第７４回　森林研究所の散歩道（ウコン、オニタビラコ編）

第７４回　森林研究所の散歩道（ウコン、オニタビラコ編）

　第７４回の今回は、ウコンとオニタビラコについて紹介します。

　ウコンは、バラ科サクラ属のオオシマザクラ系のサトザクラで、花は八重で珍しい黄緑色です。

　花の色をショウガ科の「ウコン」の根茎で染めた黄色にたとえて名付けられました。

（出典）鈴木（1998）園芸植物．山と渓谷社．ｐ396~400．

　　　　　　　　写真１　ウコン　　　　　　　　　　　　　　写真２　花

（写真１、２は２０２３年４月１３日に撮影）

　オニタビラコは、キク科オニタビラコ属は、高さ20～100cmになる1～越年草です。

　根生葉はロゼット状の根出葉の中から茎を数本伸び立たせ、茎先に７～８mmの小さな黄色い花〔頭花〕を多数つけます。

（出典）林（1983）日本の野草．山と渓谷社．ｐ123．

　　　　長岡（1997）野の花・街の花．講談社．ｐ15．

　　　　写真３　オニタビラコ

（写真３は２０２３年４月１３日に撮影）

　所内の散策をされる際にはこれらの植物も一緒に探してみてはいかがですか。

　また、植物の位置がわからない場合はお気軽にお尋ねください。