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ぶどうのミカンキイロアザミウマに効果の高い薬剤を選定(令和4年度)
備前広域農業普及指導センターは、ぶどうのミカンキイロアザミウマに効果がある農薬を見つけるため、薬剤感受性検定試験を行い、防除効果の高い数種類の農薬を選定しました。
岡山市北区の加温ぶどう農家では、2019年頃からミカンキイロアザミウマによるぶどうの加害に悩まされており、普及指導センターはこの農家からの相談を受け、普及推進課の協力のもと防除体系の確立に向けた様々な調査を行ってきました。
ミカンキイロアザミウマは殺虫剤耐性が強く、地域で一般的に用いられている防除暦では被害を防ぐことができませんでした。そこで、ほ場から採取した成虫を累代飼育した個体群を用いて、昨年度から累計24種類の殺虫剤について感受性検定試験を行い、有望な農薬を選定しました。
普及指導センターは、今回の試験で有望と判断された農薬を適期に使用するよう指導を行い、ミカンキイロアザミウマの被害防止を進めていきます。
【薬剤感受性検定試験】