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岡山県地区防災計画等作成推進協議会 第5回個別避難計画研究部会を開催しました!
第5回個別避難計画研究部会
1 日時
2 場所
3 出席者
岡山市、倉敷市、津山市、玉野市、笠岡市、高梁市、新見市、備前市、瀬戸内市、赤磐市、真庭市、和気町、矢掛町、勝央町
【協力団体】
・一般社団法人岡山県介護支援専門員協会
・岡山県相談支援専門員協会
・日本防災士会岡山県支部
【アドバイザー】
・駒澤大学 川上 富雄教授
・ノートルダム清心女子大学 中井 俊雄准教授
・日本防災士会岡山県支部 神田 敬三運営幹事
【県】
危機管理課、保健福祉課、障害福祉課
4 概要
(1)取組状況の報告
駒澤大学 川上教授の進行により、倉敷市が取組状況の報告をしました。また、他都道府県の取組事例として、滋賀県高島市に報告していただきました。
【倉敷市の取組】
- 「災害時要援護者台帳」を作成して、避難行動要支援者の支援を行ってきたが、「避難行動要支援者名簿」に名称変更して、真に支援が必要な方を登録するよう、登録要件の見直しを行っており、現在、同意確認書を送って、対象者の名簿登録について、意向確認を行っている。見直し後は3年ごとに名簿掲載者全員について再調査を行う予定。
- また、個別避難計画については、1 福祉専門職による作成、2 当事者団体による作成、3 地域の避難支援者による作成の3パターンをモデル作成しており、今年度中に計画の様式と手引きを作成することとしている。来年度以降、意欲の高い自主防災組織のある地域、障害者団体などによる計画作成から始め、順次、ハザードの重い地域から拡大していく予定。
資料:避難行動要支援者名簿の登録要件の絞り込み等の取組 [PDFファイル/901KB]
【滋賀県高島市の取組】
- 以前から、障害分野における個別避難計画の作成に取り組んできたが、滋賀県が行っている個別避難計画作成推進事業と連携し、高齢者や要介護の方々の計画作成にも取組を拡充している。今年度は、モデル的に事業を実施し、計画の作成方法や実際の避難行動よ実効性に重点を置いて取り組んでいる。
- 計画作成を推進するため、協議会を設置して取組内容の協議や検討を行っている。
- ハザード・心身の状況・社会的孤立の状況等から、計画を作成する優先順位を把握・整備するためのシートを作成するとともに、これまで障害分野で使用してきた計画様式にマイタイムラインと地域のタイムラインを加えて個別避難計画の様式としている。
- 個別避難計画を作成する過程において、事前に要支援者の災害への備えができ、安否確認もスムーズに行うことができて、安心・安全につながるとともに、要支援者本人やご家族をはじめ、地域住民の危機管理能力が向上することにより、災害時に誰一人取り残さない防災の実現を目指している。
資料:防災と保健・福祉の連携による個別避難計画作成の取組 [PDFファイル/2.38MB]
(2)福祉避難所について
県保健福祉部保健福祉課から、福祉避難所についての情報提供がありました。
動画:福祉避難所の話題提供
(3)ワークショップ
ノートルダム清心女子大学 中井准教授の進行により、福祉専門職が関与した障害のある方の個別避難計画の作成についてのワークショップを行いました。まず、講義や体験により障害の特性についての理解促進を図るとともに、事前に作成したアセスメントに基づく地域調整会議の開催についてのロールプレイを行いました。ロールプレイでは、相談支援専門員が中心となって、計画作成対象者とその家族、地域の避難支援等関係者から状況を聞き取りをしながら、個別避難計画の作成を行いました。
資料3:福祉専門職によるアセスメントで得られた当事者の状況 [PDFファイル/2.54MB]
資料4:【参考資料】発達障害パンフレット [PDFファイル/5.28MB]
資料5:【参考資料】災害時サポートブック作成支援(手引き) [PDFファイル/26.25MB]
資料6:【参考資料】タイムライン作成ヒント集 [PDFファイル/2.82MB]
資料7:【参考資料】【様式】マイ・タイムライン(個別避難計画) [PDFファイル/180KB]
資料8:【参考資料】エコマップ [PDFファイル/205KB]
資料9:【参考資料】[整理様式]日頃の暮らしや気持ち [PDFファイル/290KB]
動画2:ワークショップ(アセスメントの実施と地域調整会議ロールプレイ)
(4)体験コーナー
会場の一角に、高齢者や障害のある方の疑似体験ができるコーナーを設置し、歩行や移動、見え方などについて疑似体験していただきました。