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津島ミュージアムだより 第四回「津島遺跡発掘調査にむけての事前準備」
第四回「津島遺跡発掘調査にむけての事前準備」
津島遺跡発掘調査にむけての事前準備
津島遺跡での発掘調査は、都市公園内での調査ということになりますので、地下の埋設物が多く、調査を安全に実施する上では事前にその
確認を行っておく必要があります。事前調査で調査対象地内に水道・排水管や電線・電話線などが確認されると、撤去または移設の段取りを
行い、ようやく発掘調査が実施できる状況が整います。
こうして万全な準備を整えたところで、いよいよ発掘調査の開始!となりますが、調査を進めていると、過去の設備の配置図がない場所で
は、稀に思ってもみないものに出くわすことがあります。
その一つが、旧県立体育館西側の確認調査を行うために、掘り下げた途中で見つかった6,600ボルトの高圧電線でした。これは設置時期が
古かったせいか、配置図に記載がなったもので、大変驚きました。通電の有無は明らかにできなかったのですが、安全第一という観点から、
その部分の調査は行いませんでした。
(ミュージアムスタッフ S)