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犬養木堂記念館指定管理者の選定結果について
1 経緯
犬養木堂記念館は、我が国の政党政治史上において大きな役割を果たした犬養木堂の功績をたたえるとともに、地域文化の振興に役立てるため、平成5年に岡山市に設置した。
平成15年9月の地方自治法の改正により指定管理者制度が導入されたことから、民間の能力の活用による、住民サービス向上と経費節減を図るため、平成18年4月から、公益財団法人岡山県郷土文化財団が指定管理者として、その管理運営を行っている。
2 施設の概要
(1) 施設の名称:犬養木堂記念館
(2) 所 在 地:岡山県岡山市北区川入102-1
(3) 施設・設備の概要
○敷地面積 5,575.84平方メートル
・記念館敷地 2,298平方メートル
・生家敷地(岡山県史跡) 2,003.84平方メートル
・駐車場 1,007平方メートル
・墓地 187平方メートル
○構造及び延床面積
・記念館 RC造本瓦葺平屋建 567.85平方メートル
・回廊 木造平瓦葺平屋建 55.04平方メートル
・生家主屋(国重要文化財)木造瓦葺平屋建 207.19平方メートル
・生家土蔵(国重要文化財)土蔵造瓦葺平屋建 47.53平方メートル
・ポンプ室 ブロック造瓦葺平屋建 6.63平方メートル
・便所 木造セメント瓦葺平屋建 4.27平方メートル
・木堂塾 木造瓦葺平屋建 98.61平方メートル
(4) 利用状況(利用者数)
平成28年度12,676人、平成29年度11,858人、平成30年度11,653人、令和元年度11,054人、令和2年度8,631人
3 内容
(1) 公募・非公募の別:非公募
(2) 指定管理者が行う業務の範囲
1 条例第2条に規定する業務の実施に関すること。
2 記念館の維持管理に関すること。
3 記念館における行為の許可に関すること。
4 利用者アンケート調査の実施
5 前1から4に掲げるもののほか記念館の運営に関すること。
(3) 指定期間:令和4年4月1日~令和9年3月31日
4 選定方法
指定管理者制度運用の手引きに基づき、令和3年7月29日に非公募理由について外部有識者の意見を聴取した上で、非公募により、当該施設の指定管理者を選定することとし、公益財団法人岡山県郷土文化財団からの事業計画等について、管理運営の基本方針、サービス向上につながる質の高い管理運営に向けた取組、申請者の管理運営体制などの審査基準に基づき審査した結果、規準を満たしていると認められるため、公益財団法人岡山県郷土文化財団を指定管理者の候補とした。
(非公募理由)
当該施設の業務の中心は、犬養木堂に関する資料の収集、展示及び研究であり、管理運営する団体は犬養木堂に精通した人材を有するものがふさわしい。
公益財団法人岡山県郷土文化財団は、昭和55年から木堂生家の管理を、また、平成5年の記念館の開館からは当該施設の管理運営を行っており、研究業務の継続性や専門的な知識の蓄積から考えて、指定管理者に最適な団体である。
また、収蔵・展示品の多くは当財団の所有であり、県の所有物と併せて収蔵・展示することにより、記念館の魅力を相乗的に高めることができる。
平成18年度以降、当財団が指定管理者に指定され、現在まで良好に管理業務を実施している。
(意見を聴取した外部有識者)
岡山商科大学 名誉教授 岡本輝代志 氏
公認会計士 鳥越 貞成 氏
笠岡市立竹喬美術館 顧問 上薗 四郎 氏
川崎医療福祉大学 教授 米谷 正造 氏
5 選定結果