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家庭でできる食中毒予防~6つのポイント~
家庭における食中毒発生状況

食中毒は、飲食店などの営業施設で発生しているだけでなく、家庭でも発生しています。
家庭における食中毒は、症状が軽かったり、家族のうち全員には症状が出なかったりする場合もあるため、食中毒であると認識されないケースも少なくありません。
統計では、全国の家庭での食中毒の発生件数は全体の1~2割程度となっていますが、実際にはもっと多く発生していると推測されます。家庭にも食中毒の危険が潜んでいるのです。
家庭における食中毒は、症状が軽かったり、家族のうち全員には症状が出なかったりする場合もあるため、食中毒であると認識されないケースも少なくありません。
統計では、全国の家庭での食中毒の発生件数は全体の1~2割程度となっていますが、実際にはもっと多く発生していると推測されます。家庭にも食中毒の危険が潜んでいるのです。

食中毒予防の三原則!! ⇒ 菌をつけない、増やさない、やっつける
細菌による食中毒は3つの原則を守ることで予防できます。
食中毒予防の原則は「つけない」「増やさない」「やっつける」の3点です。その基本的な考え方は次のとおりです。
食中毒予防の原則は「つけない」「増やさない」「やっつける」の3点です。その基本的な考え方は次のとおりです。
(1) つけない = 洗う!分ける!
手にはさまざまな雑菌が付着しています。
食中毒の原因菌やウイルスを食べ物に付けないように、食品を扱う前後や食事の前には必ず手を洗いましょう。
また、生の肉や魚などを切ったまな板などの器具から、加熱しないで食べる野菜などへ菌が付着しないように、その都度、きれいに洗い、できれば殺菌しましょう。
加熱しないで食べるものを、先に取り扱うのも1つの方法です。
焼肉などの場合には、生の肉をつかむ箸と焼けた肉をつかむ箸は使い分けましょう。
食品の保管の際にも、細菌が付着しないよう、密封容器に入れたり、ラップをかけたりすることが大事です。
食中毒の原因菌やウイルスを食べ物に付けないように、食品を扱う前後や食事の前には必ず手を洗いましょう。
また、生の肉や魚などを切ったまな板などの器具から、加熱しないで食べる野菜などへ菌が付着しないように、その都度、きれいに洗い、できれば殺菌しましょう。
加熱しないで食べるものを、先に取り扱うのも1つの方法です。
焼肉などの場合には、生の肉をつかむ箸と焼けた肉をつかむ箸は使い分けましょう。
食品の保管の際にも、細菌が付着しないよう、密封容器に入れたり、ラップをかけたりすることが大事です。

(2)増やさない = 低温で保存する!
細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になりますが、10℃以下では増殖がゆっくりとなり、マイナス15℃以下では増殖が停止します。
食べ物に付着した菌を増やさないためには、低温で保存することが重要です。
生鮮食品やお総菜などは、購入後できるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。
冷蔵庫に入れても、細菌はゆっくりと増殖しますので、冷蔵庫を過信せず、早めに食べることが大事です。
食べ物に付着した菌を増やさないためには、低温で保存することが重要です。
生鮮食品やお総菜などは、購入後できるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。
冷蔵庫に入れても、細菌はゆっくりと増殖しますので、冷蔵庫を過信せず、早めに食べることが大事です。
(3)やっつける = 加熱処理!
ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅します。
特に肉料理は中心までよく加熱することが大事です。中心部を75℃で1分以上加熱することが目安です。
ふきんやまな板、包丁などの調理器具にも、細菌やウイルスが付着します。
特に肉や魚、卵などを使った後の調理器具は、洗剤でよく洗ってから、熱湯をかけて殺菌しましょう。台所用殺菌剤の使用も効果的です。
特に肉料理は中心までよく加熱することが大事です。中心部を75℃で1分以上加熱することが目安です。
ふきんやまな板、包丁などの調理器具にも、細菌やウイルスが付着します。
特に肉や魚、卵などを使った後の調理器具は、洗剤でよく洗ってから、熱湯をかけて殺菌しましょう。台所用殺菌剤の使用も効果的です。

実践しよう! 家庭でできる食中毒予防の6つのポイント!!
食中毒予防の三原則を踏まえて「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」を参考に、家庭での食中毒を予防しましょう!!
▽家庭でできる食中毒予防の6つのポイント▽
1 食品の購入
2 家庭での保存
3 下準備
4 調理
5 食事
6 残った食品
▽家庭でできる食中毒予防の6つのポイント▽
1 食品の購入
2 家庭での保存
3 下準備
4 調理
5 食事
6 残った食品

1 食品の購入
● 肉、魚、野菜などの生鮮食品は新鮮なものを購入しましょう。
● 消費期限などを確認してから購入しましょう。
● 肉汁や魚などの水分が漏れないようにビニール袋などに分けて持ち帰りましょう。
● 生鮮品の購入は、買い物の最後にし、購入したら寄り道をせず、すぐに帰るようにしましょう。
● 消費期限などを確認してから購入しましょう。
● 肉汁や魚などの水分が漏れないようにビニール袋などに分けて持ち帰りましょう。
● 生鮮品の購入は、買い物の最後にし、購入したら寄り道をせず、すぐに帰るようにしましょう。
2 家庭での保存
● 冷蔵や冷凍が必要な食品は帰ったらすぐに冷蔵・冷凍庫に入れましょう。
● 冷蔵庫の詰めすぎに注意しましょう。目安は7割程度です。
※冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下を目安に庫内温度を維持しましょう。
●肉や魚などはビニール袋などに入れ、肉汁などの水分が他の食品に付かないようにしましょう。
●肉や魚などを取り扱うときは、その前と後に必ず手を洗いましょう。
●食品を流し台の下に保存する場合は、流し台からの水漏れなどに注意しましょう。
● 冷蔵庫の詰めすぎに注意しましょう。目安は7割程度です。
※冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下を目安に庫内温度を維持しましょう。
●肉や魚などはビニール袋などに入れ、肉汁などの水分が他の食品に付かないようにしましょう。
●肉や魚などを取り扱うときは、その前と後に必ず手を洗いましょう。
●食品を流し台の下に保存する場合は、流し台からの水漏れなどに注意しましょう。

3 下準備
● 台所を見渡してチェックしてみましょう。
・タオルやふきんは清潔ですか?
・ゴミはきちんと捨ててありますか?
・調理台の上は 片づいていますか?広く使えるようになっていますか?
・せっけんが無くなっていませんか?
● 井戸水を使用している場合は、水質に十分注意してください。
● こまめに手を洗いましょう
・生の肉、魚、卵を取り扱った後 ・途中で動物に触った後
・トイレに行ったり、おむつを交換した後 ・鼻をかんだりした後
・その他、作業の合間など
● 生の肉や魚等の汁が、生で食べる物や調理の済んだ食品に付かないようにしましょう。
● 生の肉や魚を切った後は、その都度、洗いましょう。熱湯をかけると効果的です。
● 野菜もよく洗いましょう。
● 冷凍品を室温解凍することは避けましょう。解凍は冷蔵庫の中や電子レンジ、また、流水解凍すると良いでしょう。
● 解凍後の食品を、再冷凍・再解凍を繰り返すのはやめましょう。必要分だけを解凍しましょう。
● 包丁、食器、まな板、ふきんは用途により分けて用意し、使った後は洗剤と流水で良く洗いましょう。熱湯をかけるとなお良いでしょう。
● たわしやスポンジ等も使用後は洗剤と流水で洗い、煮沸消毒をすると良いでしょう。
・タオルやふきんは清潔ですか?
・ゴミはきちんと捨ててありますか?
・調理台の上は 片づいていますか?広く使えるようになっていますか?
・せっけんが無くなっていませんか?
● 井戸水を使用している場合は、水質に十分注意してください。
● こまめに手を洗いましょう
・生の肉、魚、卵を取り扱った後 ・途中で動物に触った後
・トイレに行ったり、おむつを交換した後 ・鼻をかんだりした後
・その他、作業の合間など
● 生の肉や魚等の汁が、生で食べる物や調理の済んだ食品に付かないようにしましょう。
● 生の肉や魚を切った後は、その都度、洗いましょう。熱湯をかけると効果的です。
● 野菜もよく洗いましょう。
● 冷凍品を室温解凍することは避けましょう。解凍は冷蔵庫の中や電子レンジ、また、流水解凍すると良いでしょう。
● 解凍後の食品を、再冷凍・再解凍を繰り返すのはやめましょう。必要分だけを解凍しましょう。
● 包丁、食器、まな板、ふきんは用途により分けて用意し、使った後は洗剤と流水で良く洗いましょう。熱湯をかけるとなお良いでしょう。
● たわしやスポンジ等も使用後は洗剤と流水で洗い、煮沸消毒をすると良いでしょう。

4 調理

● 調理を始める前にもう一度、台所を見渡してみましょう。
・下準備で台所がよごれていませんか?
・タオルやふきんは乾いて清潔なものと交換しましょう。
・手を洗いましょう。
● 加熱して調理する食品は十分に加熱しましょう。料理を中断するときは冷蔵庫に入れ、再び調理をするときも、十分に加熱しましょう。
● 電子レンジを使う場合、熱の伝わりにくい物は、時々かき混ぜ、均一に十分な加熱を行いましょう。
・下準備で台所がよごれていませんか?
・タオルやふきんは乾いて清潔なものと交換しましょう。
・手を洗いましょう。
● 加熱して調理する食品は十分に加熱しましょう。料理を中断するときは冷蔵庫に入れ、再び調理をするときも、十分に加熱しましょう。
● 電子レンジを使う場合、熱の伝わりにくい物は、時々かき混ぜ、均一に十分な加熱を行いましょう。
5 食事

● 食事の前には手を洗いましょう。
● 清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛りつけましょう。
● 室温に長く放置せず、すぐ食べるようにしましょう。
● 清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛りつけましょう。
● 室温に長く放置せず、すぐ食べるようにしましょう。
6 残った食品
● 残った食品を扱う前にも手を洗いましょう。残った食品はきれいな器具、容器を使って保存しましょう。
● 残った食品は早く冷えるように小分けして保存しましょう。
● 残った食品を温め直す時も十分に加熱しましょう。味噌汁やスープ等は沸騰するまで加熱しましょう。
● ちょっとでも怪しいと思ったら、食べずに捨てましょう。
● 残った食品は早く冷えるように小分けして保存しましょう。
● 残った食品を温め直す時も十分に加熱しましょう。味噌汁やスープ等は沸騰するまで加熱しましょう。
● ちょっとでも怪しいと思ったら、食べずに捨てましょう。
家庭でできる食中毒予防の6つのポイント~家庭で行うHACCP(ハサップ)~

HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Points)とは危害分析(HA)・重要管理点(CCP)と呼ばれる衛生管理の手法です。
最終製品を検査によって安全性を保証するのでなく、製造における重要な工程を連続的に管理することによって、製品の安全性を保証しようとする衛生管理の手法です。
HACCPの考え方は、家庭の食中毒予防に取り入れることができます。
家庭の調理における食品と調理過程のどこで食中毒菌による汚染、増殖が起こるか、それを防ぐにはどういう手段があるかを考え分析することがこれにあたり、主に6つのポイントがあげられます。
食中毒予防の6つのポイントを守りながら調理することで、家庭での食中毒をなくしましょう。食中毒は簡単で基本的な予防方法をきちんと守れば、防ぐことができます。あなたのご家庭でもHACCPを行ってみてください。
最終製品を検査によって安全性を保証するのでなく、製造における重要な工程を連続的に管理することによって、製品の安全性を保証しようとする衛生管理の手法です。
HACCPの考え方は、家庭の食中毒予防に取り入れることができます。
家庭の調理における食品と調理過程のどこで食中毒菌による汚染、増殖が起こるか、それを防ぐにはどういう手段があるかを考え分析することがこれにあたり、主に6つのポイントがあげられます。
食中毒予防の6つのポイントを守りながら調理することで、家庭での食中毒をなくしましょう。食中毒は簡単で基本的な予防方法をきちんと守れば、防ぐことができます。あなたのご家庭でもHACCPを行ってみてください。