本文
すでに新型コロナウイルスに感染した方
新型コロナウイルスに感染された方も、これまでに接種した新型コロナワクチンの接種回数及び種類にかかわらず、ワクチンを接種することができます。
これは、このウイルスが一度感染しても再度感染する可能性があることと、自然に感染するよりもワクチン接種の方が、新型コロナウイルスに対する血中の抗体価が高くなることや、多様な変異に対する抗体の産生も報告されているからです。
新型コロナウイルスに感染してから接種するまでの期間について
感染後、体調が回復して接種を希望する際には、その治療内容や感染からの期間にかかわらずワクチンを接種することができます。モノクローナル抗体や血漿療法による治療を受けた場合も、本人が速やかにワクチン接種を希望する場合には、必ずしも一定期間を空ける必要はありません。
感染歴のある方に対する追加接種(従来の1価ワクチンにおける)については、諸外国の動向や、現時点で得られている科学的知見等を踏まえ、厚生労働省の審議会において議論された結果、初回接種を終えた後に感染した方では、体調が回復してから3回目接種までの間隔について、暫定的に3か月を一つの目安(※1)にすることとされました。
(※1)この目安は、従来の1価ワクチンによる3回目接種に対するものです。オミクロン株対応2価ワクチンによる追加接種については、現時点では、こうした目安はなく、感染からの期間にかかわらずワクチンを接種することができます。
ただし、この場合も、最後の接種から所定の期間(※2)が経過している必要があります。
(※2)所定の期間について
- ファイザー社のワクチン:最後の接種完了から3か月以上
- モデルナ社のワクチン:最後の接種完了から3か月以上
- 武田社のワクチン(ノババックス):最後の接種完了から6か月以上