本文
第86回 森林研究所の散歩道(ノヂシャ、カタバミ編)
第86回 森林研究所の散歩道(ノヂシャ、カタバミ編)
第86回の今回は、ノヂシャとカタバミについて紹介します。
ノヂシャはヨーロッパ原産の1年草または越年草で、道ばたや土手などに群生しています。
ヨーロッパではこの草をサラダ用として栽培しています。
名前には野に生えるレタス(チシャ)の意味があります。
(出典)林(1983)日本の野草.山と渓谷社.p146.
佐竹(1981)日本の野生植物.平凡社.p146.
写真1 ノヂシャ 写真2 ノヂシャの花
(写真1、2は2023年4月20日に撮影)
カタバミはカタバミ科カタバミ属の多年草です。茎は地面をはって広がります。
葉柄は2~7cmあり、先にハート形の3枚の小葉をつけます。
花柄は葉腋から伸び、1~8個の黄色い花が散形状につきます。
(出典)林(1983)日本の野草.山と渓谷社.p368.
佐竹(1981)日本の野生植物.平凡社.p215.
写真3 カタバミ 写真4 カタバミの花
(写真3、4は2023年4月20日に撮影)
所内の散策をされる際にはこれらの植物も一緒に探してみてはいかがですか。
また、植物の位置がわからない場合はお気軽にお尋ねください。