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津島ミュージアムだより 第二回「津島遺跡検討員会の設置と確認調査の実施」

印刷ページ表示 ページ番号:0882329 2023年10月16日更新文化財課

第二回「津島遺跡検討委員会の設置と確認調査の実施」

 

第二回 津島遺跡検討委員会の設置と確認調査の実施

国指定史跡に一部が指定されている津島遺跡の重要性に鑑み、発掘調査の実施にあたっては、岡山県下の考古学研究者で組織される岡山県遺跡保護調査団からの推薦に基づく8名の委員と県外の有識者3名で構成される津島遺跡検討委員会が設置されました。

このような有識者の指導体制を整えた後、岡山県では津島遺跡内での国体開催の可能性を検討するために、主会場候補の陸上競技場周辺で第一次確認調査を実施しました。続いて、津島遺跡全体の将来にわたる保護・保存に役立てるための第二次・三次確認調査を実施しました。

その結果として、合計66か所のトレンチ(試掘坑)と北池・南池内にもトレンチを設けることとなり、津島遺跡の地下の状況をかなり鮮明にすることができました。こうした詳細な調査結果を基に、陸上競技場及び新体育館建設についての協議を慎重に重ね、どうしても遺跡の保存がはかれない地点に関しては、記録保存の発掘調査が実施されることになりました。

こうした確認調査と発掘調査は平成9年から平成15年にかけて実施されましたが、検討委員会は実に合計42回を重ねました。この間に数多くの貴重なご意見をいただき、調査と報告書作成、そしてその後の史跡整備等に反映してきました。

(ミュージアムスタッフ S)

 

発掘調査報告書181岡山県埋蔵文化財発掘調査報告181 津島遺跡5 より抜粋

委員会 津島遺跡検討委員会時の写真