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第114回 森林研究所の散歩道(アメリカフウロ、コメツブツメクサ編)

印刷ページ表示 ページ番号:0865540 2023年9月10日更新森林研究所

 

 

第114回 森林研究所の散歩道(アメリカフウロ、コメツブツメクサ編)

 

 第114回の今回は、アメリカフウロとコメツブツメクサについて紹介します。

 

 アメリカフウロはフウロソウ科フウロソウ属の一年草です。全国に分布しています。

 茎は斜めに立ち、また上向きにはね長さが10~40cmになります。直径1cmほどの花は茎頂および枝先に集散状に集まってつき、淡紅色~白色です。

 北アメリカ原産の帰化植物であり、昭和初期に渡来し、現在では全国で生育するようになりました。

(出典)佐竹(1983)日本の野生植物.平凡社.p220.

    長田(1975)原色日本帰化植物図鑑.保育社.p212.

 アメリカフウロ アメリカフウロの花

       写真1 アメリカフウロ           写真2 アメリカフウロの花

(写真1、2は2023年5月8日に撮影)

 

 コメツブツメクサはマメ科シャジクソウ属の1年草です。ヨーロッパや西アジア原産で、日本では中部地方以西に見られます。日当たりの良い草地などに生育しています。

 花の長さは3~4mmと非常に小さく、米粒詰草の名前の由来となっています。

 日本には明治の後期に渡来したといわれています。

(出典)馬場(2012)いっしょに探そう野山の花たち.信濃毎日新聞社.p133.

    林(1983)日本の野草.山と渓谷社.p394.

 コメツブツメクサ 

      写真3 コメツブツメクサ

(写真3、4は2023年4月20日に撮影)

 

 所内の散策をされる際にはこれらの植物も一緒に探してみてはいかがですか。

 また、植物の位置がわからない場合はお気軽にお尋ねください。