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第17回 森林研究所の散歩道(コムラサキ、マタタビ編)
第17回 森林研究所の散歩道(コムラサキ、マタタビ編)
第17回の今回は、コムラサキとマタタビについて紹介します。
コムラサキは岡山県中部に分布する落葉高木で、高さ2mほどになります。ムラサキシキブとして庭園などに植えられているものの多くは実際はコムラサキである確率が高いそうです。自生している個体は珍しく、めったに出会えないそうです。
マタタビは岡山県中部以北に分布する落葉つる性木本です。ネコ科の動物が好む植物として有名です。枝上部の葉は花期である6~7月に表面が白くなります。つるは籠を編む材料として利用されています。
所内の散策をされる際にはこれらの植物も一緒に探してみてはいかがでしょうか。また、植物の位置がわからない場合は当研究所1階の事務室へ気軽にお尋ねください。
(出典 岡山県農林部林政課 (1986) 岡山県樹木目録. pp43, 56.
茂木他 (2001) 山渓ハンディ図鑑5 樹に咲く花 合弁花・単子葉・裸子植物. pp342.
茂木他 (2000) 山渓ハンディ図鑑4 樹に咲く花 離弁花(2). pp160.)
写真 - 1 コムラサキの花
写真 - 2 マタタビ