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第16回 森林研究所の散歩道(アオキ、ネズミモチ編)
第16回 森林研究所の散歩道(アオキ、ネズミモチ編)
第16回の今回は、アオキとネズミモチについて紹介します。
アオキは林内に普通にある常緑低木で雌雄異株です。岡山県全域に分布しています。陰樹で半日陰地を好みます。材は杖などに用いられ、葉は牛馬の飼料になります。また、耐寒性が強いため、欧米にも広く植えられています。ヨーロッパに持ち込まれた際には葉に斑が入ったものが貴重とされていたようです。選抜された園芸品種のフイリアオキは国外で非常に人気があります。
ネズミモチは岡山県全域に分布する常緑小高木です。陽樹ではありますが、日陰でも耐え、大抵のところで生育できます。土地を選ばないため、緑化用樹種として利用されています。
所内の散策をされる際にはこれらの植物も一緒に探してみてはいかがでしょうか。また、植物の位置がわからない場合は当研究所1階の事務室へ気軽に聞きに来てください。
写真 - 1 アオキ 写真 - 2 フイリアオキ
写真 - 3 ネズミモチ 写真 - 4 ネズミモチの花