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第19回 森林研究所の散歩道(オオヒラタケ、ホコリタケ編)

印刷ページ表示 ページ番号:0794636 2022年8月17日更新森林研究所

第19回 森林研究所の散歩道(オオヒラタケ、ホコリタケ編)

 

 第19回の今回は、きのこであるオオヒラタケとホコリタケについて紹介します。

 オオヒラタケはヒラタケの仲間です。そのヒラタケは以前、「しめじ」の名で広く栽培されていたことがあり、一般に広まりました。オオヒラタケはヒラタケの仲間であるため、写真1のように一般的なきのこの色、形をしています。台湾では商業的に栽培されているようですが、日本では主にクワガタムシを飼育するための菌糸瓶に利用されています。

 ホコリタケはマッシュルームやトリュフなどに似た球形のきのこです。幼菌は白色ですが、写真2のようにある程度成長したホコリタケは黄褐色へと変色します。写真2にのように落ち葉などの有機物が豊富な林内などに群生します。内側の白色の部分のみを食べることができ、少しでも変色したものは美味しくないそうです。

 所内の散策をされる際にはこれらのきのこも一緒に探してみてはいかがでしょうか。

(出典 今関ら (1988) 山渓カラー名鑑 日本のきのこ. 山と渓谷社. p512.
      今関ら (1987) 原色日本新菌類図鑑(1). 保育社. p29.)

オオヒラタケ
写真 - 1 オオヒラタケ(試験管内での発生)

ホコリタケ
写真 - 2 ホコリタケ