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令和6年度第2回 備中地域みらいづくり支援事業審査委員会
令和6年度事業実績報告会
開催日時:令和7年3月4日(火曜日) 13時15分から16時
開催場所:備中県民局会議棟
出席委員:黒宮委員、清水委員、住野委員、西村委員(五十音順:欠席者 大田委員、齋藤委員)
【全体講評】
どの団体も、産業の振興、文化の振興、子どもたちの福祉の問題などの地域社会が抱えている様々な課題の解決に貢献する事業に取り組み、
成果を上げていた。団体と協力された全ての方々に対して感謝と敬意を表したい。多くの事業が、県民局との協働事業だからこそ、広い地域の
多様な人たちと繋がることができ、豊かな成果を出すことができた。また、県民局の補助金があるからこそ実施できた新しい挑戦的な取り組み
も成果を上げていた。この事業に関わっている委員として、とても嬉しく思った。今日の報告を聞いて、これから取り組まなければいけないと
感じた課題をお伝えする。
一つ目に、価値ある活動に持続的に取り組むためには、組織体制の確立が必要である。事業を進めながら、一緒に取り組んでくれる仲間を広
げ、体制を強固なものにしていくことが大切である。
二つ目に、計画書の段階から求めていることだが、事業について振り返るときには、どのように取り組んだのかという結果と合わせて、目的
や目標の達成に向けてどこまでできたか、いわゆるアウトカムの振り返りや評価が大切である。そのためには、事業参加者や利用者たちの声や
データの収集が大切であり、どのように参加者の感想などを集めるかを考えて事業に取り組むことが必要である。
三つ目に、今年度で県民局事業として終了する団体もあるが、事業の終わり方として、事業を通じて得られた成果や効果的な実施方法をまと
めて他の地域や団体に共有し、より広いエリアに成果を広げるように取り組んでいただきたい。これにより、県民の税金をより広く活用するこ
とができるので、ぜひこうしたことも進めていただきたい。
以上の課題について、継続する団体は来年度の事業に生かしていただき、今年度で終了する団体は、こうしたことを検討して、またこの事業
に応募していただければと思う。