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第7回 森林研究所の散歩道(センダン、ヤマボウシ編)
第7回 森林研究所の散歩道(センダン、ヤマボウシ編)
第7回の今回は、センダンとヤマボウシについて紹介します。
センダンは落葉高木で、日本では四国、九州などの温暖な場所に分布しています。樹皮・根皮や果実は漢方に用いられます。最近では早生樹として林業の分野で注目されています。同じセンダン科のマホガニーは良材として有名です。
ヤマボウシは本州以南に広く生息する落葉高木です。頭状の花序を比叡山の僧兵の頭に、総苞片を白い頭巾に見立てて名付けられたとされています。材は堅く割れにくいため、槌の頭に使われます。
所内の散策をされる際にはこれらの植物も一緒に探してみてはいかがでしょうか。また、植物の位置がわからない場合は当研究所1階の事務室へ気軽に聞きに来てください。
写真 - 1 センダンの花
写真 - 2 センダンの花(拡大)
写真 - 3 ヤマボウシの花