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第八次岡山県看護職員需給推計
1 推計の趣旨
看護職員需給推計は、今後の看護職員の計画的な育成・確保を図るための基礎資料として、国において、概ね5年ごとに都道府県からの報告を基に取りまとめられており、今回の需給推計は、令和7年(2025年)における看護職員の需給推計を行ったもの。
2 推計の方法等
(1)推計の方法
地域医療構想との整合性の確保や地域間偏在等の是正などの観点を踏まえ、国が作成した医療機能ごとの病床数や新規就業者数などの要素を盛り込んだ推計ツールにより推計した。
(2)需給推計の考え方
・需要については、令和7年(2025年)における地域医療構想の病床数の必要量及び介護保険事業計画のサービス見込み量等から推計
・供給については、平成28年(2016年)の就業者数や離職率等のデータから推計
3 推計の結果
県内の看護職員の需給推計の結果、地域包括ケアシステムの構築、医療的ケア児や看取りなど、新たな課題への対応が見込まれる令和7年(2025年)には、29,763人が必要となり、869人の不足が見込まれる。
平成28年 (2016年) |
平成30年 (2018年) |
令和7年 (2025年) |
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需要数 | - | - | 29,763人 |
供給数 | 28,882人 | 29,590人 | 28,894人 |
差引計 | - | - | 869人 |
※平成28年及び平成30年の供給数は「衛生行政報告例」による従事者数。
4 今後の対応
今回の需給推計結果を踏まえ、看護の魅力等の情報発信をはじめ、離職防止のための職場定着対策や再就業の促進、地域偏在への対応、養成力の強化など、総合的な看護職員の育成・確保対策に取り組む。