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岡山県地区防災計画等作成推進協議会 第4回里庄町殿迫地区部会を開催しました!
第4回里庄町殿迫地区部会
1 日時
2 場所
3 出席者
(オブザーバー参加) 笠岡市、浅口市
4 概要
避難所の開設・運営訓練、避難行動要支援者の避難訓練を実施しました。
1 訓練概要
・大雨を想定し、個別避難計画に基づき要支援者の避難訓練を実施。
・警戒レベル3「高齢者等避難」の発令により、要支援者本人と支援者が速やかに小学校体育館に避難。
・体育館では、避難生活の長期化を想定し、町職員や地元自主防災組織の関係者が避難所を設営。
2 訓練の振り返り
(支援者の避難手順等の確認者の意見)
・事前に訓練内容を参加者に伝えていたので、訓練放送後、避難者は玄関に出て支援者を待っていた。
・訓練ではスムーズに避難できたが、災害時に同様の行動ができるよう、繰り返し訓練する必要がある。
(要支援者の意見)
・地域の方の支援がないと避難できない状況になっていると感じた。
・避難所に設置した折り畳み式のベッドは、高齢者には低いと感じた。沈み込みにより立ち上がりが難しく、座った際に後ろに倒れそうになる。段ボールベッドのような固いほうが良いと感じた。
・非常持出品で何を持って出るのがよいか、知っておくべきだったと感じた。
・実際に避難をすることになったらパニックになると思う。災害時に支援してくれる方がいるのはありがたい。
(支援者の意見)
・スムーズな避難ができたと思う。
・初めての経験だったので、分からないことも多かったが、実際に訓練したことで、ある程度災害時の対処方法が理解できた。
・支援者として何を持っていくべきか迷った。
・1人の要支援者を2人の支援者で避難支援したが、降車するときに手を貸すなどの対応がとれていた。
(総括として防災士からの意見)
・訓練を繰り返し行うことは大切だが、前提として平時からご近所とコミュニケーションをとっておくことが大切。
・今後も継続的に訓練を行う必要がある。
3 総括
城西まちづくり協議会 事務局長 佐々木 裕子 氏
・訓練当初は、何をするのだろうと不安に思っていた皆さんの距離感が、今はとても近くなっている。
・災害時の避難のイメージができたと思うが、まずは、自宅周辺の災害リスクを把握し、きちんと向き合うことが大切。
・要支援者自らがリュックを背負い体育館に避難してきた。自分でできることは自分ですることが大切。
・災害が起こってから避難の準備をすると、慌てて必要なものを忘れてしまうので、何が必要かを事前に考えて整理しておくことが大切。
・防災は日頃からの積み重ねが大事なので、引き続き取り組みを頑張ってほしい。