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第96回 森林研究所の散歩道(ノギラン、タイサンボク編)

印刷ページ表示 ページ番号:0861319 2023年7月18日更新森林研究所

 

 

第96回 森林研究所の散歩道(ノギラン、タイサンボク編)

 

 第96回の今回は、ノギランとタイサンボクについて紹介します。

 

 ノギランはキンコウカ科ソクシンラン属の多年草で、山地に生えます。

 根茎は短く、根生葉は10枚程度で写真1のようなロゼット状になります。

 夏に根生葉の間から20~40cmの花茎をだし、先端に穂状花序をつけ、長さ2~4mmの花柄をもった黄緑色の花を上向きに咲かせます。

(出典)林(1983)日本の野草.山と渓谷社.p603.

    伊田(1978)大山花の散歩.山陰放送.p167.

 ノギラン ノギランの花

   写真1 ノギラン       写真2 ノギランの花

(写真1、2は2023年6月13日に撮影)

 

 タイサンボクはモクレン科モクレン属の常緑高木です。北アメリカ原産で高さ20mほどになります。

 葉の表面は光沢があり、裏面には褐色の毛が密生します。

 6月頃に枝先に直径15~25cmの芳香の強い白い花をつけます。9個ある花被片はすべて花弁状です。

(出典)石井(2000)樹に咲く花.山と渓谷社.p383.

    馬場(2009)花実でわかる樹木.信濃毎日新聞社.p150.

 タイサンボク タイサンボクの花

      写真3 タイサンボク         写真4 タイサンボクの花

(写真3、4は2023年6月13日に撮影)

 

 所内の散策をされる際にはこれらの植物も一緒に探してみてはいかがですか。

 また、植物の位置がわからない場合はお気軽にお尋ねください。