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施肥コスト低減対策技術

印刷ページ表示 ページ番号:0791473 2022年6月29日更新普及連携部

施肥コスト低減対策技術の概要

 近年、肥料原料の国際価格が上昇し、農業経営に大きな影響を及ぼしています。肥料価格の高騰は当面続くことが予想されており、肥料コストの低減が可能な施肥体系への転換を進めることが重要です。
 そこで、施肥コスト低減のための技術対策を整理したので参考にしてください。
1 緑肥を活用する技術
 レンゲ、ヘアリーベッチ、ナタネ等の緑肥には、肥料効果や有機物補給効果、物理性改善効果等の効果が確認されています。水稲の作付前に緑肥をすき込むことで、土作りができるだけでなく、化学肥料の使用量を減らしコストを削減できます。

2 土壌診断結果を活用する技術
 土壌診断結果で肥料成分(リン酸や加里、石灰など)が過剰に蓄積している場合に、次作でこれらを減肥することで施肥コストを削減できます。土壌中の肥料成分について、水稲ではリン酸及びカリウム、キャベツ等露地野菜ではリン酸について減肥指針が策定されています。

3 堆肥を活用する技術
 牛ふん堆肥や鶏ふん等の家畜ふん堆肥にも、肥料効果や有機物補給効果、物理性改善効果等の効果が確認されています。家畜ふん堆肥中の肥料成分と肥効特性に応じて、化学肥料の施用量を減じることで、施肥コストを削減できます。水稲では牛ふん堆肥や鶏ふんを施用した場合に、窒素単肥と併用することで大幅に施肥コストを低減できます。

農業研究所で開発した新技術

水稲

(1) 緑肥を活用する技術
(2)土壌診断結果を活用する技術
(3) 堆肥を活用する技術

野菜

(1) 土壌診断結果を活用する技術
(2) 堆肥を活用する技術

農林水産省の情報(外部リンク)