合わせください。
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7、地震保険のすすめ
地震保険の必要性
地震への経済的な備えとなるのが地震保険です。地震保険は、地震等による被災者の生活の安定に
寄与することを目的とする制度であり、政府と損害保険会社が共同で運営しています。
地震・噴火またはこれらによる津波による損害は、火災保険では補償の対象となりません。
地震保険は、地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災・損壊・埋没・流失によって損
害が生じた場合に、建物・家財それぞれ最大で火災保険の保険金額の50%まで補償することができ
る保険です。
地震保険に未加入の場合、二重ローンのリスクがあります。
地震や津波で自宅が全壊しても、住宅ローンは無くなりません。また、住宅再建のためには、新た
な住宅ローンを組まざるを得ません。
水災の保険について
台風や暴風雨などにより発生する洪水、高潮、土砂崩れ。これらの災害による住宅被害の多くは、
火災保険に水災補償をつけておくことで補償されます。最近では、突然の水量増加に行き場を失っ
た下水などが溢れる被害も増えており、多くの方(かた)が水災の危険と隣り合わせに暮らしてい
るといっても過言ではありません。
火災保険のオプションとして水災補償をつけることを検討しましょう。
作成協力、一般社団法人日本損害保険協会
