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第76回 森林研究所の散歩道(オオカナメモチ、オトコヨウゾメ編)

印刷ページ表示 ページ番号:0852296 2023年5月19日更新森林研究所

第76回 森林研究所の散歩道(オオカナメモチ、オトコヨウゾメ編)

 

 第76回の今回は、オオカナメモチとオトコヨウゾメについて紹介します。

 

 オオカナメモチは、バラ科カナメモチ属の常緑高木で高さ4~6m、ときに10m以上になるものもあります。

 5~6月に花を咲かせ、直径15cm程の集散花序に、直径6~8mm程の小さな花をたくさん付けます。

 生垣などによく植えられているレッド・ロビンはカナメモチとオオカナメモチの雑種です。

〔出典〕石井(2000)樹に咲く花.山と渓谷社.p653.

    馬場(2009)花実でわかる樹木.信濃毎日新聞社.p236.

 オオカナメモチ全形 オオカナメモチ花(つぼみ)

      写真1 オオカナメモチ          写真2 花(つぼみ)

(写真1、2は2023年4月18日に撮影)

 

 オトコヨウゾメは、山地の樹林内や林縁によく茂るガマズミ科ガマズミ属の落葉低木です。

 4~5月に、枝先に散房花序を出して白い小さな花をつけます。

 ガマズミに比べて本種の果実のほうがやせており、あまり食用にむかないので男を冠して「オトコヨウゾメ」に呼ばれるようになったのではないかという説もあります。

〔出典〕城川(2001)樹に咲く花.山と渓谷社.p452~453.

    馬場(2009)花実でわかる樹木.信濃毎日新聞社.p375.

 オトコヨウゾメ全形 オトコヨウゾメ花(つぼみ)

   写真3 オトコヨウゾメ        写真4 花(つぼみ)

(写真3、4は2023年4月18日に撮影)

 

 所内の散策をされる際にはこれらの植物も一緒に探してみてはいかがですか。

 また、植物の位置がわからない場合はお気軽にお尋ねください。