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第46回 森林研究所の散歩道(ツリガネニンジン、サワヒヨドリ編)

印刷ページ表示 ページ番号:0824055 2022年12月9日更新森林研究所

第46回 森林研究所の散歩道(ツリガネニンジン、サワヒヨドリ編)

 

 第46回の今回は、ツリガネニンジンとサワヒヨドリについて紹介します。

 

 ツリガネニンジンはキキョウ科の多年草で、日本全土の山野に分布しています。根、または葉の様子をチョウセンニンジンに見立てて、名付けられたとも言われています。

 枝先で円錐花序をつくり、鐘形で先が5裂した青紫色の花が下向きに咲く様子は、なかなか風情があります。

 若芽は食用として、根は薬用として用いられます。

(出典)林(1995)「山渓カラー名鑑 日本の野草」. 山と渓谷社. P127.

     谷口・三上(2005)「北海道の野の花」. 北海道新聞社. P570.

     ツリガネソウ全景 ツリガネソウ花

      写真-1 ツリガネニンジン     写真-2 ツリガネニンジンの花

 サワヒヨドリはキク科ヒヨドリバナ属の多年草で、日本全土に分布しています。同科同属には「ヒヨドリ」の付く名前の種が数種類ありますが、同種は日当たりのよい湿地で見られます。

 頭花は茎の上部の枝先に集まり、筒状花は5個、白または淡紫色を呈しています。

(出典)林(1995)「山渓カラー名鑑 日本の野草」. 山と渓谷社. P29.

    サワヒヨドリ全景

      写真-3 サワヒヨドリ

 所内の散策をされる際にはこれらの植物も一緒に探してみてはいかがでしょうか。また、植物の位置がわからない場合は当研究所1階の事務室へ気軽にお尋ねください。