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第10回 森林研究所の散歩道(ヒメコウゾ、ヤマグワ編)

印刷ページ表示 ページ番号:0784602 2022年6月16日更新森林研究所

第10回 森林研究所の散歩道(ヒメコウゾ、ヤマグワ編)

 

 第10回の今回は、ヒメコウゾとヤマグワについて紹介します。

 ヒメコウゾは岡山県全域に分布している落葉低木です。葉は写真2のように片側のみ湾入することがあり、集合果は多汁で甘いです。古代には製紙に用いられましたが、現在ではヒメコウゾとカジノキの雑種のコウゾが使用されています。 

 ヤマグワは山中に生え、また桑畑に栽培される落葉高木です。東アジアに広く分布しており、岡山県では北部に分布しています。日本では多くの養蚕用の園芸品種がありますが、中国ではヤマグワを養蚕には用いません。葉は蚕の飼料として、黒紫色の集合果は生食のほかジャム等にして食べられます。

 所内の散策をされる際にはこれらの植物も一緒に探してみてはいかがでしょうか。また、植物の位置がわからない場合は当研究所1階の事務室へ気軽に聞きに来てください。

ヒメコウゾの果実 ヒメコウゾの葉
写真 - 1 ヒメコウゾの果実          写真 - 2 ヒメコウゾの葉

マグワ ヤマグワの果実
写真 - 3 ヤマグワ               写真 - 4 ヤマグワの果実